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カメラでハッピーライフ!

E-M1 markIIのカスタマイズはこうやってるよ!〜ボタン機能編

【この記事は消えてしまった旧ブログからの転載です】


カスタマイズできすぎ!

やたらとカスタマイズができすぎてしまい逆に悩んでしまって迷宮入りしてしまうOM-D E-M1 markIIですが、とりあえずなんとなくボタン配置の設定は固まってきましたので、ご参考になればと思い書いてみたいと思います。

スナップ撮影を中心として、なるべくシンプルに、マニュアルフォーカスレンズにも使いやすいよう考えてみました。



カスタマイズしたボタン配置画像(背面)

Iボタン配置


ファンクションレバーを置き換える

E-M1 markIIの操作体系で最もややこしいと思ったのがこのファンクションレバーです。このファンクションレバーの位置によっていろいろなボタンやダイヤルの機能が変わると言う超絶混乱必須なレバーです。


ボタン配置

Fnレバー設定

Fnレバー設定


自分はこのレバーを使いこなせる能力はないと購入直後に悟りましたので、早々にこのレバーを電源スイッチへと置き換えました。

もともとは、電源スイッチは左肩にあります。可もなく不可もなくという位置ですが、左手でしか触れないので、右手でグリップしているだけの状態では触れません。

設定してみると、右手でホールドし親指で即座にスイッチが入れられるので、とてもスナップ瞬発力の高い、なかなか良い置換だと思いました。


ボタン置き換え設定画面一覧

設定画面

設定画面


ISO感度、ホワイトバランスボタンを手元に

デフォルトだとISO感度の変更等はファンクションレバーによって切り替えたダイヤルを回すことによって設定を変えられるのですが、ファンクションレバーを電源スイッチにしてしまったのでどれかのボタンに設定する必要があります。

右肩のシャッターボタンの手前ベストな位置にあるこのFn2ボタンに設定してみました。

もともと割り当てられているのは、「撮影時にこんなことまで設定してしまえるのがすごい」と思ったトーンカーブのボタンです。専用ボタンまであるの?!とびっくりしてしまいました(^^;

これまた自分には120%使いこなせないだろうなぁと思いましたので、これをISO感度&ホワイトバランス変更ボタンに置き換えました。

E-M1 markIIを使うようになってから、ISO感度もマニュアルで撮影する機会が多くなりました。頻繁に使うのでアクセスしやすいベストな位置にISO感度変更ボタンが配置できました。


グリップ上部


OVFシミュレーションモードボタン

動画モードがあるので動画撮影開始ボタンはいらないよね。動画命でとっさのシーンを動画撮影するなら便利かもだけど。

今のところめったに動画を撮る機会もないのでこのRECボタンを置き換えてやります。

EVFの場合、逆光気味だとコントラストが強すぎて被写体の状態が全然見えなかったりするのでそういう場合に使うOVFシミュレーションモードのボタンをここに配置しました。

多少、右手人差し指が窮屈ですが、使う頻度は少ないのに、ボタンに設定してないと困る機能なのでちょうど良いでしょう。


左肩2つのボタンはデフォルトのまま

いわゆるドライブモードやフォーカスモードの切り替えボタンはデフォルトのまま使っています。

というか、そもそもここは変更できません。

ただメニューに表示するドライブやAFの種類とかは設定できるんですよね〜奥が深いというかキリがない(笑)

HDRや測光モードもここで変えられるのですが、それぞれ2つのボタンは、ドライブとHDR、AFと測光という組み合わせです。

個人的にはよく使うAFモードとドライブモードの切り替えを一緒のボタンにしてほしかったです。見ずに押すと、どっちがどっちだかわからなくなるので常に間違えます(^^;


ブラケットモード設定ボタン

スーパーコンパネとLVスーパーコンパネってほとんど全く同じですよね?!

この2つの使い分けが全くわからないので通常のスーパーコンパネを呼び出すLV(ライブビュー)切り替えボタンの設定をやめることにします。

左上ファインダー横にあるのがLV切り替えボタンなのですが、これに何を配置するのかとても悩んでおります。

現在のところたまーに使いたい時があるけどメニューの設定の奥深くに潜り込んでしまっていていざというとき見つからないブラケット撮影モードの切り替えに設定しました。


背面左上


普通押しでブラケットモードのオンオフ。長押しでブラケットモードの種類の選択ができます。

ブラケットモードがオンになっているとプロキャプチャーモードやハイレゾショットがグレーアウトして選択できなくなるので注意しましょう。

もちろん「ブラケットモードがONになっているから選択できません」などという親切な案内UIなどあるはずもないので、知らないと壊れたかと思います。(それ自分)

ただ、自分はあまりブラケット撮影をしないので、電子接点のないレンズ用にレンズ種類切り替えボタンに置き換えるかもしれません。

ただいまのとこ電子接点のないレンズは1本しか持ってないのでその必要がないですが(^^; またオールドレンズが増えたら変更します。


フォーカスホーム Fn1ボタンでピントを追い込む

右肩の超ベストな位置にあるこのボタンですが、結局今のところ、設定したAFモードとターゲット範囲を呼び出すフォーカスホームボタンにしています。

フォーカスホーム(この呼び方であってるんかな?)は何に設定しているかと言うとAF(オートフォーカス)レンズでMF(マニュアルフォーカス)撮影する際にS-AFからそのままピントリングを回してMFできるモードS-AF[MF]に設定しております。

所有レンズのいくつかは、フォーカスリングを手前に引いてMFにできるのですが、切り替えた時、フォーカスリングの位置に合わせて一気にフォーカスが動いてしまいます。AFレンズを使いMFでピントを詰めるような場合はAFで合わせておいて、いわゆるリアルタイムMFとして操作したいのでS-AF[MF]に設定しています。

ちなみに普段のフォーカスモードはC-AFのトラッキングモード[TR]中央一点に設定しております。

ピントを合わせた被写体を追従してピントを合わせ続けてくれる(はずの)モードです。

これで、慣れ親しんだ中央一点でフォーカスしてからフレームを動かす撮影スタイルでありながら、コサイン誤差(ピントを合わせた後レンズを左右上下に動かした際にピント面とレンズからの実距離の差で生じるピント距離のズレ)を吸収してくれると思って設定していますが、C-AF TR(トラッキング)自体のピント精度というかトラッキング精度が微妙な気もします(笑)っていうかフォーカスポイントが大きくてピンポイントにフォーカスポイントを持ってこれないんだよね(^^;


コサイン誤差

ちょっと話が逸れますが、以前コサイン誤差についてうまく説明できなかったので、絵を描きました。デザイナーですが絵は描けません(^^; 誰がなんと言おうと黒い異物はカメラです。

ようはピント面は平面だけど、フレーミングによる回転は円弧なので実際のピント面は奥になるということです。

被写体の距離が近いほど起きやすい現象です。


コサイン誤差


バウンディングボックスまでスクショ撮れてましたが気にしないでくださいw

それをC-AF[TR]なら、使い勝手そのままで解消できるはずなのですが、実際使ってみるとそんなシビアなピント合わせには向いていない感じです(笑)素直に先ほど設定したFn1ボタンを押してリアルタイムMFで追い込んだ方がいいです(^^;


カスタマイズしたボタン配置画像(前面)

前面


マニュアルフォーカス用ボタンをレンズ脇に

関係性の近いものを物理的にも近くに置くことによって操作が分かりやすくなります。多分。

レンズ脇上ボタンを拡大。下をピーキングに設定しました。

当初はフォーカスリングに連動して拡大表示とピーキングをオンにしていましたが(これはこれですごく便利なんだけど)、そうするとマニュアルフォーカスにした途端構図がわからなくなってしまったり、そもそも電子接点のないレンズだと機能しないのでやめました。


電子接点のないレンズだとピーキングボタン必須

もちろんピーキングが必要ならですが。

MF連動でピーキングが発動するよう(MFアシスト)に設定してますが、電子接点がないレンズだと発動しません。

メニューを見てもMFアシストにピーキングを割り当てる機能は見つけられますが、個別にピーギングを発動させる項目がないので、電子接点がないレンズでピーキングを使いたい場合ボタンに割り当てる必要があります。


スーパースポットAF

AFでも通常より細いかAFターゲット枠を使ってピントが合わせられるスーパースポットAFなる機能があります。

これも拡大表示をボタンに設定していないと発動できない機能です。

拡大までするならMFの方が早いので、今のとこほとんど使ったことはありませんが(^^;


デジタルテレコンボタン

レンズについているファンクションボタン(L-Fn)をデジタルテレコンのボタンにしました。

ただこれは、レンズによってはボタンがあったりなかったりしますし、以前不意にオンになっていたこともあって失敗したのでこのボタンはやめるかもしれません。

デジタルテレコン自体滅多に使わないのですが、ここに配置すべきベストな機能が思いつきません。全てのレンズにこのボタンがあるわけじゃないので、良い場所にあるにもかかわらず、重要な機能を割り当てられないのが残念です。

何か、良い案がありましたら教えてください(^^;


親指AF

親指AF


あと、ボタン機能設定メニューとはちょっと離れたところにあるのですがAEL/AFLボタンの機能設定でこのボタンをオートフォーカス開始に設定しております。


設定

設定


慣れ親しんでるってこともありますけど、シャッター押すたびにAFが始まって厄介ですから(^^;

ただ、ここにAFを持ってきも、メニューを選択する際のシャッター半押しOK機能は働きませんので、それはやはりシャッター半押しする必要があります(^^;


親指AFが機能しない?!

設定注意


自分が、一番最初にはまったのがこれ。

ボタン機能設定でAEL/AFLボタンをAFに変更できるかと思ったので(思うよね?!)いろいろいじりました。その挙句結局わからなくて、設定を変えたまま、AEL/AFLモード切り替えの項目を見つけました!。 やったー!!と思って設定してみたけれど、なぜかAFはうんともすんとも動きませんで困り果てました。

これマジで一週間くらい悩みました。

冷静に考えれば実質AEL/AFLボタンがこの世から無くなってるのに、そのボタンの設定してもどうしようもないのですよね。

しかし、「AEL/AFLボタンに他の機能が割り当てられています」などと親切な表示をしてくれてもいいとは思うのですがオリンパスにそこまで求めるのは酷なのでしょうか。

本当、こういう感じの理由がわからないけど選べないとか、設定ができないとか、いつの間にか設定が変わってるってことが非常によくあります。

設定項目が複雑でカスタマイズの自由度が高いが故の弊害でもありますが、だったらちゃんとUIでヘルプしてよと思うのですが、オリンパス…(略


ダイヤルの回転方向

回転方向


EVFになって露出もシミュレーション表示してくれて、とっさの失敗写真は格段と減りました。今までどんだけ下手くそだったんだよって話ですが(^^;

そうすると、Mモードで撮っていても絞りやシャッタースピードを変えるとEVFの明るさも当然変化するのです。

通常、露出補正ダイヤルなら右に動かすと明るくなるという感覚なのですが、絞りやシャッタースピードダイヤルだと逆に暗くなってしまうので、何か感覚と画面の変化の不一致が起きてしまうのです。いや、当然右に回して絞れば暗くなるので暗くなって大正解なのですが、露出補正(メーター)との整合性がとれないというか。なんか混乱してしまうのです(^^;

ということもあり、露出補正の方向に合わせて、絞りもシャッタースピードも右に回せば明るくなるという概念をもとに変更しました。

絞りを開くんじゃなくて明るくする、シャッタスピードを遅くするんじゃなくて明るくする、という言葉に置き換えると割としっくりきます。

ただ、やっぱり絞るという感覚から言うと右に(閉める方向)に回すと絞られるのが当然だと思うので、やはりこれはこれで時々間違えてしまうのですが、当分はこのダイヤル方向で行ってみたいと思います。


設定

設定


ただ、もう一つの愛機 RICOH GR はダイヤルの回転方向を変えられないんですよね…(GR digitalの頃は変えられたと思うんだけどなぁ)


カスタマイズは永遠に続く

本当、E-M1 markIIのカスタマイズは非常に項目が多く複雑です。

ボタン割り当てだけでこれですからね(^^;

本当はもっと各機能項目やパラメータなども、自分の設定をまとめたいのですが、ちょっとキリがなさすぎて、どう書いていいか悩んでいるところです。

その上、カスタムモードも3つセットできるんですよね

いずれざっと一覧表にでもして公開したいと思います(^^;

自分はこうやってますよ的な情報がありましたら是非TwitterやFacebookで教えてくださいね。まだまだ悩んでおりますので(^^;