この度友人のご厚意によりα7 IVを発売日より一週間近くもお借りすることができました!
いやー、めっちゃありがたくて、ほんと言葉にできないほど感謝ばかりでこざいます。
- スペック
- 外観
- グリップ感が秀悦!
- ダイヤルの固さは不満
- AF-ONは押しやすい
- シャッターフィールは好みじゃない
- 露出補正ダイヤルがカスタム可能に!
- メニュー
- 高感度性能をLUMIX S5と比較
- クリエイティブルック
- まとめ
「自分の物のように使い倒してください」と言うお言葉に甘えて使いまくりました。
確かに、ちょっと使っただけではわからないんですよねー。ものの良さって。
特にαというかSONYは筆者的に今まで抱いていた印象がイマイチで💦
おかげさまで、α7 IVがめちゃくちゃ欲しくなるほどにはなってしまいましたので、 その魅力をみなさまにお伝えできればと思います〜!
いやー返却するときの名残惜しいことといったらw
スペック
とりあえずα7 IVがどんなカメラなのか、簡単にスペックから。
- EVF 約368万ドット OLED
- バリアングル液晶モニター 約103万ドット 3.0型
- フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
- カメラ有効画素数 約3300万画素
- 像面位相差AF(759点)コントラストAF(425点)
- 拡張ISO感度50〜204800
- 5.5段 5軸ボディ内手ブレ補正
- 最大約10コマ/秒のAF/AE追随高速連写
- 画像処理エンジン BIONZ XR(α1、α7sIII にて採用)
- 10種類の新カラーサイエンス「クリエイテティブルック」
- デュアルカードスロット(UHS-II 、スロット1はCFexpress Type Aにも対応)
- 全画素読み出し4K 60p
- 4:2:2 10bit HLG対応
- より防塵・防滴に配慮した設計
- USB PD対応 高速充電・給電
- HDMI端子(タイプA)
ざっと気になることろを書き出してみましたが、まあ何ともソツのない高スペックではないでしょうか。欲しい性能が高い次元で全てある感じ。
さすが「次代の、新基準へ」なんてキャッチコピーつけてるだけはありますよね。
外観
外観はいつものα7 シリーズ。
かっこいいかどうかは皆様のお好みに任せるとして、買い替えても嫁バレの心配ないSONYの良心が詰まったデザインかと思います。
奥様方!ソニーの12/17発売30万円新型カメラと旧型カメラを見極めるポイントはこちらですよ! #α7IV pic.twitter.com/sl3XKCapQX
— toshiboo🌥️ペンタックス大好き (@toshiboo) 2021年12月7日
容赦無くバラしていきます笑
グリップ感が秀悦!
これまでα7 シリーズを触って第一印象で「このカメラ手になじまないなぁ」としか思わなかったのですが、このα7 IVは違いました。
箱から取り出して握った瞬間「おおっおお!」っなりましたね。
めちゃくちゃ握り心地が良いんです。
もうほんと手にしっくりくる!
これですよカメラに求めてたものは。
欲を言えば小指方向に高さがちょっと足りないんですが、これはコンパクトボディとの天秤ですんでしょうがないところです。
SmallRigの延長グリップ兼アルカスイスプレートを装着すれば改善されるでしょう。
まあ、大きいレンズでなければ、延長グリップはなくても全然いけます。
ダイヤルの固さは不満
グリップはとても良いのですが、前ダイヤルはとても回しづらかったです。
ちょうどグリップした中指の第二関節が前ダイヤルを邪魔しちゃうんですよね。
もうちょっとダイヤルが上向きだったりシャッターに近かったらよかったんですが。
筆者の手が大きいだけでしょうか🤔
しかも、ダイヤルが全般的に固い。
前ダイヤルもですが、後ろダイヤルも背面ダイヤルも固くてまわしづらいです。
不意に回って設定が変わらないようにとの配慮かもしれませんが。
筆者の場合は、逆に小気味よく設定が変えれなくて不満でした。
AF-ONは押しやすい
筆者は親指AFを使うのですが、AF-ONの位置と大きさはとてもよかったです。
AF-ONが小さかったり遠かったりするカメラが多い中、ちゃんと親指AFのことが考えられていて好印象でした。
ジョイスティックも大きくてよかったです。
シャッターフィールは好みじゃない
LUMIX G9 PROの超フェザータッチが大好き人間としては、とてもバネが強く重たく深いシャッターでした。
最初、シャッターが下りなくて初期不良かと思ったくらいです。大袈裟じゃなくてマジで。
慣れでカバーできるかと思い使っていましたが、一週間ではちょっと不満のままでした。
もうちょっと小気味よくシャッターが切れたらどんなに気持ちのいいことかと。
まあこれも好みなんでしょうけど、重すぎませんかね?
シャッター音も軽快さはなく、よく言えば趣のあるしっとりとした感じです。
シャッターフィールやダイヤル類にもう少し軽快さが欲しいなと思いますが、 これがαの味付けなのでしょう(でしょうか?)
露出補正ダイヤルがカスタム可能に!
露出補正ダイヤルなんていらなくない?と言い続けてはや幾年。
ようやくソニーには伝わりました!後はフジ…
いや、ほんと露出補正なんて前ダイヤルか後ろダイヤルでやればいいじゃないですか。
無駄に専用ダイヤルであった露出補正ダイヤルがカスタム割り当て可能になりました!
とりあえず、クリエイティブルックに割り当てて使ってみましたが、便利ですね。
ただ、後ろダイヤルと誤爆すること数十回(笑)
幸いロックボタンはついていますがロックすると使い勝手ては落ちてしまうし。
前、後ろ、背面、にプラスされた夢の広がる4ダイヤルでしたが、この一週間では有効活用を見出せませんでした。
きっといい使い道があるはずなんですが。
それを見つけた際には手放せないダイヤルになるでしょう(たぶん)
メニュー
やっと来ました!α7s III から採用された新UIメニュー
タブが縦並びになりました!
もう、これのおかげでソニーカメラのイライラポイントが8割りがた軽減されるといっても過言ではありません。
ちょっと見た目はダサいですし、半角カナもダサいですが、使いやすさは今までのソニーとは段違いです。
旧UIは何時間触っても、深いメニュー階層に進むのに右を押しちゃってたんですよね。ほんとこれがストレスマックスで。
よかったよかった。これでソニーのカメラをいつ買っても大丈夫です!
(ZV-E10は新UIメニュー登場後の発売だったんですが旧UIでした…)
高感度性能をLUMIX S5と比較
高感度テストを簡単に撮影してみました。
比較対象としてLUMIX S5でも同じ条件で撮影しました。
両方ともRAWで撮影したものをLightroomで無設定のまま書き出し、トリミングして並べています。
α7 IVの3300万画素に対してLUMIX S5は2400万画素と画素数が違うのに伴って被写体の大きさも違っています。
S5と比べ α7 IVは画素数が多く、1画素あたりの受光面積が小さくなり暗所耐性は不利です。
ただ、それを差し引いてもLUMIX S5の高感度性能の高さが伺えます。
デュアルネイティブISOの性能が効いてるのでしょうか。
LUMIX S5は2400万画素ながらバッキバキに解像してるんですがw すげー。
その分、カラーチャート印刷の網点でモアレが起きてます😅
追記:大きさを揃えて高感度比較
はてブで「大きさを揃えて比べないと…」とコメントをいただきましたので、α7 IVの画像を縮小し大きさを揃えて並べました。
やはり、高感度耐性ではLUMIX S5の方が1段分、もしくはそれ以上良好に見えます。
クリエイティブルック
これもα7s III から搭載された新カラーサイエンス、「クリエイティブルック」が採用されています。
全クリエイティブルックを並べてみました。
- ST=スタンダード
- PT=ポートレート
- NT=ナチュラル(ニュートラル?)
- VV=ヴィヴィッド
- VV2=ヴィヴィッド2
- FL=フィルムライク(ルック?)
- IN=??
- SH=???(シャイニー?)
- BW=ブラックアンドホワイト
- SE=セピア
INとSHが何の略かわかりませんが、大体このような名称由来ではないでしょうか。
意外とVV2が植物に対していい効果かなと思ったり、FLも大袈裟すぎないフィルムライクな感じがとても好印象です。
どれもいい感じですね。
まとめ
扱いやすいそこそこの高画素、コンパクトボディ、良好なグリップ感、バリアングル液晶、リアルタイム人・動物・鳥瞳AF、AF追従毎秒10コマ連写、デュアルカードスロットなどなど、ちょうどいい高スペックが詰め合わさった文句のない一台ではないでしょうか。
文句と言えば、シャッターフィールとダイヤルの固さ、半角カナくらいでしょうか。文句と言っても好みの問題の範疇ですね。
いやーほんと素晴らしい。
冒頭にも書きましたが、1週間使わせてもらって、めちゃくちゃ欲しくなりました。
だが時はすでに遅し!
どのショップもすでに売り切れです!
昨今の半導体不足でいつになったら再入荷するのかわからない感じではないでしょうか。
Nikon Z9 なんか再入荷は2022年の10月らしいですし…。
もう、欲しいと思ったら考えずにポチるしかないですね。
無いとなるとますます欲しくなりますよねー😂
ポッと在庫ありを見つけてしまったら勢いでポチってしまいそうですw
そうそう、一緒にお借りしたSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAもめちゃくちゃよかったです。雰囲気のある描写でしかもコンパクト… ああ欲しいよぉw