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元祖パンケーキ神レンズ LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. レビュー【マイクロフォーサーズ】

キャッチ画像

筆者がまだCanon EOS 20Dを使っていた頃、パナソニックからLUMIX GF1が発売されました。

パナソニックのこんなわけのわからないファインダーすらないカメラなんて誰が買うんだよ?なんて思いつつも新し物好きとしては家電販売店でチェックして、実はちょっといいなぁなんて思っていた記憶があります。カラー展開も斬新でしたよね。今調べてみたら2009年の話のようです。

その時セットされていたレンズがLUMIX G 20mm/F1.7 というパンケーキレンズでしたが、その描写の良さは、そこまで興味が深くなかった界隈まで響いていました。

今回紹介するのは、その後継機となるLUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. H-H020Aです。 基本的には初代と同じ光学系で、新外装になり軽量化を施されわずか87gとなったモデルとなります。 この二代目が2013年の発売となります。


流石にAF駆動部には古さを感じますが、その描写はまさに神レンズと言われるだけのものでした。


スタイルの良さ

つい出来心でLUMIX GF9を買ってしまったのですが、超お気に入りコンパクトレンズであるLEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.を装着すると、ちょっと野暮ったさを感じてしまってたんですよね。見た目がね。

GF9 に LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.を装着
GF9 に LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.を装着


今まで超コンパクトだと信じて疑わなかったレンズなのですが、これまた超コンパクトなGF9というボディに装着することにより、中途半端に大きさを感じてしまうんですよね。

このLUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. をフィッティングしてみると、やはりGFシリーズの初代から発売されていたレンズだけあって、しっくり具合が半端ない感じです。めっちゃ似合ってます。

ちなみにカラーはシルバーとブラックの二種類があります。


フィッティング

手持ちのマイクロフォーサーズ機にフィッティングさせてみました。

GF9はもちろんGX7 markIIIとのマッチングもなかなかのものです。

LUMIX GF9 に装着
LUMIX GF9 に装着

LUMIX GX7 markIIIに装着
LUMIX GX7 markIIIに装着

LUMIX G9 PROに装着
LUMIX G9 PROに装着

LUMIX G9 PROに装着
LUMIX G9 PROに装着


写りの良さ

さすが、神レンズと称されただけはあって、なんとも素晴らしいソツのない描写です。

単焦点レンズといえども、パンケーキサイズでしかも10年前の光学系ということで、ある程度の緩さはしょうがないだろうと思っていましたが、何が何が、ボケも滑らかで美しく逆光でもフリンジやハロのような滲みも出ず非常に端正な写りです。

絞り開放での周辺減光はスナップレンズとしての“味”としてとてもそれっぽい雰囲気を加えてくれます。


解像度テスト

G9 PROでのハイレゾモード*1を使い、レンズの解像度をテストしてみました。

比較対象とするちょうど良いレンズがなかったため、LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7とM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを比較対象としてみました。

RAWで撮影し、Lightroomにて無設定のままJPEG書き出しています。等倍クロップし並べました。

DC-G9LUMIX G 20-F1.7 II20 mm1-16000 秒 (f - 1.7)

↑ LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. 開放でハイレゾモード撮影。

中央やや左上の部分をそれぞれクロップ。↓

20mmハイレゾ比較ならべ

開放F1.7ではやや甘さが見えるものの、比較する15mm/F1.7でもほぼ同じような傾向で、F2.8だとハイレゾモード等倍鑑賞でも十分耐えられるほどシャープになります。

あくまでハイレゾモードという過剰なテストであることを了承願いたいのですが、通常だと開放でもほとんど甘さを感じることはありません。

F4ではさらにコントラストが増してよりくっきりとします。

周辺でも流れることなく変わらず解像しています。Flickrにオリジナル画素数のものをUPしていますのでご確認いただければと思います。

DC-G9LUMIX G 20-F1.7 II20 mm1-2500 秒 (f - 4.0) | Toshimitsu Fujii | Flickr


F4で比較しているのがM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROとなります。

この類のテストをするたび言ってしまいますが、12-100mm F4.0 IS PROは便利ズームの開放とは思えないほどの解像感で、これがズーム全域でこんな感じですので恐ろしい限りです。


周辺減光

開放での周辺減光は割と広い範囲で滑らかに光量が落ちていきます。

F4ではほぼ解消されます。

周辺減光比較(F1.7とF4)
周辺減光比較


ただしAFは遅い

AFスピードに関しては褒められたものではなく、まあまあのんびりしています。

AF音こそそれほどうるさいような感じはありませんが、一昔前のレンズという感じが否めません。

ここのあたりほど割り切って使う必要はあります。


作例

P1000385

P1172033

P1172067-Edit

P1002845-Edit

P1000373

P1000359

P1000282

P1000572


まとめ

軽量パンケーキスタイルなのにこれほどの写りをしてしまうのがこのレンズのセールスポイントです。

40mm(35mm換算)と一見中途半端な画角に思えますが、最短撮影距離が20cmと短めなこともあり、スナップでの使い勝手はなかなか良かったです。もちろんテーブルフォトでも使い勝手は良いでしょう。

LUMIX GF9の90度チルト液晶が視界が良く思いの外使い勝手が良かったので、ローアングルで寄っていつもと違う視点でのスナップがとても楽しかったです。

AFスピードに関して割り切って使ってるとはいえ、ストレスに感じることもあるので、改善された三代目の登場を望まれます。出ないかなぁー。

筆者は中古で購入しましたが、約2万円だったことを考えると、年数は経てどさすが神レンズと言われただけはある納得の一本と言ったところです。

LUMIX GF9との組み合わせでわずか356g。 形状もフラットでコンパクトに収まりますので常にカバンの中に忍ばせておくのにもぴったりなサイズです。


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*1:センサーをずらしながら8回撮影し8,000万画素相当の画像を生成するモード