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カメラでハッピーライフ!

17年ものオールドデジカメ! SONY DSC-R1 を借りたのでレビュー

DSC-R1


友人より、SONY DSC-R1 をお借りしました。

SONYの最新機種…ではありません!2005年発売のコンパクトデジタルカメラとなります。全然コンパクトではありませんが、レンズ一体型カメラということでのコンデジです。

当時、筆者も欲しくて欲しくてたまらなかったカメラですが、17年の時を経てようやく触ることができました。

そうなんですよ、17年前のカメラですよ!。 すごいですよね。

憧れを抱いていたカメラをワクワクしながら使ってきましたのでレビューしたいと思います。


スペック

まずは簡単にスペックから。

  • センサー CMOS 21.5×14.4mm(APS-Cより一回り小さい)
  • 有効画素数 1,030万画素
  • レンズ バリオ・ゾナーT*(10群12枚〈非球面レンズ3枚、両面非球面レンズ1枚〉)
  • 焦点距離 14.3-71.5mm(24-120mm (35mm換算))
  • 開放F値 F2.8-4.8
  • 液晶モニター フリーアングル2.0型 13.4万ドット
  • EVF 23.5万ドットTFT
  • ISO感度 160〜3200
  • 連写 3コマ/秒
  • フラッシュ内蔵
  • メモリースティック、CFカード(同時記録不可)
  • RAW記録可能
  • 外寸 139.4×97.7×156.0(ワイド端時)mm
  • 重さ 約1,047g


センサーサイズでかいですね! 1インチくらいかと思っていたのですが、APS-Cに限りなく近いサイズでした。


幸いオフィシャルサイトの製品ページが残っていますので詳しくはこちらをどうぞ。

www.sony.jp


奇抜なスタイル

上から


なんと言っても、この見た目がすごいでしょ!

現代では考えられないようなスタイルですが、当時は各メーカー結構奇抜なものが多かったんですよね。


横から


そんな中でも、一際目立っていた SONY DSC-R1 でございます。

取って付けたようなグリップ、丸く可愛い背面、そして上面に設けられたフリーアングルモニターのインパクトは大きいです。


背面


端子類

端子


端子類はこんな感じ。

上から、ACC端子、USB(mini-B)、ビデオ出力、充電


カードスロット


記録メディアは、メモリースティックとCFカードのデュアルスロットなんですが、同時記録はできません。 スライドスイッチで切り替えて使う必要があります。


意外と使いやすい

正面


こんな奇抜な SONY DSC-R1 ですが、使ってみると意外と手に馴染みました。

結構使いやすい。

1kgを超える大柄なボディながら、、大きく張り出したグリップでしっかりと支えることができます。指のかかりもめちゃくちゃよいです。


横から


設定項目も少ないのでメニューでそんなに迷うことはありません。

初見でほぼほぼ使えてしまいました。

現代の感覚で言うとEVFはどうしようもないものですが、最低限構図の確認はできるかなと言う感じです。

そんなEVFよりも2インチフリーアングルモニターがとても良好でした。


上から


もちろん表示品質は当時なりのものですが、視界を妨げることない上部かつ光軸上に設けられていることでとても撮影が楽しかったです。

下を見ながらウエストレベルで撮影なんてこともできます。これがまた楽しかったです。

逆に下向きにはあまり角度がつかないので、手を伸ばして高い位置で…なんてことはやりにくかったです。


斜め前


欠点といえば、RAW記録の場合撮影テンポがまあまあ悪いです。

1枚ずつでも若干間が開きますが、2枚連続で撮ると6秒くらい書き込み待ちが発生します。


作例

画素数こそ1030万と少なく、ダイナミックレンジも狭いですが、描写はさすがカールツァイスレンズ!と思わせるものです。

発色も当時のソニーの味付けですかね。スタンダードでも元気が出るような色合いでなかなか良いです。

ボケも滑らかでトロッとしていて美しいです。

作例は全てスタンダードJPEG撮って出し。


鯉のぼりツツジツツジツツジツツジ夕景夕陽と船宍道湖うさぎ岸公園岸公園岸公園ツツジ中海逆光


まとめ

ほんと当時憧れのカメラだったのですが、2022年になって借り物とはいえ手にすることができるとは思いませんでした。

正直、時代を感じる塊です。17年前ですからね…。

でかいのはともかく、AFも遅かったり合わなかったりと撮影テンポはイマイチだし、EVFも最低限画質。EVFや液晶の画質は撮影テンションに大きく関わってきます。イマイチ自分の心がおどらなかった点があるとしたら撮影時の表示画質のせいでしょう。

もちろんここはオールドデジカメとして割り切りというか覚悟が必要な部分ではあります。


レンズ


しかしながら、カールツァイス バリオ・ゾナーT* 24-120mm F2.8-4.8(35mm換算)を持ち歩いていると思えば、時代の趣として広い心で楽しむことができました。ま、不便さを含めて楽しむのがオールドデジカメですよね。

レンズの他に良かった点としては、安定したグリップとフリーアングルモニター。特にフリーアングルモニターは画質こそイマイチながらとても楽しかったです。

あと1GBのメモリースティックをつけて貸してもらったのですが、RAWだと36枚しか撮れません。あっという間に撮れなくなったので壊したかと思ってめっちゃ焦りましたw

高画質で高操作性。贅沢なオールドデジカメとして、憧れの名機を手にしてみてはいかがでしょうか。

なんとメルカリで1万円前後です。バリオ・ゾナーT*が1万円。魅力的じゃないですか?