お前 = 自分です(^^;
もう2ヶ月以上、カメラもレンズも買っていないので、禁断症状が出始めています。(すでに末期)
そんな矢先、各社からフルサイズミラーレスが一挙に出てきて、物欲が過度に刺激され、たまらない感じになっております🤤
一応、パナソニックから発表されたマイクロフォーサーズ用大口径広角ズームレンズ LEICA DG Vario-Summilux 10-25mm F1.7(おそらくめっちゃ高い)を買うためにも貯金しなければいけないので、フルサイズミラーレス一眼をこのタイミングで買うことはないかと思いますが、念のためおさらいしておこうかと思います。
万が一うっかり手が滑って買ってしまってもすぐ売れば…😅
- Nikon Z 7 & Z 6
- Canon EOS R
- SONY α7R III & α7 III
- パナソニック LUMIX S1R & S1
- シグマ フルサイズFoveon
- で、結局どれ買うの?!(比較表)
※本文中の価格は2018年10月11日現在の価格コムを参考にしています
Nikon Z 7 & Z 6
発表時に書いた記事は、ちょっとネガティブ的な内容が多くなってしまってしまってたのですが、いま振り返って読み直しても「全くその通りだな」と思うので、あながち勢いだけで書いたわけではなかったようです。
ほんといいカメラだと思います。(いきなりフォロー)
充実の基本性能と操作性
センサーシフト式 約5段分の5軸手振れ補正は搭載されていますし、AE(自動露出)は追従しないとはいえAF追従秒間 Z 7が9コマ、Z 6で12コマ*1の連写が可能です。
EVFもかなり高品位で369万画素有機ELを搭載しています。0.8倍と大きくユーザーの評判もかなり良いです。
発売されたZ 7 の出回り始めた作例を見ても四隅までキッチリビシッと描写されており、さすがニコンという感じです。
背面のボタン群も、しっかりAFジョイスティックを備えつつ適度な間隔で多くのボタンが配置されており、各ダイヤルも省略されていないので、見ただけでも操作性に全く不安がありません。
今更、シングルスロットのことはとやかく言いませんが、その割りには価格が高いなぁという印象は、発表時の44万円から39万円程度まで落ち着いたとはいえまだまだ拭えていません。ま、このあと発表されたEOS Rも価格帯が違うとは言えシングルスロットだったんですけどね。
となると、画素数こそ2450万と少なくなるものの11月下旬に発売が予定されているZ 6が庶民にとっては現実的ではないでしょうか。*2
ものたりないレンズラインナップ
豊富なFマウントレンズがあるとはいえ、Zマウントのボディを買ってから新たに買うレンズでもないかなという気がします。
マウントアダプターは所詮マウントアダプターです。
すでに所有しているFマウントレンズを楽しむにはなかなか良いとは思いますが、どうせなら、マウントネイティブなレンズが使いたいじゃないですか。
しかし発売されているZマウントレンズは NIKKOR Z 24-70mm f/4 S と NIKKOR Z 35mm f/1.8 S の二本のみ。あと発表された残りの一本 NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの発売は12月中旬だそうです。
という感じで、魅力的なZマウントレンズの発売がまだまだ見えてこない段階では「待ち」かなと思います。
想定初期投資額
今の所、 Z 7 24-70 レンズキットが46万1,700円
Z 6 24-70 レンズキットが 31万3,470円(20181011現在)となっております。
レンズキットだと悪くない価格ですね〜🤔(すでに金銭感覚が麻痺)
Canon EOS R
いよいよ発売が10月25日に迫ったCanon EOS Rです。
3030万画素とEOS 5D mark IVクラスのセンサーを搭載しながら実売23万円程度に抑えてきた、キヤノンらしいマーケティングに長けたカメラだと思います。
センサーシフト式手ブレ補正が搭載されていないのは残念ですが、レンズ補正と電子補正?を合わせ約5段分の補正量を確保していますのでそれほど問題ないかなとも思います。
憎いレンズラインナップ
標準ズームはF4通しながら24-105mmと非常に便利な焦点域を持ったRF24-105mm F4 L IS USMが同時発売されます。F4なら105mmまで欲しいですよね。キヤノンはわかってます。
さらにRF50mm F1.2 L USMと言う王道大口径レンズもボディと同時発売されます。いきなりF1.2を出してくるところに本気具合を感じます。
そしてRF28-70mm F2 L USMと言うこれまたとんでもないレンズが12月下旬に発売されます。お値段も予約時点で37万円弱ととんでもないですがめっちゃロマンがあります。
このレンズがあるからRFマウントに…となりうるレンズになるような気がします。
同じく12月下旬に発売予定のRF35mm F1.8 MACRO IS STMは普及価格帯でありながら、スナップやテーブルフォトや動画にも便利そうなハーフマクロレンズとなっております。寄れる35mmなんてめっちゃ良いじゃないですか。なんかやっばりキヤノンは上手いですね、商品の出し方が(^^;
操作系はちょっと不安?
マルチファンクションバーという新しいインターフェースが搭載されたのですが、これの使い勝手が未知数です。
経験上タッチバッドのみでもAFポイントの移動は全然問題ないかと思いますが、ジョイスティックはあったに越したことはないとG9 PROで実感していますのでちょっと残念です。タッチバッドだとやはりどうしても親指を伸ばす距離が長くて。
ただレンズ側についたコントロールリングで実質3ダイヤルにできるのはとても使い勝手が良いんじゃないかな思います。これもG9 PROの3ダイヤルが非常に快適なので想像が容易いです。
バリアングルモニター
自分はなぜだか縦位置スナップを撮ることが多くて、バリアングル or 3軸チルトが必須となっております。
バリアングルモニター搭載は個人的な評価ポイントとして高いです。
バリアングルなら動画班もご満悦ですよね。 と言いたいところでしたが、4KUHD 30P記録はドットバイドット(1.7倍クロップ)なんですよね…残念です。
使いたくなるマウントアダプター
Nikon Zの項目では、所詮マウントアダプター的なことを書きましたが、キヤノンはむしろマウントアダプターを使いたくなるようなことを仕掛けてきました。
一般的な電子接点つきマウントアダプターに加えて、コントロールリング*3搭載のマウントアダプターとフィルターセット可能なドロップインフィルターマウントアダプターの3種類が出ます。*4
コントロールリングが使えEFレンズでもRFレンズと同じ操作性を保てるのもありがたいですが、ドロップインフィルターマウントって天才ですか。
ドロップインフィルターマウントは2019年の2月下旬発売予定と少し先の話ですが、これのおかげでEFマウントレンズを使う時はフィルターを揃える必要が最小限で済むんですよね。
まあ、ドロップインフィルターが結構高価そうなんですが😅*5
いきなりキャッシュバック(2018年12月25日まで)
そして何と言ってもこれですよ、いきなりの最大45,000円のキャッシュバック。
これのおかげでめっちゃ現実的な価格に舞い降りてくるんですよねー
想定初期投資額
EOS R ボディ 23万850円 + RF24-105mm F4L IS USM 13万5千円 ー キャッシバック2万円
合計 34万5,850円となりました。(20181011現在 )
あれ?レンズキットじゃないので思ったほど安くはないかな(^^;
ちなみにノーマルマウントアダプターは実売1万2千円程度で1万円のキャッシュバックですので完全に無料です。
SONY α7R III & α7 III
先を行くスペック
やはり、スペックと価格を考えるとソニー以外ありえないんじゃないかなと思えるくらいの差があります。
連写もAF/AE追従で秒間10コマ撮れますし、瞳AFでのAF-Cが可能です*6
まあ、5年近くも先行してフルサイズミラーレス機を発売してきた実績の差は、キヤノンニコンとはいえ、そう簡単には埋められなぁと思えるほどスペックに差があります。
ちょっとだけ不安なマウント径46mm
唯一不安な点といえば、マウント径がフルサイズにしては小さいことですかね。
ニコンZマウントが55mm、キヤノンRFマウントが54mmというサイズに対してソニーEマウントは46mm。
レンズの設計で具体的にどういうデメリットが起こるか説明できるほど理解できていませんが、シグマの山木社長も今までニコンのFマウントが小さくキヤノンのEFマウントの径だったらもっと(性能アップが)できたのにとおっしゃており、ミラーレスになってソニーのEマウントの径が小さいことも懸念されていました。*7
シグマはLマウントボディを出す予定ですので、今後のレンズ設計はLマウントの51mm径が基準になる可能性が高そうですよね。
いずれにせよそのために性能を抑えることも考えにくいので、Eマウント用レンズは別設計でってことになるのですかねー。
しかもキャッシュバック
ソニーもニコンを迎撃するかのようにキャッシュバックをやっています。
残念ながらα7 IIIは対象から外れていますが、α7R IIIは3万円のキャッシュバックとなっております。
想定初期投資額
α7R III 29万5千円 + FE 24-105mm F4 G OSS 14万5千円 - キャッシュバック3万円
合計 41万円
α7 III の場合は 22万 + FE 24-105mm F4 G OSS 14万5千円
合計 36万5千円
となります。
🤔
もしレンズをVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSSにするなら、これにも2万円のキャッシュバックがあり差し引き7万5千円程度となります。
それぞれのボディとセットのキャッシュバック込みでα7R IIIが34万円、α7 IIIが29万5千円となりかなりお手頃感が出てきますがいかがでしょう。
ただやはり解像度も歪みもボケも一歩劣る感じですので、高画素のα7R IIIには力不足なレンズかと思います。
再度言いますが、キャッシュバックは2018年11月11日までです。急ぎましょう!
パナソニック LUMIX S1R & S1
発表はされたものの、何せスペック情報に未発表部分が多すぎて現時点では購入の判断はつけようがありません😓
G9 PROでパナソニックLUMIXの操作性、機能性能の良さを体感し、パナソニックの開発陣がすごくカメラを好きなんだろうなと感じることができたこともあり、一番注目しています。
同じLマウントでシグマもボディを出すということは、Lマウントのシグマレンズもガンガン出てくるはずですし、何よりあのG9 PROの操作性でフルサイズミラーレス機を操作できるのかと思うとワクワクします。
マイクロフォーサーズで培ったミラーレスとしての基本性能や連写性能がどこまでフルサイズに持ってこれるかも注目したいです。
人体認識、瞳AF、超高速AF、プリ連写、6Kフォト、フォーカスセレクト、ハイレゾモード、強力な手振れ補正に、これまた強力なアンチダスト機構など、フルサイズでもそのまま実現して欲しいところです。実現してしまったら超絶スゴいんですが。
価格も全然わからないのですが、ソニーα 対抗価格として出てきてくれると買わざるをえないかもしれません。
今後のスペック発表と合わせてとてもワクワクしています。
シグマ フルサイズFoveon
そして同じくLマウントでのライカ、パナソニックとのアライアンスでボディのフルサイズカメラの開発を発表したシグマですが、当然 超高画質Foveonセンサーとなるわけで、あのFoveonがフルサイズで?!と考えるとワクワクを通り過ぎて恐ろしいです。
どんな形のボディで、一体いつ出るの?!バッテリー何本いるの?(笑)という感じですがこれも楽しみですね。
で、結局どれ買うの?!(比較表)
ざっくりと、気になる項目をチョイスして表にしてみました。
価格は2018年10月11日時点。ソニーキャッシュバックは2019年1月14日まで。キヤノンキャッシュバックは2018年12月25日まで。
EOS RのAFポイント数について*8
現時点では、キヤノン、ニコン、ソニーの三つ巴となりますが、どうでしょう。
正直なとこ、自分がEOS 6Dの時に使っていたレンズを少しでも残していたら EOS Rにしたでしょう。
今使っているD800Eにはシグマ24-105F4が付けっ放しなんですが、このF4通しなのにまあまあ重たいレンズをミラーレス機につけて使うかなぁという気もしますし、他の手持ちレンズもないので、少なくとも高価な Z 7 を自分が買うことはないかなと思います。
性能こそぶっちぎりながら、FE 24-105mm F4 G OSSとの組み合わせとなると思いの外安くはないα7R III。いや、十分安いのですが(笑)
α7 IIIもキャッシャバックがない分、この価格差ならα7R IIIがいいんじゃね?となってしまいます。
そこで輝いてくるのが Z 6 !
レンズキットの設定があり31万4千円と非常にリーズナブルに購入することができます。(やはり感覚おかしい)
AE追従しないことさえ我慢すればAF追従12コマ/秒となかなか速いですし、綺麗で大きななEVFと操作性の良いボタン類の配置は使っていて気持ちいいでしょう。
動画班には4K UHD 全画素読み出しが魅力的なんじゃ!?と思いましたがバリアングルじゃなくチルト液晶なんですよねー。
バリアングルの EOS Rはドットバイドットだし…。ま、自分はほとんど動画を撮らないんですが、バリアングルは欲しかったです。
どれも何かが足りない
どれも魅力的なんですが、自分にとってはどれも何かが足りない感じもします。
バリアングルならEOS Rですが連写遅いです。お得感は Z 6かなぁでもチルトだし瞳AFないし…。α7R IIIなら24-70mm F4だと役不足でしょうし、α7 IIIなら価格差が思ったほど開かないのでやっぱα7R IIIがいいなってなっちゃう。
スペックと価格考えるとやはりどう考えてもα7R IIIか…。
ま、無理して買うことないんですけどね(笑)
いくらになるのかわからないLUMIX Sシリーズの価格とスペック発表を待つとしますか!
貯金に回さなきゃ💦
っていうかフルサイズ要るんかな?(急に賢者)
まー、万が一うっかりポチるならこれですかね…
このレンズまだ品薄なんか…
やっばりEOS Rもいいなぁ(笑)
*1:14bitRAW時は秒8コマ/ 9コマ
*2:Z 7は4575万画素
*3:設定によりシャッタースピード、絞り、ISO感度、露出いずれかの操作が可能
*4:ドロップインフィルターマウントアダプターはC-PLフィルターのキットモデルと可変NDフィルターのキットモデルの2種類が出ます。付属するフィルターが違うだけでフィルター単体でも発売されます
*5:C-PLが3万円、可変NDが4万5千円?! いずれもメーカー希望価格
*6:EOS R瞳AFはAF-Sのみ。Z7 Z6は瞳AF非搭載
*7:愛聴Podcast Backspace.fm Danbo-side #036:SIGMA山木和人社長があらゆる疑問に答えてくれた – backspace.fmのインタビューにて
*8:EOS RのAFポイント数がとんでもない感じに見えますが、それはポイント数というよりもポジション数になります。AFポイントとして自動選択されるのは143分割になるようです。