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マイクロフォーサーズ大口径標準単焦点レンズを選んでみる【2022年5月更新】

キャッチ画像

【2022年5月19日更新】

大口径標準単焦点レンズといえばやはり50mm(35mm換算)ではないでしょうか。

人間の視界に近いとされるこの画角ですが、フルサイズでも50mmというのは最もポピュラーかつ安価で描写の良いレンズが多く揃っているカテゴリーとなります。

「撒き餌レンズ」この呼び名を聞いたことのある方も多いと思います。

この撒き餌レンズが安価だからと手を出してしまったのをきっかけに、次から次へとどんどん高価なレンズを買うようになってしまう。そんな恐ろしいレンズの代表的な焦点距離がまさにこの50mmです。


筆者もご多分に漏れず、キヤノンのEF50mm F1.8 IIをきっかけにしてこの沼へ沈むこととなってしまいました。そうあのレンズさえなければこんなことにはなっていなかった…


50mm(35mm換算)クラス

そんな50mm(35mm換算)ですが、マイクロフォーサーズにおいては25mmの実焦点距離で同じ画角となります。

自分の足を使い被写体との距離をコントロールすることで、広角っぽくも望遠っぽくも感じさせるように撮影することができ、ズームができないことがむしろ楽しいと感じさせてくれる画角です。


オートフォーカスレンズ

LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH. H-H025

外観
via: panasonic.jp

  • 参考価格 約2万5,000円
  • フィルター径 46mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.25m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 125g
  • 光学手ブレ補正 なし

マイクロフォーサーズにおいて代表的な「撒き餌レンズ」といえばこのレンズは外せません。

実売2万円ちょいで買えてしまうこのレンズですが、こと描写においては10万円超のレンズもカモってしまうほどの実力を備えています。


花

Panasonic DMC-GX7MK2 F1.7 1/1000 ISO200


短期間でしたが筆者も以前所有していまして、後に紹介するM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROとの比較もしました。

もちろん全く同等とは言いませんが(言いたくない💦)10万円近い価格差があるレンズとは到底思えないほど良い描写を見せてくれました。

外装の質感こそチープではありますが、軽量を生かし常に持ち歩ける単焦点レンズとしてカバンのボケットに忍ばせておくのにもちょうど良いです。


紫陽花

Panasonic DMC-GX7MK2 F1.7 1/2000 ISO200


解像感やボケの滑らかもさることながら、色のりもパナソニックのレンズらしくこってり目なので、こちらのレンズの方が(M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROよりも)良いという声も多く聞かれてちょっと悔しかったです(笑)

詳しい比較はこちらの記事を読んでいただければと思います。

マイクロフォーサーズ25mm単焦点レンズ対決(LUMIX G 25mm/F1.7 vs 25mm F1.2 PRO) - toshiboo's camera


パナソニックのいくつかの機種でキットレンズとしてもパッケージされています。

まさに最初の一本としてふさわしい単焦点レンズだと思います。

なんと中古だと1万3,000円程度からありますよ。


M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

外観
via: olympus-imaging.jp

  • 参考価格 約3万1,000円
  • フィルター径 46mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.25m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 137g
  • 光学手ブレ補正 なし

こちらはオリンパス版の撒き餌レンズとなります。

先ほどのLUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.に比べ若干コンパクトになりますが、重量は12gほど重くなり、よりぎっしりと詰まった質量を感じます。

見た目や手に持った時の高級感はこちらの方が一枚上手です。

このM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8も非常に定評のあるレンズです。

筆者は所有したことがないので作例を見ての感想にとどまり申し訳ございませんが、基本的には非常に安定した描写だと感じました。周辺まで良く写っています。

建物などの被写体でわずかに樽型の歪曲が出ている作例も見受けられましたが、この価格帯では優秀な方だと思います。

いろいろ見た中で、色味はオリンパスらしくやはりあっさり目かなという印象です。ただこればかりは見た作例がどんな設定やレタッチで出力されているかわからないので全体的に通しての印象です。

スペック的にほぼLUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.と同等なのでどちらを選ぶか悩ましいところです。

価格や色のりでパナソニックを選んでも良いでしょうし、レンズとしての質感やコンパクトさでこちらのオリンパスを選ぶのも、ボディと同じメーカーで揃えても良いでしょう。

この価格でこれほどコンパクトなのにそつなく写りが良いというのはマイクロフォーサーズならではですね。

中古なら2万2,000円程度からあります。


LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025

外観
via: panasonic.jp

  • 参考価格 約5万4,000円(II型)
  • フィルター径 46mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.3m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 200g
  • 光学手ブレ補正 なし

いわゆる「パナライカ」と呼ばれる、パナソニックが設計製造するライカブランドのレンズとなります。といえども、 厳しいライカ基準の品質検査をクリアしています。

筆者もLEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S. H-NS043をきっかけに「パナライカ 」の単焦点レンズにはとても魅了されてしまっていて、この記事を書きながらこのレンズも買っちゃうんだろうなぁと自らフラグを立ててしまっています💦(追記:買いました)

パナライカ 単焦点で筆者が感じている魅力的な部分のイメージとしては、解像感もさることながら色の濃さや逆光での光の写り方や良い具合に隙のある部分に、なんとも数値や文章にし難いところの雰囲気や色気を感じてしまいます。

その筆者の感じる雰囲気や色気がこのLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. に完全に当てはまるかどうかはまだわかりませんが、中古で2万7,000円程度から入手可能なことを考えればトライしてみたい気持ちを無理に抑える必要もなさそうです。

多くの作例を拝見する限り、まさにパナライカの濃厚で綿密な描写を感じるものも多々あるので期待してしまいます。


II型が発売されました!

2019年10月 後継機となる LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 II ASPH. H-XA025が発売されました。

防滴防塵構造となりAF駆動が240fpsと高速になっております。


次に紹介するM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO と比較してみました!


M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

外観
via: olympus-imaging.jp

  • 参考価格 約13万7,000円
  • フィルター径 62mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.3m
  • 絞り羽枚数 9枚
  • 重さ 410g
  • 光学手ブレ補正 なし
  • 防塵防滴

突然価格帯が上がってしまいますが、オリンパスの最高峰PROレンズシリーズとなります。

先ほどのLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. を含めて比較し散々悩んで、こちらを購入しました。なぜこちらにしたかというと大した理由はなく、当時使用していたボディがOM-D E-M1 markIIであったことと、悩んだら高い方を買っておけという座右の銘によるものです。


クラゲ

Panasonic DC-G9 F1.2 1/60 ISO800


流石に高いだけあって全く文句のないレンズでございます。

特筆すべき点はやはりボケの柔らかさ。

25mmのレンズでこれほど柔らかくて大きなボケを表現できるのは他にはないかもしれません。


花

Olympus E-M1MarkII F1.2 1/2000 ISO200


そしてボケを柔らかくするために天秤となるピント面の描写が甘くなるかといえば全くそんなことがないのがすごいところです。

比較的あっさりめな色のりでスッキリとした描写です。この点に関してはパナライカと対極な印象ですが、より被写体を選ばず、素材としても非常に扱いやすいです。


逆光

Panasonic DC-G9 F16 1/50 ISO200


光条(光芒)もとても綺麗に出ます。これほど意地悪に撮ってもフレアはほとんどなくゴーストは最小限に収まります。
オリンパスのレンズって光条が綺麗に出るものが多いですよね。


オリンパスのPROシリーズは外装の手触りや質感が抜群に良く、所有欲を満たしてくれ、使用する満足感も極めて高いです。

フォーカスリングはクラッチ機構にてMFに簡単に素早く切り替えられ、パナソニックのボディでも動作しとても重宝しています。

中古だと8万7,000円程度から。筆者も中古で購入しましたが10万円超えてたような…(くやしいw)



マニュアルフォーカスレンズ


7artisans 25mm F1.8

外観
via: stkb.jp

  • 参考価格 9,900円
  • フィルター径 46mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.18m
  • 絞り羽枚数 12枚
  • 重さ 143g

中国深圳の光学メーカー七工匠(しちこうしょう)のレンズです。

各APS-C機のマウントとマイクロフォーサーズマウントのものが用意されています。

何と言ってもこの破格の安さでも注目してしまいますが、最短撮影距離18cmという近接性能の高さも見逃せません。


APS-C機となりますが、いつも拝見している"はらですぎ"さんのサイトに良い作例の記事を見つけました。

約1万円の激安レンズ「七工匠(7artisans)25mm F1.8」を購入しました - はらですぎ

確かに四隅の描写は極端に甘いですが、マイクロフォーサーズでしたら良い感じにクロップされることでしょう。

ちゃんと写っていませんが隅では丸ボケもレモン型にはなってそうです。高いレンズでも大口径開放ならこうなりますので問題ではありません。

ボケも少しだけざわついてる感じがします。歪みはわずかに樽型でしょうか。

が、逆に言うと気になる点はそれくらいで、しかも大きくひどいわけでもないです。それ以外では非常に端正な描写を見せてくれているように感じます。


価格と大きさと近接性能とを考えると是非とも手にしたいと思ってしまいました(笑)あと絞り羽12枚ってのも気になります。

絞りリングはクリックレス仕様となっています。

残念ながらOM-D E-M10 Mark IIIには装着不可との記載がありました。


SPEEDMASTER 25mm F0.95

外観
via: zyoptics.jp

  • 参考価格 約4万6,800円
  • フィルター径 43mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.25m
  • 絞り羽枚数 9枚
  • 重さ 230g

こちらは中国の中一光学製のレンズとなります。

マイクロフォーサーズ専用設計でクリックレスの絞りリングに金属外装という仕様になっています。

何と言ってもF0.95という明るさが特徴です。

あまり多くない作例の中、巨大防湿庫もといマップカメラの作例ではボケがめちゃくちゃうるさく写っていましたが、他にそこまでひどいのがなかったのでたまたまなのかどうなのかはわかりません。

やはり二線ボケというか輪郭の強調された玉ボケも見ましたのでそういう傾向が出やすいように思えます。

F0.95の明るいレンズがこの価格でと考えるとかなり魅力的です。

E-M5Mark1、E-PL6、E-PL5、E-PM2は装着不可とのこと。


PROMINAR 25mm F1.8 MFT

外観
via: shop-kowa-optical.com

  • 参考価格 約5万9,800円
  • フィルター径 55mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.25m
  • 絞り羽枚数 9枚
  • 重さ 400g

ブラック、シルバー、グリーンの3色がラインナップされています。

アルミ製の外装で、絞りリングはクリックと無音の切り替えが可能です。

個人的にはこのレンズも、検討したうちの一つでしたが、ルックスが好みでなかったのと明るさがもう一つ(インパクト的に)足りなかったので早くから選外になりました。

ただ、描写についてはむしろ評価(当時見ていた作例の中で)していて、今となれば無理をしないF1.8という明るさは描写性能の担保だったかもという気はします。

描写性能もさることながらフォーカスリングの動きなどレンズとしての質感もかなり定評があるので、気になるところです。


NOKTON 25mm F0.95 Type II

外観
via: amazon.co.jp

  • 参考価格 約8万3,600円
  • フィルター径 52mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.17m
  • 絞り羽枚数 10枚
  • 重さ 435g

最後に紹介するのはコシナのVoightLander NOKTON 25mm F0.95 Type IIです。

絞りリングがクリックレスに切り替え可能となってType IIになりましたが、静止画用途でしたら切り替えなしクリックありの Type I でもよいです。まだ価格コムで取り扱い店舗があり7万円以下で購入可能です。

このレンズがM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの購入時に一番最後まで悩んだ一本でした。

F0.95という絶対的な明るさと、ルックスや質感の良さに惹かれましたが、25mm F1.2 PROとそれぞれ絞り開放の作例を比較してもボケの量は同等に感じ、より滑らかなのが25mm F1.2 PROでした。

開放でのピント面もNOKTON 25mm F0.95の解像がイマイチで滲みも感じました。とはいえ少し描写を良くしようと半段でも絞るとなるとそのF0.95を選ぶ意味はないなと思い選外となりました。

ただこれも今思えば、その描写の柔らかさにこそこのレンズを選ぶ価値があったため今再び興味津々となっています(笑)


最短撮影距離が0.17mで、最大撮影倍率0.51倍(35mm換算)にもなりますのでハーフマクロとしても楽しめます。寄れるレンズが大好きなので大きなポイントです。


フォトグラファーの石田さんが25mm F1.2 PROとの詳しい比較記事を書かれています。とても参考になります。

オリンパス25mm F1.2 PROはノクトン25mmF0.95以上のボケ味 - マイクロフォーサーズの手引き



まとめ

初めての単焦点レンズということでしたら、最初に紹介したLUMIX G 25mm/F1.7 ASPH. H-H025、またはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を選べば間違い無いかと思います。ボディメーカーに合わせて選んでも良いでしょう。

特に筆者が実際に使ってとても良いと感じたLUMIX G 25mm/F1.7 ASPH. H-H025はオススメできます。


価格の安さと近接性能で7artisans 25mm F1.8がとても気になります。もちろんマニュアルフォーカスとなりますが撮影の楽しさを再認識できるレンズのような気がします。マニュアルフォーカスで寄れるなんて最高じゃないですか。欲しいなぁ(笑)


筆者の愛用レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROはもちろんオススメできるのですが、いかんせん価格が…💦

ただ、その価格に見合った描写と満足感が得られることは保証いたします。めっちゃ良いレンズですよ。


あと、パナライカ好きとしてはやっぱりLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025は気になりますね…。しかも安い…。 (追記:買いました)


で、だいたいこの手の記事を書いた後ってなんか買ってるんですよねw。今回はどれを買うことになるやら😅


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