9月5日発表とは言っていたものの、なんだか思いがけないタイミングで突然発表されたキヤノンEOS R。
午前の噂では香港で午後9時発表とかって言っていたのに、突然twitterのタイムラインが高速で流れ始めて、ほんとびっくりしました。
蓋を開けてみると、絶賛の嵐。
スペック的にはすでに公式もありますしいろいろなサイトでまとめられていると思いますので、そちらを参考にしていただいて、個人的にうっかり買っちゃいそうなポイントとちょっと残念なポイントをあげて行こうと思います。
うっかり買っちゃいそうな理由
バリアングル液晶
個人的にはもう必須に近いです。
やっばりアングルの自由度が高いというのは全ての性能にも代え難いです。
動画ユーザーからの需要も高いでしょうね。
バリアングル搭載のフルサイズミラーレスが欲しかった!
-6EVの低照度AF
これなんなんでしょうかね?! 訳かわからないくらいすごいです。 パナソニック LUMIX G9 PROもローライトAFを搭載してるのですが-4EVです。
それでもすごいと思ったのですが、さらに2段暗くてもAFできるとは凄すぎです。
ほぼ真っ暗闇でAFが可能ということでしょうか!?
0.05秒の超高速AF
まーめっちゃ早いですね。
死ぬほど早いと思った G9 PRO が0.04秒ですよ。
体感でどれくらいになるかはわかりませんが、あのG9並のスピードで合焦するフルサイズ機!と思うとついうっかりしてしまいそうです。
電源OFF時シャッター幕が下りる
実際、結構話題になっている機能がこれ。
マイクロフォーサーズだとゴミ落とし機能が優秀なんで、ゴミが写った写真なんて見たことないんですが、フルサイズはどれもこれも、ゴミ落とし機能がついていてもあっという間にゴミが付きます。
それ対策として有用だろう、ということでこの電源OFF時にシャッターが降りるという機構です。
個人的には、物理的接触に弱いであろうシャッター幕の方が不安だったりしますが、その点はなんらかの対策が施されての搭載だと信じてます。キヤノンですから!
ゴミ写ってても撮れないより撮れたたほうがマシなので、実はかなりの不安要素でもありますが(^^;。
瞳AF搭載
これがあるが為にソニーに移った方は非常に多いと思います。
しかも、これは1度使うと無いと生きていけないくらいの機能です。
ほんとカメラマンをダメにする機能ですよね。
付けてくれてよかったです。
5655ポイントの測距点
もう、何がいいのかというかどう活用していいかわからないくらいの測距点の多さです。
とにかく数がすごいです。
マクロでガッチガチに固定した状態でも自由自在に好きな場所でAFできるのはいいかもしれません。
なんだか使いやすそうな操作系
今G9を主に使ってまして、やはり操作性は大事だなと思いました。
キヤノンってそもそも迷わない操作体系の上に、コントロールリング+シーソースイッチのようなマルチファンクションバーとかあってかなりコントロールしやすそうだなと思いました。
そこの辺はキヤノンですから〜という安心感も大いにあります。
驚異の低価格 23万7000円
もう、とにかくこれですね。
うまいとこ突いてくるなぁー!さすがキヤノン。
これ30万超えてたらボッコボコですよ。
オフィシャルショップでこの価格ということはひょっとしたら19万円台に行く店もすぐ出るんじゃ無いでしょうか?!
いやー、ほんとキヤノンのマーケティング力は恐ろしいです。
3000万画素センサーかのると聞いた時には、もしかして高値になってフルボッコかと思いましたが、安価に収まってくれて良かったです。
いきなりキャッシュバック
プラス、いきなりキャッシュバックですよ。
最大45,000円の!
まず最初にみんなが同時購入するであろう、レンズとマウントアダプターに。
RF24-105mm F4 L IS USM : 20,000円
RF35mm F1.8 MACRO IS STM : 5,000円
マウントアダプター EF-EOS R : 10,000円
コントロールリング マウントアダプター EF-EOS R : 10,000円
マクロレンズはやめてマウントアダプターはどっちかにするにしても30,000円のバックです。
いやー新製品なのにありがたいです。
ビックリ安価なボディ価格に加えて、さらに安価な初期費用ですみそうです。これ大きいですよね。
ティザーがなくて良かった
これは完全にプロモーション戦略の違いなんですが…。
比べちゃなんなんですが、Nikonのティザーはほんと煽りすぎで,煽って煽って1ヶ月後に期待300%で出てきたんだけどがっくりすぎて、価格とスペックが見合ってないわ〜とかで散々だったんだと思いますよ。
EOS Rだってスペックだけ見たら、結構悪い意味でやばいんですが、煽らずターゲットを決めて安価に出すという戦略のおかげで、大絶賛となっております。
ほんとここだよねー。
逆に残念な点
価格設定のおかげで助かっているんじゃない〜っていう点です。
シングルスロット
ニコンの時は散々叩かれましたし叩きましたけど、23万円ならしょうがないんじゃ無い?って気分になるのが怖いというか面白いところです。
ただ、キヤノンは明確に性能機能でカテゴライズしてくるメーカーなので、このEOS Rは "EOS 6Dのミラーレス版"ですよというメッセージがちゃんと伝わってきます。
それでそれに準じた値付けですので、誰1人文句を言わないところがすごいところです。
そりゃ、2スロット欲しかったですけど、あくまで、プロならサブ機で使ってねということでしょう。
そういえば、E0S Rって番号ついて無いですね?!
今後どうするつもりなんでしょう…。
ボディは電子手ぶれ補正
これも、今までのキヤノンの流れからいうと、そうだろうなという感じですが、電子補正とレンズ光学補正を合わせた5段分の補正、デュアルセンシングISとなっております。
IS(光学手ぶれ補正)搭載のレンズはいいとして、それが無いレンズではどれくらい効くんですかね〜?気になるところです。もしかしてスチル(静止画)では効かないような気もしたり。
【追記】"レンズのジャイロセンサーに加え、カメラのCMOSセンサーの画像情報からブレ量を検出。この2つの情報を比較解析することで、レンズ側で検出できなかった低周波の揺れも高精度に検知、補正することが可能です。レンズの光学ISと合わせて最大5段分を達成しました。" というデュアルセンシングISが静止画撮影時に有効なようです。
光学ローパスフィルター付き
これもキヤノンが頑なに守り続けている部分ですね。
確かにローパスレスだとモアレは起りやすいんですが、他社のローパスレスモデルはやはり代々改善されていてうまいことわからないように処理してきてるんですよね。
キヤノン先生!カリッカリのLレンズの描写が見たいです!
AF追従 35コマ/秒
【訂正】当初3コマと書いてましたが、それは低速連続撮影の話で、サーボAF時は5コマでした。
完全に割り切ってきましたよね。
上位機種のために性能を殺しているとしか思えないんですけど、まあそうなんでしょう。
ただ、AF固定なら8コマ/秒出せるのがせめてもの救いです。
瞳AFはサーボAFでは作動しない
まあ、ちょっとは気になるとこですけど、しょうがないですかね。
ないよりは全然マシですけど、大人のモデルさんはともかく、子供相手にはどうかなという感じもします。
顔+追尾優先AFの場合は瞳AF可能のようなのですが、どの程度瞳にまで追尾してくれるかはわかりません。
ただAF爆速なので、AFスタートボタン連打で実質サーボAFにはなるかも?(笑)
バッテリーライフは350枚(常温EVF使用時)
これもNikon Zでは散々叩かれた部分ですが、価格が価格だからと流されそうな点です。
実際、自分のような外にも出ない写真も撮らない(おい)という人間にとってはあまり関係のないところですが、過酷な環境で撮影されている方にとってはメイン機になることはない部分でしょうね。
ただ、やはりサブ機としてって考えると、全然アリだし、その価格帯なんですよね〜
Nikon Z もそうでしたが、 実際にはもっと枚数は撮れるとは思いますけどね。
まとめ
という感じで、気になる点をおさらいしてみました。
ほんと、うっかりしちゃいそうなんですが、レンズが結構なお値段なのが、食指を鈍らせるいい働きをしてくれています。
いっそうのこと、ボディはタダで配ってくれないかしら〜!
早く、駅前でタダで配ってくれないかなぁ pic.twitter.com/ow6DD5QvEC
— Toshimitsu Fujii@9/7-9上野 (@toshiboo) 2018年9月5日
アンケート
ちょっと熱を冷ます意味も込めて、1時間限定アンケートをとってみました。
で、どれ買う?
— Toshimitsu Fujii@9/7-9上野 (@toshiboo) 2018年9月5日
ま、そうですよね〜😅
ソニー凄すぎますわ(笑)キャッシュバック強すぎ!
自分も、スペックと価格だけで考えれば間違いなくα7R IIIなんですよねー。
ただ、使い心地というかフィーリングの部分でキヤノンかなぁという気がします。もちろん触ったこともないんですが(笑)
初期のα7系統の良くないイメージ引きずってまして😅
っていうかペンタックスK-1 mark IIの善戦っぷりに驚きました!
とりあえずこれから、どれを売ったら買えるか試算します…
追記20180912:早速キタムラで予約開始していました! ↓