2022年11月25日の発売日にゲットしたα7R Vですが、早くも1週間が経ちました。 カスタマイズなども一通り終え、ようやく使い慣れ始めたところです。
言うまでもなくとてつもなく優秀なカメラですが、人はまず気になるポイントが目につくものです。
とりあえず今回はそんな気になるポイントを列挙していきたいと思います。
ちなみに筆者はLUMIX S1R や S5を使用していましたのでそれとの比較視点が多いかと思います。
- グリップよくない
- 前ダイヤル回しにくい
- モードダイヤル、回させる気なし
- ISOをダイヤルに割り当てると1段ずつ変更にできない
- メニューは使いやすくなったもののやや煩雑
- 液晶見やすくていいけど明るさオートにならない
- 被写体認識、オートにはできないのか
- 手ブレ補正は8段分もない
- 6100万画素はしんどい
- 連写中ブラックアウトフリーではない
- バッテリー持ちが悪い
- 高速電子シャッターがない
- まとめ
グリップよくない
最初握った時とても感触は良かったのですが、しばらく握っているとあまり良くないなと思うようになりました。
確か、ほぼ同じグリップ形状のα7 IVをお借りしたときは握り心地に大絶賛したのですが。
使う時間が長くなるにつれあまり手に合わないことがわかってきました。特に大きいレンズを付けると顕著に。
筆者の手が大きいこともありますが、右手中指の第二関節がグリップ上部の出っ張りに当たって痛くなってしまいます。
あとよく言われることですが、どうしても小指が余ってしまいます。
コンパクトボディだからしょうがないと思いがちですが、似たような大きさのLUMIX S5ではここまで大きく余らなかったのでグリップの形状に工夫が足りないなと言う感じはします。
当然、海外でも販売されているカメラですが、筆者よりも手の大きい外人さん山ほどいると思います。どうしてるんですかね?
小さなレンズだとそれほど気にならない小指あまりですが、大きいレンズをつけると不安定さは否めないので、SmallRigの延長グリップを購入しました。
これで小指あまりはだいぶ解消されました。
前ダイヤル回しにくい
これも手の大きさによるところですが、中指の第二関節が邪魔して、前ダイヤルがちょっと回しづらいです。
ダイヤルの位置や角度もあまり良くない感じです。
モードダイヤル、回させる気なし
モードダイヤルが、ロックボタン押しながら回す仕様になりました。
そもそも位置的に回しにくく大きさも小さいのに、さらに回しにくくなりました。
絶対、誤操作させないというソニーの強い意志を感じます。
グリップ握ったまま右手でのモード変更は不可能です。
せめてロックボタンはトグルにしてくれれば良かったのですが。
ISOをダイヤルに割り当てると1段ずつ変更にできない
カスタマイズが可能になった、元露出補正ダイヤルこと後Rダイヤルですが意外と割り当てるものが限られています。
個人的にはドライブモードとか割り当てたかったんですが。
とりあえずISO感度を割り当ててみました。
悪くないのですが、ダイヤルに割り当てた時は1段ずつ変更することができません。1/3段ずつなので目的のISO感度まではかなり回さないといけないことが多いです。
メニューは使いやすくなったもののやや煩雑
写真が歪んでてすみません。
改良されたメニューのおかげでかなり使いやすくなったものの、やっぱり煩雑さが拭えず、わかりにくい点が多々ありました。
こればかしは使い込んで、理解を深めるしかないですかね。
見た目的には半角カナが目障りです…。
液晶見やすくていいけど明るさオートにならない
iPhoneが映り込んでてすみません。
液晶はとても見やすく、屋外晴天モードも搭載され、その名の通り晴天でも良く見えます。
ただこの明るさ調節はオートではないので手動で変えてやる必要があります。
ずっと屋外晴天モードでもいい気もするのですが、バッテリー消費が気になりますしね。
被写体認識、オートにはできないのか
AIプロセッシングユニットを用いたとても素晴らしい被写体認識AFです。
ただ、目的の被写体に応じて切り替えてやる必要があります。
動物と鳥は同時に認識できるのですが、そのほか人物、飛行機、昆虫などは個別に設定が必要でちょっとめんどくさいです。
せめて人物は常に効いて欲しかったなぁ。
EOS R6mk2はオートで認識するらしいので羨ましいです。
手ブレ補正は8段分もない
手ブレ補正が8段分とのことでかなり期待していましたが、OMDSやLUMIXの手ブレ補正を知っているとかなり物足りなさを感じます。
確かによく効いてるとは思うんですけど、実際は言っても5段分程度かなといった感じです。
後日、しっかり検証してみたいと思います。
6100万画素はしんどい
買う前からわかっていたことなんですが、6100万画素はかなりデータサイズが大きいです。JPEGスタンダードで23MB、圧縮RAWで70MBくらい。
保存容量はHDDを買い足せばなんとかなるのですが、Lightroomでの表示が結構もたつきます。まだRAWは対応していないのでJPEGなのですが。
実際にRAW現像やるようになるとちょっとMacの買い替えも検討しないといけないかもしれませんね😅
連写中ブラックアウトフリーではない
とても素晴らしいAFの追従性なのですが、連写中EVFの表示はブラックアウトを挟みます。
しかも連写を10コマ/秒に設定すると、ライブビューですらなくなります。撮影結果がコマ送りになる感じ。
なので、飛行中の鳥などを撮る場合は追うのに難しさを感じました。
んー残念。
バッテリー持ちが悪い
ソニーのある世代からはとてもバッテリー持ちが良くなったと聞いていましたが、このα7R Vはとても悪い感じがします。
まだ1日フルで使ってはないので感覚的なものですが、LUMIX S1RやS5よりも悪く感じます。
ファインダーの表示も標準のままなのですが。
高速電子シャッターがない
電子シャッターは搭載されているものの、手動切り替えです。
しかも電子シャッターにしても1/16000秒や1/32000秒などの高速シャッターは切れません。
さほど難しいことではないと思うので搭載して欲しいのですが。
あとちなみに電子シャッター時のローリングシャッター現象は盛大に出ます。
まとめ
と言う感じで、まずは気になったポイントを書いてみました。
再び言っておきますけど、α7R Vはめちゃくちゃいいカメラですよ。
特にAFに関しては今まで使っていたLUMIX S1Rとは別次元と言っていいでしょう。
S1Rも十分実用性はあったんですけど、α7R Vが素晴らしすぎます。
それだけに気になる点が目につくと言うものです。
次回は、そのα7R Vの素晴らしいと思ったポイントをお伝えしようと思います。
ではまた。