パナソニックより2022年6月に発売されたLEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH.(H-X09)。
発表の段階でこれは理想のレンズではないかと思い、速攻で予約し、発売日に届きました!
約3カ月ばかし使ってみましたのでレビューさせていただきます!
スペック
- レンズ構成 9群12枚(非球面レンズ 2枚、EDレンズ 2枚、UHRレンズ 1枚)
- 最小絞り値 F16
- 絞り形式 7枚羽根 円形虹彩絞り
- 撮影可能範囲 0.095m-∞(撮像面から)
- 最大撮影倍率 0.25倍(35mm判換算:0.5倍)
- フィルター径 Φ55mm
- 防塵防滴 ○
- 最大径×長さ Φ60.8mm×約52.0mm
- 質量 約130g
スペックで注目すべき点は、何と言っても大きさと重さ。
LEICA名のついた超広角単焦点レンズなのに、めちゃくちゃ小さくて軽いです。
この大きさが、購入の決め手でもありました。
あとはハーフマクロ(35mm判換算)にもなる最大撮影倍率。
寄れるレンズは楽しいですからね。ものすごく魅力的です。
外観
LUMIX G9 PROに装着
さすがにボディが少々あまり気味。 操作性は抜群に良いのですが、せっかくのコンパクトさを生かすためにはもう少し小さいボディを選びたいところです。
これはこれで悪くないんですけどね。
OM-D E-M5 markIIIに装着
今回のベストバランス。 もう少しボディがコンパクトでもいいかなという気もしますが、とても使いやすい大きさです。
E-M5 markIIIのグリップでもちょうど良い具合にホールドできます。
LUMIX GF9に装着
超コンパクトボディにもぴったしマッチするサイズ感です。素晴らしい。 これはスナップが楽しいです。 液晶を90度上に向けて超広角で撮ってると、普段自分の意識では狙えない構図が生まれてくるんですよね。ま、偶然の賜物ですが😅
ほんとはLUMIX G100につけるのがベストマッチな気がします。プロモーション的にもG100に付いてることが多いですし。
G100は買おうかと思ってるんですけどね。色々タイミングが…。
めちゃくちゃ寄れる!
このレンズ超広角ながら、0.5倍(35mm換算)の撮影倍率を誇りますのでめちゃくちゃ寄れます。
最短まで近寄るにはフードを外さなければなりません。
何かしら保護フィルターはつけたほうが良さげです。
解像度チェック
1mmほど違いますが、LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7の広角端と比較してみました。
LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7は単焦点レンズに匹敵、いや超えるほどの解像力を誇ります。
RAWのまま無設定でJPEG書き出し。
中央部は比較の必要がないほど開放から解像していますので、 右下隅をトリミングして並べました。
最周辺に限っては開放〜F2.8だとわずかに 9mm/F1.7の方が甘いかなという印象です。
ただ、これは本当の角の端っこですからね。開放でこれだけ写れば十分でしょう。
10-25mm/F1.7のコントラストが強く見えるのは撮影箇所の違いかもしれません。
9mm/F1.7もF5.6だと隅まで文句のつけようのないくらい解像します。
ご覧の通り開放では周辺減光が大きめです。
(10-25mmF1.7の F5.6が少し甘いのはブレだと思います)
逆光耐性
何枚か意地悪ど逆光で撮影してみましたが、なかなかゴーストやフレアは出ませんでした。
パープルフリンジ的な色収差も全く見受けられません。
とても素晴らしい逆光性能です。
作例
まとめ
35mm判換算18mmと超広角、そして軽量コンパクト。それでいてLEICA銘にふさわしく開放からキレ良く色ノリも良い、文句のつけようがないレンズではないでしょうか。
超広角ですが、円形フィルターが使えるのも嬉しいですね。
前玉ギリギリまで寄れるのもとても楽しいです。
ほんとにくっつくくらいめっちゃ寄れるので危うくぶつけちゃいそうです。やっぱり保護フィルターはつけましょう。
今回は静止画でのレビューでしたが、Vlogなど自撮り動画撮影にも最適な画角です。
こんなレンズが、5万円台で買えてしまいます。びっくりじゃないですか?!
全マイクロフォーサーズユーザーに手放しでおススメしたくなるレンズでした!