超高画素機 SONY α7R V を発売日に購入しました。
その解像度たるや驚愕の6100万画素ということで、これはぜひLUMIX G9 PRO の8000万画素ハイレゾモードと比較しなければと思い実行してみました。
ハイレゾモード
ハイレゾモードは、LUMIX G9 PROに搭載されている機能です。 センサーを細かく移動させ8回撮影したものをカメラ内で自動合成し約8000万画素相当の画像を生成します。
LUMIXシリーズで言うと、GH6、LUMIXS1、S1R、S5などにも搭載されています。
比較してみた
というわけでいきなりの比較です。
LUMIX G9 PRO にはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO をつけF5.6に絞りました。
SONY α7R V には FE 24-70mm F2.8 GM IIを。F11まで絞りました。
絞り値はそれぞれ被写界深度を揃え、回折が起きない手前を選びました。
撮影したもの中央上部を、G9 PROハイレゾは172%拡大α7R Vは200%に拡大し大きさを揃えクロップしております。
左がLUMIX G9 PROハイレゾモード、右がSONY α7R Vです。
いかがでしょう。
SONY α7R Vはとてもシャープに解像しています。
LUMIX G9 PROハイレゾモードもかなり健闘していますが、リアル解像度であるSONY α7R Vには一歩及ばない感じです。
ジャギー?空気の揺らぎ?
ただα7R Vの方は拡大すると、直線部分がグニョグニョになっています。
これはジャギーでしょうか?。空気の揺らぎかとも思いましたが、やっぱりジャギー…?。
α7R Vの画像処理と、必要以上の拡大は相性が悪いのかも…。
5Kモニターの100%表示ではそこまで気になりませんが、FHDモニターの100%だと気になるレベルです。
ジャギーなのか…?
が、この件ははっきりしないので保留にしておきます。
同日のG9ノーマルショットでも見えなくて、α7R Vの他の写真では目立たないので謎です。
ピクセルシフトマルチ撮影
α7R Vの方にはさらにハイレゾモード同等な機能が備わっています。 多枚数撮影しパソコンで合成するピクセルシフトマルチ撮影です。
4枚合成と、16枚合成が選べます。
今回両方試しましたが16枚の方はかなりシビアで、4枚より甘い絵になってしまったので割愛します。
α7R Vノーマルショットと比較してみます。
左がノーマルショット、右がピクセルシフトマルチです。
4枚合成だと解像度こそ約6100万画素と同じなのですが、解像感は全く別物になります。
300%に拡大してクロップし並べています。
めちゃくちゃスッキリと解像しております。
前述した、ジャギー?陽炎?もなくなりました。
いやーこれはすごいですね。
パソコンで合成しないといけないので一手間かかってめんどくさいんですけど、 解像感を求められる風景を撮る際はこれで残しておこうと思いました。
まとめ
という感じで、LUMIX G9 PROの8000万画素ハイレゾモードとα7R Vノーマルショットとピクセルシフトマルチ撮影を比べてみました。
こうやって比較するとG9 PROのハイレゾがちょっと物足りなく感じますが、レンズ合わせると価格差60万円くらいになっちゃうのでそれを考えると超大健闘ではなかったかと思います。
α7R Vノーマルショットのジャギーなのか空気の揺らぎなのかわからないグニョグニョはちょっと気になるところです。何か判明したら追記したいと思います。
ピクセルシフトマルチ撮影は16枚合成がうまくいかなかったのは残念でしたが4枚でもその効果は素晴らしかったです。
ピクセルシフトマルチ撮影がハイレゾモードのようにカメラ内で完結してくれるともっと使いやすいのですが、ここまで画質向上があるならこれは使わない手はないなと思いました。
いやーG9のハイレゾも充分すごいんですけどね〜。一歩及ばずという結果でした。