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マイクロフォーサーズ超広角レンズおすすめカタログ【2022年2月】風景・星

キャッチ画像

【2022年2月7日更新】

マイクロフォーサーズの風景・星景向き超広角レンズのラインナップになります。

広大な風景や星空を撮影したくなった筆者自身がレンズを探すために調べた内容ですが、参考にしていただければ幸いです。

で、いつものことながらちょっと調べてるうちにレンズ欲がどんどん高まっちゃってダメですね。

筆者一人ではもったいないので、皆さんにもレンズ欲をおすそ分けしたいと思います😉

いや、すでに良いレンズ持ってるんですけどね。新しいレンズの方がモチベーションが上がるじゃないですか😅


対象者別オススメの一本

検索で来られる方も多いので、冒頭に筆者が選ぶオススメレンズを追記しておきます。


初心者にオススメの一本

外観
via: panasonic.jp

LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH. H-F007014をオススメしたいと思います。

初心者向けということで価格的にM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6との2択になると思いますが、35mm換算14mmとより超広角が楽しめるLUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH. H-F007014がオススメです。この画角差は体験が全く異なります。

注意点としては、前玉(レンズの前側)が飛び出した出目金レンズなので保護フィルターを始めとした各種円形(丸型)フィルターが付けられません。多少取り扱いが慎重になるかと思いますが、そもそもどのレンズでも慎重に扱った方が良いです。

↓ 記事内該当項目にジャンプします
LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH. H-F007014


中級者(上級者)にオススメの2本

外観
via: olympus-imaging.jp

非常に悩ましいところですが星も撮るならよりコマ収差の少ない

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO ← 記事内該当項目にジャンプします

が良いと思います。

筆者自身も愛用していますが、風景も星も文句ない断然オススメのレンズです。こちらも出目金です。


外観
via: sightron.co.jp

よりコストを抑えるならMF単焦点の

LAOWA 7.5mm F2 MFT & Auto Aperture ← 記事内該当項目にジャンプします

が、コンパクトでフィルターも使えるのに描写も良いのでオススメです。

(2021年8月、電子接点を搭載した新型が登場しました。)

結局広角端しか使わないし(笑)広角ならMFで十分ですので良い選択肢だと思います。ただし開放からF4.0まで周辺減光は大きめです。


以上、筆者が選ぶオススメレンズでしたが、以下にラインナップを掲載しておりますので参考にしていただければ幸いです!

魅惑のレンズがたくさんあります(笑)


ズームレンズ(AFレンズ)

超広角ズームレンズではオリンパスまたはパナソニック製のオートフォーカスレンズになります。


M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

外観
via: olympus-imaging.jp

  • 参考価格 約5万5,000円
  • フィルター径 52mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.25m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 155g

まずは、超広角ズームレンズのエントリー(入門用)クラスです。

中古だと4万円程度とかなりお手頃な価格です。

35mm換算で18mm-36mmと実用的な画角なのが良いですが、欲を言えば開放F値が暗いので夜景や星を撮るにはもう一つ明るさが欲しいとこでしょう。

155gとめっちゃコンパクトなので、常にカバンに入れとくという手もあるかも。

18mm(35mm換算)くらいになるとかなり見える世界が変わってくるので、初めての超広角レンズなら絶対楽しいと思います。


LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH. H-F007014

外観
via: panasonic.jp

  • 参考価格 約7万4,000円
  • フィルター ×
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.25m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 約300g

この価格で広角端が14mm(35mm換算)の超々広角なのが良いですね。

マイクロフォーサーズは1mmの違いで2mmも変わるので、特に超広角でのレンズ実焦点距離1mmの差は大きいです。

ちなみに中古だと5万5,000円程度からあります。いいんじゃないでしょうか。

先ほどのM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6は広角端が、18mm(35mm換算)なので、こちらの14mmと比較すると全く画角が違います。 この差は大きいです。

ただ出目金レンズですので、丸型フィルターがつけられないです。


これがあれば105mm(!)のフィルターが使えます。


M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

外観
via: olympus-imaging.jp

  • 参考価格 約13万円
  • フィルター ×
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.2m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 534g
  • 防塵防滴

筆者が現在メインで使用している風景用の超広角レンズはこれです。

控えめに言ってめちゃくちゃ良いです。

強いていえば出目金なのでフィルターが使えなくて、ゴーストが出やすいことくらいでしょうか。

開放からバッキバキにシャープです。納得のお値段です。中古でも10万円くらいします。

え?!なら新しいレンズなんかいらないじゃん? ま、そうなんですけどロマンですよ😅


レビュー記事書いてます ↓

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO 超広角なのに開放からキレっキレなレンズ【2020年8月更新】 - toshiboo's camera


YouTubeでもレビューしました!


#003 マイクロフォーサーズ神レンズvol.2 M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO



これを使うとやはり105mm円形フィルターが付けられます。(2020年8月現在どちらも品切れのようですがリンクほどは残しておきます。)


角型150mmのホルダーもいくつか出ています。欲しいなぁ。

↑ 高ぇ😇


LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH. H-E08018

外観
via: panasonic.jp

  • 参考価格 約10万円
  • フィルター径 67mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.23m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 約315g
  • 防塵防滴

個人的に追加するならズームの本命はコレ。

単焦点パナライカの描写が気に入ってるんで、これも期待しちゃうんですよね。

フィルターが使えるのも良いです。72mmのフィルターは色々持ってるんでステップアップリングで使いまわせそうです。フードはつけられなくなるかな?

中古相場は9万円前後です。



と、ここまで書いてきて筆者には買わねばならぬ広角レンズがあったことを思い出しました(笑)

LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 は安いので買うしかないという話【マイクロフォーサーズ超広角大口径ズームレンズ】 - toshiboo's camera

絶対いい(はず)ですよね〜これ!

他のレンズ買ってる場合じゃありませんでした😅【追記:買いました ↓】


LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 H-X1025

冠雪大山と冬の大三角

  • 参考価格 約17万5,000円
  • フィルター径 77mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.28m
  • 絞り羽枚数 9枚
  • 重さ 約690g
  • 防塵防滴

開放からとてもシャープでコントラストの高い描写を見せてくれる、万能広角ズームです。F1.7の明るさで望遠側が25mmまであるので広角ズームとはいえボケも十二分に出すことができます。

あの神レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROよりも開放から周辺部までシャープな印象です。 詳しい比較はリンク先の記事をご覧いただければと思います。

www.toshiboo.com

唯一の欠点は開放付近でのコマ収差だけです。

めっちゃいいレンズです…。



【NEW】M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

via : olympus-imaging.jp
via : olympus-imaging.jp

  • 参考価格 約12万1,600円
  • フィルター径 72mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.23m
  • 絞り羽枚数 7枚(円形絞り)
  • 重さ 約411g
  • 防塵防滴

2021年6月に発売されたオリンパスの超広角ズームレンズです。 PROを冠したF4通しの小三元レンズとなります。 411gと7-14mmF2.8に比べ123gほど軽量になっております。


続けて単焦点レンズも探してみます。


単焦点レンズ(MFレンズ)

ズームレンズから一変して単焦点レンズは純正ではなくレンズメーカー製でマニュアルフォーカスレンズになります。

ま、風景撮るならオートフォーカス要らないですしね😉


【NEW】LAOWA 7.5mm F2 MFT & Auto Aperture

2021年 8月 電子接点を搭載しLAOWA 7.5mm F2 MFT Auto Aperture へと進化しました。

外観
via: sightron.co.jp

  • 参考価格 約6万円
  • フィルター径 46mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.12m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 170g
  • マニュアルフォーカス専用

巷の評判もすこぶる良く、ずっーと買おう買おうと思っていて、結局買ってないレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROは出目金なんで、星を撮るのに迷光が入りやすいんですよね。 あと、少しでも明るいレンズを使って高ISO感度を避けたいんです。

でも収差を防ぐために、ED 7-14mm F2.8 PROより半段でも多く絞っちゃえばあんまり利点はないんですよね。悩ましい。

というわけで購入までには至ってない一本でした。

ED 7-14mm F2.8 PROを持っていなかったら買っていたと思います。

作例を見るとF4までの周辺減光はそこそこ大きいです。サイズと画角と開放F値を考えるとしょうがないでしょう。 ただ、解像力や歪みの少なさはかなり良いと感じます。この価格とサイズなのに!?と思うくらい大変魅力的です。

これこそたった170gとコンパクトなんで、常にカバンに入れとくこともできますね。ED 7-14mm F2.8 PROは意外とかさばるんですよねー。使うかどうかわからないけど…って時に躊躇なく持ち出せるのはそれだけでメリットがあります。

↓ 新型 LAOWA 7.5mm F2 MFT Auto Aperture

↓ 旧型 LAOWA 7.5mm F2 MFT


LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D MFT

外観
via: sightron.co.jp

  • 参考価格 約6万2,000円
  • フィルター径 49mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.12m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 193g
  • マニュアルフォーカス専用

LAOWAのこんなレンズがあったんですね!

その名の通り歪みない"ゼロディストーション"が売りのようです。

そうなるとF2.8と無理していない点も好感が持てます。

9mmなんで若干広角域が物足りないですが、かなり使ってみたいレンズです。

もともとAPS-C用のレンズで富士フイルム XマウントやキヤノンEF-Mマウント、ソニーEマウントも販売されています。画角的にはAPS-Cで使ってみたいです。


KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT

外観
via: kowa-prominar.ne.jp

  • 参考価格 約6万8,000円
  • フィルター径 86mm(レンズフードに装着)
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.2m
  • 絞り羽枚数 9枚
  • 重さ 440g
  • マニュアルフォーカス専用

大変失礼ながら、コーワのことプロミナーのこと全く忘れていました😅

毎日QPコーワゴールドを飲んでいるので許してください。とてもよく効いて助かっています。


特徴的なフォルムがいいですね〜。

どんなレンズかと思って調べていたら、いつもよく見ているOKPさんのブログにこんな記事を見つけました。

MFの超広角単焦点レンズ「KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT」がやってきた! - I AM A DOG

見た目と違わぬ変態レンズのようで安心しました。

KOWA PROMINAR 8.5mmの微妙なフィルター事情いろいろ - I AM A DOG

フィルターもつけられるんですね。ふむふむ。


サムヤン 10mm F2.8 ED AS NCS CS

外観
via: kenko-tokina.co.jp

  • 参考価格 約4万3,000円
  • フィルター ×
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.24m
  • 絞り羽枚数 6枚
  • 重さ 620g
  • マニュアルフォーカス専用

これまた、完全ノーマークな一品です。

絞り羽が6枚!光条撮りたい!!!*1

丸ボケは円形になるんかな🤔

一応説明には「円形に近くなるように設計されております。」と書いてありました。表現が微妙ですが(笑)

もともとAPS-C用のレンズなんで周辺画質の劣化は少なくて済みそうです。

使ってみたいと思わせる特徴がありながら、ちょっとうっかりしてしまいそうな価格なんで次行きましょう。


Voigtlander Nokton 10.5mm f/0.95

外観
via: cosina.co.jp

  • 参考価格 約10万8,000円
  • フィルター径 72mm
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.17m
  • 絞り羽枚数 10枚
  • 重さ 585g
  • マニュアルフォーカス専用

しまった、これがあった。

F0.95、10枚絞り…ルックス超かっこいい…

やばい、欲しい。

やばいやばい。


安価な24mm(35mm換算)レンズ

最後に、12mmと標準ズーム広角端並みの画角ですが、めっちゃ安いレンズを2本みつけましたので紹介します。


7artisans 12mm F2.8

外観
via: stkb.co.jp

  • 参考価格 約2万6,000円
  • フィルター ×
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.2m
  • 絞り羽枚数 7枚
  • 重さ 290g
  • マニュアルフォーカス専用

7artisans。七工匠ですよね。

以前これの35mm F1.2 がめちゃくちゃ気になってポチる寸前まで気持ちは行ったのに、指を動かすのを忘れてました。

価格の割になんだかカッコ良さげ。

フィルター溝がないのが残念。

このレンズも、もともとAPS-C用に設計されていますのでマイクロフォーサーズでは周辺の画質劣化は少ないと思われます。

この12mmの単焦点でどこまで標準ズーム12-100mmF4 IS PROクラスに迫れるか分かりませんが、試しに買ってみちゃってもいいような値段です。困りますね。


Meike MK-12mm F2.8

  • 参考価格 約2万7,000円
  • フィルター径 72mm
  • 最小絞り F22
  • 最短撮影距離 0.2m
  • 絞り羽枚数 ?
  • 重さ 360g
  • マニュアルフォーカス専用

なんか変なもん見つけてしまいました😅

全く情報がなくて絞り羽枚数もわかりませんが、どうなんでしょう。

ま、特に特徴もないので人柱になってまで買わないですよね💦


まとめ

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROは大変素晴らしいレンズです。

これだけ良く写る14mm(35mm換算)レンズは、他のフォーマット合わせてもなかなかないんじゃないでしょうか。

ただ、価格が価格だけに気軽にオススメはできませんがオススメです😅



追記:価格と大きさを重視しなければLEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 か最良の選択となるかもしれません。20mm(35mm換算)ですので超広角というには少々物足りませんが、開放からの描写の良さと全域でF1.7が使えるメリットは計り知れません。

ただ、開放ではコマ収差が大きいので、星撮りなどでF1.7の明るさが使えないことだけが唯一残念なところです。



広角ズームレンズなんてどうせ広角端しか使わない(そんなことないけど)し、MFでなんの問題もないので単焦点にいってしまうのがいいと思います。

それを踏まえて考えると、やはり明るく画角も広く評判も良いLAOWA 7.5mm F2 MFTがかなり有力ですね。周辺減光は補正しましょう。コンパクトですし一本持ってても良いような気がしてきました。


M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROをすでに気に入って使ってる筆者的には、Voigtlander Nokton 10.5mm f/0.95がとても魅力的に感じています。

作例を見ると超広角とは思えない、ざわつきを全く感じないボケの滑らかさで、もう完全にやられてしまいました😅 F0.95は圧倒的ですね。そして10枚絞り羽とこのいかついルックス。

やばい…これでナイトスナップめっちゃ撮りたい…

決して開放からシャープなレンズではないので風景撮りのためならこれじゃなくても良いと思いますが、これじゃないと撮れない画が絶対あるでしょうね…欲しい🤤

LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 の購入が控えていなかったら、完全にイってました…

え、両方行けばいいじゃないかって?いやいや無理無理💦


スナップ向き軽量レンズの記事も書きました!

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*1:光条の本数は絞り羽の枚数が偶数なら同じ数ですが、奇数枚だと倍になります。偶数羽だとスッキリした光条になるのです。現在販売されているレンズは奇数羽が多くを占めています。