君は知ってるかい?マイクロフォーサーズの向こう側を!
先日焦点工房より発売された秘密兵器を購入しました。
ソニーEマウントボディにマイクロフォーサーズMFレンズを取り付けられるマウントアダプター、SHOTEN m43-SEです!
そう、マイクロフォーサーズのイメージサークルの外側が見れちゃうのです!
製品外観
マイクロフォーサーズのフランジバック20mmに対しソニーEマウントは18mm。 その差たった2mmしかありません。
その2mmの差を調整するためのマウントアダプターですから、超極薄となっております。
取り付けは必ずレンズから先に行う必要があります。
筆者は最初ボディへ取り付けようとしてうまくいきませんでした。
実際やってみるとわかるのですが、薄すぎて最後まで回せません。
しかもちょっと指が滑ればセンサー直撃しそうです。怖い。
レンズから先に取り付けるのは簡単にできました。
レンズリリースは横に飛び出た丸いポッチを引っ張っります。
ポッチをボディ側へ引っ張ることになるので、レンズだけ先に取り外すこともできません。
最初はちょっと気付きにくいですが側面に取り付け指標があります。
使ったレンズはSuperNokton。ボディはZV-E10。
筆者が持っているマイクロフォーサーズMFレンズ、Voigtlander SUPER NOKTON 29mm F0.8を SONY ZV-E10に取り付けました。
F0.8という前代未聞の超大口径レンズをソニーEマウントで使うことができるのです。
めっちゃワクワクしてきました!
まるでマウントアダプターなどかましてないかのような一体感です。
意外とマッチしていてなかなかカッコいいですよね!
ただし実際グリップしてみると、右手中指の第一関節がレンズとがっつり干渉します。長時間グリップすると痛くなります。
MFが使えるAFレンズはダメなん?
マイクロフォーサーズのAFレンズは全て電子制御のフォーカスとなっておりますので、取り付けはできてもピント合わせが全くできません。これ使えたらめっちゃよかったんですけどね😅
周辺減光
移ろいゆく周辺減光をご覧ください。
当然イメージサークルはマイクロフォーサーズの方が小さいので周辺減光というかケラれが発生します。
開放F0.8では大きく減光しています。
絞っていっても減光がなくなることはありません。
減光の滑らかさから言って、やはり開放〜F1.4くらいで使いたいところです。
ちなみに動画だとほとんど気になりません。 (後日、参考動画をUP予定)
作例
こちらがマイクロフォーサーズの向こう側です。
全て開放F0.8、JPEG撮って出しです。
まとめ
マイクロフォーサーズの向こう側はいかがでしたでしょうか。
空などのっぺりしたものを周辺に入れてしまうとケラれとして悪目立ちしてしまうので、どちらかというとごちゃっとしたものを撮った方が周辺減光を雰囲気として活かしやすいです。
強烈な被写界深度の浅さと周辺減光で、被写体を浮かび上がらせる効果は抜群です。
筆者はマイクロフォーサーズ専用のMFレンズをこれしか持っていないので、ちょっと他のMFレンズも欲しくなってしまいました。
マイクロフォーサーズのMFレンズとソニーEマウントボディを両方持ち合わせている奇特な方は少ないかと思いますが、もし両方持っているなら楽しみが増えるアイテムかと思います!