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時空間ノイズリダクションとローリングシャッター歪み補正を試してみた[LUMIX G9 PRO ポストリファイン機能]

そういえばLUMIX G9 PROに気になる機能があったことを思い出しましたのでテストしてみました。


ポストリファイン機能

聞きなれないというか、全く聞いたことがないその機能の名前なんですが、6K/4Kフォト*1撮影時にその前後フレームを利用し、より写真を高品位なものに仕上げてくれるという独自機能です。

そのポストリファイン機能には「時空間ノイズリダクション」と「ローリングシャッター歪み補正」という2つの効果があります。


時空間ノイズリダクション

なんとも厨二臭の漂うその機能名に、やけにそそられました(笑)

オフィシャルサイトには「高ISO時に発生しやすいノイズを大幅に削減することが可能になりました。」などと書かれているので期待は高まります。


なんかすごくない!?


要は、静止画として書き出すフレームの前後のフレームとスタック(加算平均)してランダムノイズを減らすということでしょうか。(推測)

ちなみにこの機能は6K/4Kフォトを使用する際はデフォルトでON(AUTO)になっており、書き出し時に処理が入ります。


撮ってみた

「高ISO時のノイズを大幅に削減」ということなので、ISO6400で撮ってみました。

左が6Kフォト、右が普通に撮影したJPEGスタンダードです。

6Kフォトは約1,800万画素になり、やや標準の2030万画素より少なくなります。


ピクセル等倍まで拡大してみました。

比較


確かに、ノイズは大幅に無くなっている!がしかし、何か大切なものまで失ってしまっている感じがします😅

なんというか、質感まで綺麗に無くなってしまってます。


ならばもう少しディテールのわかりやすいものを撮ってみました。

今度はさらに厳しくISO 12800です。

同じく左が6Kフォト、右が普通に撮影したJPEGスタンダードですが、そんなことより ISO12800ってこんなに綺麗でしたっけ!?


同じようにピクセル等倍まで拡大してみます。

比較

やっばり ISO 12800なのにしっかり描写しています(右)。JPEG撮って出しすげー!

で、6Kフォトはというと…、んー甘い!

これピントがきてないのですかね? 何枚か撮ってるんですがほぼ同じ感じでした。 6KフォトだとAFポイントを拡大するAFポイントスコープ機能なんかの拡大表示が使えないんですよね…。


そして若干、マゼンタ被りというかカラーノイズですかね、赤みが付いている部分が目につきます。

しかもこの被写体だとノイズも減ってるのかよくわかりません。


しかし、通常撮影のISO12800がこんなにちゃんと描写していることにびっくりです。


ローリングシャッター歪み補正

時空間ノイズリダクションと同じく前後フレームを利用し、画角を保持しながら歪みを補正する機能です。



さて、これはどうやって検証画像を撮ってやろうかと思いましたが、比較できるような撮り方ができる被写体が思いつかなかったので、照明のリモコンを左手に持ってカメラと共に動かしました。手抜きですみません😅


左が未補正、右が補正適用したものです。


なんというか、まあ微妙なんですが(笑)、補正されていますが不十分でしかも被写体(リモコン)まで歪んでいます。

あ、ちなみにこのテストはローリングシャッター現象がわかりやすいように至近距離でかなり高速にカメラを振っていますので、通常の撮影においてはここまで歪むケースは少ないと思います。

LUMIX G9 PROも高速読み出しセンサーで自分の体感ではE-M1 markIIとほぼ同等です。


やってることはこれと大した変わらないですかね。

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この記事の例と一緒で、被写体が自然物なら歪みはあまり気にならないかと思いますが、電車や飛行機といったものなら厳しいでしょうね。

ただやはり、普通に1枚の写真から補正するよりトリミングされる量が少ない気がします。


まとめ

わざわざノイズ軽減を目的に6Kフォトを使う意味はないことがわかりました。

そもそも、高速連写機能としての6K4Kフォトであって、6K/4Kフォトにおいてノイズが大幅に軽減するということなのでしょう。


6K/4Kフォト 自体は非常にハンドリングもよく手軽に超高速連写を扱えるという面でとても画期的であり、自分が今まで使用した中でも「所詮動画切り出し」という先入観を完全に覆してくれる描写力でびっくりしていました。


ただ、RAWでAF固定60コマ/秒、AF追従20コマ/秒を撮影できるLUMIX G9 PROにおいては、あまり出番がないかなという印象です。

RAW連写だと1〜2秒でバッファフルになってしまうので、数秒間以上連写を続ける必要があるシーンならかなり重宝しそうです。ただカメラ内で書き出すフレームを選択する必要があり操作もしやすいのですが、ジャスピンの1枚を選ぶのにはカメラの液晶モニターだとちょっと難しいです。


ローリングシャッター補正については、期待したようなハイテクな感じはありませんでしたが、これは書き出す都度任意で選択ができますしあったほうが良い機能だと思います。

通常撮影での軽微なローリングシャッター歪み程度ならこのように被写体と背景に直線があっても有効ではないでしょうか。


両方ともなかなか面白い仕組みで画期的な技術だとは思うのですが、そもそも6K/4Kフォト自体がパナソニックが推している割にカメラクラスタにはいまいち響いていないんですよね…🤔


6K/4Kフォト派生の機能としては、フォーカスセレクトが思いの外面白かったし実用的だと思いました。

この記事でちょっと触れています↓

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7Artisansのレンズちょっと欲しい。めっちゃ安くない?

*1:映像として高速連写を記録しフレームから静止画を切り出すモード