【2022年4月15日更新】
LUMIX S5 の標準ズームレンズキットを買いました!
まあ、あれほど買う買う言ってたんで買わなきゃ詐欺ですよね(笑)
購入から3回ばかし使ってみて、やはりこれは最高のカメラだと確信してしまいましたのでレビューしたいと思います。
画質と使いやすさを含めた性能、サイズ、価格のバランスがみごとに高い次元でまとまっているハイコストパフォーマンスな1台です。
- 簡単にスペック
- 各レンズとのマッチング
- 予想以上のコンパクトボディ
- EVFはどうよ?
- 圧倒的な操作性
- 十分よく効く手ブレ補正
- SSWF非搭載の影響は見守り中
- もちろん動画もよし!
- フォトスタイル
- S5とG9とfp 遠景で比較
- LUMIX S5 作例
- Youtubeでもいろいろ検証してます!
簡単にスペック
まずは簡単にスペックから。
- 2,420万画素 ローパスレス
- 防塵対応 センサーシフト方式
- ファインダー 約236万ドット 有機EL 約0.74倍
- バリアングルモニター 3.0型 約184万ドット
- AFポイント 225点 瞳認識、頭部認識、動物認識
- 最大 ISO51200 、拡張ISO感度最高204800、デュアルネイティブISO
- 手ブレ補正 センサーのみ5.0段、レンズ+センサー 6.5段
- シャッター速度 60~1/8,000秒(メカ、電子 静止画時)フラッシュ同調1/250秒以下
- 連写 7コマ/秒(AFS)5コマ/秒(AFC)
- 4,6Kフォト、フォーカスセレクト、フォーカス合成、フォーカスプラケット、ライブビューコンポジット
- 9600万画素相当ハイレゾモード
- 被写界深度 常時プレビュー
- 最大20倍 MFアシスト
- USB充電、給電
- micro HDMI Type D、マイク端子
- ダブルカードスロット(スロット1:SDメモリーカードUHS-I/II、スロット2:SDメモリーカードUHS-I)
- バッテリー持ち 約470枚(EVF)、約1500枚(省電力ファインダー設定)、動画70分(モニター)
- 重さ 約714g(本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む)
- 防塵防滴
気になるところを抜粋してみました。
連写が少々物足りないくらいで、ミドル機としてはかなりの性能が揃っています。
各レンズとのマッチング
コンパクトなレンズはもちろん 少々大きなレンズでもいけちゃいます。
このLUMIX S PRO 50mm F1.4 (約955g)がギリいける感じです。 S1Rにつけた時よりバランスはイマイチですがトータルで軽いので、このコンビで使う機会が増えそうです。
あ、忘れてた。これもめっちゃ良い。
でもこいつはちょっと無理w(レンズのみ 1570g )
予想以上のコンパクトボディ
他のカメラとの比較
LUMIX G9よりも0.5回りくらい小さく、LUMIX S1(R)よりもふた回り、いや3回りくらい小さい。
もちろんfpの方が小さいですが、こちらはEVFもなければ手ブレ補正も、グリップすらありません。 でもめちゃくちゃいいんです。
コンパクトでもしっかりグリップ
コンパクトボディですがしっかりとしたグリップがついています。
手の大きな筆者だとレンズによっては小指あまりが少々気になりますが、普通の手の大きさなら問題ないかもしれません。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6装着時は気になりませんが、LUMIX S PRO 50mm F1.4あたりをつけると不安定な感じです。
SmallRigからグリップ部までカバーしたL字プレートが出ていますのでそれを導入するといいかもしれません。ええ、もちろん買いましたよ。品薄で全然届きませんが😂
EVFはどうよ?
確かにスペック上も236万ドットと、S1シリーズ(576万ドット)からダウングレードしてしまっています。
もちろんS1のようにリアルで繊細で感動すら覚えるような美しさほどではありませんが、実用性は十分で、使っていて不満を感じることはありません。S1を知らなければ普通に綺麗と思うでしょう。
LUMIX G9のEVFは368万ドットですが、それに比べても全く見劣りしていません。倍率こそ0.74倍とG9の0.83倍(相当)より小さいですが、歪みもなく良くできたファインダーだと思います。120fpsにも対応しています。
AFSでの連写中はブラックアウトしません(前画像が残って表示)
圧倒的な操作性
このブログでなんども言っていますが、パナソニックカメラの操作性は群を抜いてます。
筆者もいろいろなメーカーのカメラを使いましたが、一番カメラのことをわかっているんじゃないかという操作性がパナソニックにはあります。
例えば、似たような機能のボタンが同じような場所に集まりすぎていないとか、ボタンやレバーで切り替えてボタン機能を変えたり、複数の設定項目を前後のダイヤルで設定するとか混乱必至な操作が皆無です。そしてカスタマイズ性も高い。
AFモード切り替えレバーや、ドライブモードダイヤル、WB,ISO,AFエリアボタンなど主要な操作系が単機能で割り当てられているんで、とてもわかりやすいです。本当これ重要です。
4方向ですがジョイスティックも搭載されています。S1(R)で8方向になりましたが、意外と4方向の方が誤操作しにくいというかコントロールしやすい気もします。
加えて操作しやすい側面タブでわかりやすく整理されたメニューなど、初見でも迷うことがありません。
筆者が初めて手にしたパナソニック機GX7 markIIでその操作性に感動し、G9 PROを購入するに至ってしまいました。
十分よく効く手ブレ補正
センサー手ブレ補正の方も、S1の6.0段分から5.0段分にダウングレードしていますが、とてもよく効いていると感じます。
光学手ブレ補正搭載レンズとの組み合わせで最大6.5段分の補正も可能です。こちらはS1シリーズと同等になります。あら、すごい。
S1シリーズにも搭載されている手ブレ状態スコープがS5にも搭載されていまして、これがスペック以上の安定感を生み出していると感じます。
↓ 手ブレ状態スコープ(映像はS1Rのもの)
手ブレ状態スコープ、めっちゃ面白いのに実用的! #s1r pic.twitter.com/McczJLwqgM
— toshiboo🌥️ (@toshiboo) 2020年1月26日
手ブレの状態が可視化され、円の中から点をはみ出さないように意識させる仕組みです。ゲーム感覚に手ブレを抑えるとこができます。人間側の意識を補正するというとても面白い仕組みです。
露光中、映像はブラックアウトされ暗闇に手ブレ状態スコープが浮かび上がるような表示となるため、めっちゃ集中度が高まりますw。もちろんEVFでも表示されます。
SSWF非搭載の影響は見守り中
オリンパスのセンサーアンチダスト機構SSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)は残念ながらS5では搭載が見送られました。
センサーにゴミが乗りやすいとの噂の機種に搭載されているアンチダスト機構と同じくセンサーシフト式となっております。不安です。
今の所、割と頻繁にレンズ交換をしていますが、運が良いのかまだ見えるゴミは乗っておりません。
今後ゴミの乗り具合を見守りたいと思います。
もちろん動画もよし!
もちろん動画機としても非常に優秀です。
筆者は相変わらず動画についてあまり詳しくはないのですが、 4K/60p 4:2:0 10bit や4K/30p 4:2:2 10bit記録も可能です。
30分超えの撮影にも対応し、 14+ストップ V-Log撮影にも対応しています。
記録中の赤枠表示もできますので、筆者のようなおっちょこちょいでも撮影ミスが防げそうです。
— toshiboo🌥️ (@toshiboo) 2020年10月1日
ほんと動画に関しては疎すぎて申し訳ないのですが、動画機として至れり尽くせりの性能機能が揃っているのではないでしょうか。
詳しくはオフィシャルサイトで😂
クリエイティブな映像表現に応える先進の動画性能 | DC-S5 | Sシリーズ フルサイズ一眼カメラ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic
フォトスタイル
パナソニックお馴染みのフォトスタイルとなっていますがシネライクD,VはそれぞれD2,V2へと進化?しております。
困ったことに両シネライクで撮ったRAWはカメラ内現像でもシネライク以外のフォトスタイルに変更できません。
G9やS1Rでは問題なくできるのですが…どういう仕組みの変更でしょうか。
相変わらずナチュラル傾向でありながらも元気の良い発色を見せてくれるパナソニックのスタンダードフォトスタイルですが、そのほかのフォトスタイルとも一覧にしておきます。
このほか、動画用として2100ライク(HLG)、HLGフォト用としてスタンダード(HLG)モノクローム(HLG)も搭載されています。
S5とG9とfp 遠景で比較
LUMIX S5 と G9 PRO と SIGMA fpの 遠景スタンダード撮って出しです。
S5とfpにはLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6をつけて、G9にはLEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH. をつけて それぞれ広角端、F5.6にて手持ちで撮影しております。
LUMIX S5
LUMIX G9 PRO
SIGMA fp
レンズ性能を考えるとG9が圧倒的に良いかと思いましたが、そうでもありませんでした。
比べるとG9の解像度が少ないので、等倍で見ればその分の違いこそありますが、こういった条件だとマイクロフォーサーズでも遜色ありません。
S5とG9を比べると、同じ色の傾向ながらS5の方は全体的なコントラストがしっかり出ています。
fpの撮って出しはシャープがキツくモアレもいたるところで発生してしまってます。撮って出しで使うなら細かい設定をしたいところですね。
LUMIX S5 作例
最後に拙い作例を貼り付けて、お開きにしたいと思います。
Lightroomでは、まだRAWが対応していないので基本撮って出しです。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
LUMIX S PRO 50mm F1.4
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.
↑露出補正&トリミングしてます
↑トリミングしてます
Youtubeでもいろいろ検証してます!
Youtubeでは手ブレ補正や高感度テストなども行っておりますので是非ご覧いただければと思います。
静止画用としてBlogでも改めて記事にしたいと思います。
LUMIX S5 手ブレ補正テスト GoProHero9 や OM4、24-105mmF4、20-60mmと比較 #029
LUMIX S5 手ブレ補正、ISO感度ノイズ比較テスト #028
LUMIX S5 めっちゃ使いやすい!操作性レビュー#027