中・上級者でマイクロフォーサーズを知らない方からすると「あの小さいセンサーの?画質悪いんでしょ?」なんて思われがちなフォーマットなのですが、 実はそんな中・上級者でも満足するカメラボディがかなり揃っています。
かく言う筆者もフルサイズ一眼レフCanon 6DからE-M1 markIIへと移行した一人です。
画質面では確かに高感度や長時間露光では及ばない面もあるものの、そのほかの描写ではフルサイズを上回っていると感じる画がビシビシ撮れています。
安価でも周辺まで画質の良いレンズが多いことや、(センサーサイズ的に?)カリッとした描写が得意ということもあるでしょう。
そして何と言っても連写性能や機動力といった面でフルサイズ以上の楽しみを経験することができました。
本当に良いシステムだと実感しております。
さて今回は、そんな中・上級者でも満足して使えるようなミドルクラスからハイエンドクラスまでのカメラを集めてみました。
ミドルクラス
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
- 発売年月 2015年2月
- 参考価格 5万9,000円
- EVF 約236万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 1605万画素
- シャッター 60〜1/8000(メカニカル)(バルブ最大30分)
- 連写速度 10.0コマ/秒(ISオフ、AFS時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 81エリア
- ボディ内手ブレ補正 5軸 5.0段分
- 重量 約469g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 外付け付属 FL-LM3(上下左右バウンス可) GN=9.1(ISO100・m)
- フラッシュ同調速度 1/250秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 FHD 60P
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ×
- 撮影可能枚数 約310枚
- 防塵防滴
- ハイレゾショット機能(RAW 6,400万画素相当)
発売から4年以上が経ち、後継機の発表を間近に控えているという噂のE-M5 mark IIです。 なかなかこのタイミングで新品を購入するのはためらわれますが、その分かなりお値打ちな感じです。
オリンパスの大三元標準ズームレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとのレンズキットもあり、そちらが10万円弱とかなりお安くなっています。レンズだけ買っても7万5,000円の品物ですからね。
「このカメラが新品で2万5,000円で買えるのか!3万4,000円も儲かるじゃん!」という発想ができるようになると完全にこっち側の人間です。間違ってませんよ。いらっしゃいませ。
スペック的にミドルクラス機として十分で、コンパクトボディながら防塵防滴まで備えています。
センサーをずらしながら8回撮影し高解像度画像を生成するハイレゾショットが搭載されています。RAWなら約6400万画素の高解像度写真が撮影できます。
動く被写体には使えないものの、風景撮影等で三脚を用いるならで非常に役に立つ機能です。
動画撮影まで視野に入れると今の時代FHD止まりなのがネックになるでしょうか。
中古だと4万円程度からあります。
筆者がLUMIX GF9 を3万円で買ったことを考えると、E-M5 Mark II買ったほうが全然いいやんと思えるくらい全ての性能が良いですよ😅
まあもちろんE-M5 markIIとGF9では毛色が全く違いますが。
Panasonic LUMIX G8
- 発売年月 2016年10月
- 参考価格 7万8,000円
- EVF OLED 約236万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 1600万画素
- シャッター メカニカル 60~1/4,000秒 (バルブ最大120秒)
電子シャッター 1〜1/16,000秒
電子先幕 60~1/2000秒 - 連写速度 9.0コマ/秒(メカシャッターor電子先幕、AFS時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 49エリア
- ボディ内手ブレ補正 5軸 5.0段分
- 重量 約505g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 内蔵 GN=6.4(ISO100・m)
- フラッシュ同調速度 1/160秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 4K 30P
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ×
- 撮影可能枚数 約330枚
- 防塵防滴
パナソニックのミドルクラス機となるLUMIX G8です。
このカメラもすでに後継機であるLUMIX G99が発売されており、なかなか現時点での立ち位置が微妙なのですがG99はまだ高値であることから価格的には選ぶ理由があると思えます。
標準ズームLUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S. H-FS12060とのレンズキットも発売されており、こちらの方がわずか2,000円上乗せの8万円前後で販売されているので必要なくてもこちらを選んだ方か良いでしょう。
カメラとしての使い勝手や使い心地といった部分も非常によくできたカメラだと某雑誌にて太鼓判を押されていました。某といっても伏せているわけではなく失念しただけですが。
スペック的に物足りなく感じる部分があるとしたら、メカニカルのシャッタースピードが1/4,000秒までということと、バルブが最大120秒というとこでしょうか。
シャッタースピードはともかく、バルブが120秒まで…ってのは致命的ですね💦
赤道儀に乗せて星を追尾したり、海面をふわふわにしたりするのには物足りない感じです。
この一点だけでちょっとオススメしずらい機種となってしまっています。
ちなみに中古だと5万5,000円程度からあります。
Panasonic LUMIX GX7 markIII
- 発売年月 2018年3月
- 参考価格 7万5,000円
- EVF カラー液晶 約276万ドット 90度上方チルト
- 背面液晶 上80度 下45度 チルト
- 有効画素数 2030万画素
- シャッター メカニカル 60~1/4,000秒(バルブ最大30分)
電子シャッター 1〜1/16,000秒 - 連写速度 9.0コマ/秒(AFS時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 49エリア
- ボディ内手ブレ補正 5軸 4.0段分
- 重量 約450g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 内蔵 GN=4.2(ISO100・m)
- フラッシュ同調速度 1/200秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 4K 30P
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ○
- 撮影可能枚数 約260枚
筆者が所有する万全なサブ機でございます。
サブ機といってもメイン機であるLUMIX G9 PROとは性能もスタイルも乖離しすぎているのでそのまま置き換わるものではありませんが、仕上がる画は引けを取らないものとなっています。
ちなみにGX7 markIIIの方が比較的カリカリな描写でG9 PROの方はいくぶん繊細で柔らかめです。スタイルも描写もGX7 markIIIの方がよりスナップ向きとなっています。
AFや連写周りのスペックは並ですが…というか他のスペックも特筆すべき点がないくらい並ですね(笑)
特徴である90度上に跳ね上がるチルトEVFも個人的にはそれほど使い出のあるものではなく、勝手に上に上がってちょっと困るくらいのものです(笑)
と、なんか微妙にディスり気味ですが、逆に大きく悪い部分もなく、このレンジファインダー的スタイルで平均以上のスペックを備えたミドルクラス機としては現時点最良の選択ではないでしょうか。
コスパまで含めると、前回初心者向けとして紹介した先代のGX7 markIIが生産終了在庫限りとはいえ、飛び抜けていると思います。
もう1万円くらい実売価格が下がれば手放しでオススメしたいカメラではあります。
このカメラもLUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.との標準ズームキットや、LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH. とのライカDGレンズとのキットもあり、やはりこれらの方が割安となっております。
LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7は非常に描写の良いレンズでありながらコンパクトでGX7 markIIIにはベストマッチです。
LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 は安価で写りの良い最高のスナップレンズ - toshiboo's camera
ちなみにボディ単体の中古は6万円程度からあります。
ハイエンドクラスの画質を得たミドルコンパクト機 LUMIX GX7 markIII レビュー - toshiboo's camera
Panasonic LUMIX G99
- 発売年月 2019年5月
- 参考価格 9万9,000円
- EVF OLED 約236万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 2030万画素
- シャッター メカニカル 60~1/4,000秒 (バルブ最大30分)
電子シャッター 1〜1/16,000秒
電子先幕 60~1/2000秒 - 連写速度 9.0コマ/秒(AFS時)、6.0コマ/秒(AFC時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 49エリア
- ボディ内手ブレ補正 5軸 5.0段分
- 重量 約536g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 内蔵 GN=6.4(ISO100・m)
- フラッシュ同調速度 1/200秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 4K 30P
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ○
- 撮影可能枚数 約290枚
- 防塵防滴
今年(2019)5月に発売されたばかりの LUMIX G8の後継機となる機種です。
発売当初は12万円以上だったので「その価格ならG9 PRO買うだろ!」という立場のない状況でしたが、ここ最近で10万円を割ってきたのでそれなりの立ち位置はあるかのという気はします。
個人的にはまだG9買った方が良いと思える価格差ですが😅
スペックだけ眺めていると、まさにGX7 markIIIの一眼レフスタイル版かなという感じです。ただもちろんGX7 markIIIに上乗せされている部分も多々あって、防塵防滴のタフボディであったり、手ブレ補正が5段分になってdual I.S.2に対応してたり、EVFはOLEDで倍率も上がっている(換算 0.7 → 0.74倍)ので、かなり使い勝手が良いだろうと推測できます。
ボタンも多く3ダイヤルですからね。非常に良いG9 PROの操作感に近い感覚で使えそうです。
LUMIX G9 PROやE-M1 markIIのような飛び抜けたAF、連写性能まで必要はないけど、操作性が良くタフで基本性能がハイスペックなカメラとなるとかなり良い選択肢だとおもいます。
ただLUMIX G9 PROが安すぎて、あと2万5,000円足せば買えちゃうんですよね💦
ハイエンドクラス
さてここからは、マイクロフォーサーズハイエンドクラスとなります。
ハイエンドといえどもフルサイズに比べれば、高速連写や高速AF、強靭ボディなど超ハイスペックカメラがお手頃に入手可能です。
OLYMPUS PEN-F
- 発売年月 2016年2月
- 参考価格 16万円
- EVF OLED 約236万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 2030万画素
- シャッター メカニカル 60~1/8,000秒 (バルブ最大30分)
電子シャッター 60〜1/16,000秒
電子先幕 60~1/320秒 - 連写速度 10コマ/秒(ISオフAFS時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 81点
- ボディ内手ブレ補正 5軸 5段分
- 重量 約427g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 外付け付属 FL-LM3(上下左右バウンス可) GN=9.1(ISO100・m)
- フラッシュ同調速度 1/250秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 FHD 30P
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ×
- 撮影可能枚数 約330枚
- ハイレゾショット機能(RAW 8,000万画素相当)
オリンパスPENシリーズのハイエンド"スナップ"カメラとなります。
このカメラも一応オリンパスのサイトでは現行機種として載っていますが、市場ではもはやブラックが売り切れで、シルバーのわずかな在庫限り。取扱店舗も少なく価格コム最安値でもほぼ定価となっております。
噂では後継機が出ないということになっており、非常に残念です。
実は筆者が一番最初にマイクロフォーサーズに興味を持つきっかけとなったカメラがこのPEN- Fです。 めちゃくちゃカッコいいですよね🤗
正直なとこずっと欲しくて今でも欲しいのですか、全然値段が下がらない💦中古も高値ということで手が出せずにここまで来てしまいました。
今となってもスペックは十分ハイエンドです。連写性能はそこそこですが、このカメラで超望遠レンズをつけて鳥とか撮影するのもやりづらいでしょうからこれくらい撮れれば十分です。
いやーとにかくカッコいいカメラであります。欲しいなぁ。
ちなみに中古は8万円程度から…。ぐぬぬ。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
- 発売年月 2016年12月
- 参考価格 15万5,000円
- EVF 約236万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 2037万画素
- シャッター メカニカル 60~1/8,000秒
電子シャッター 60〜1/32,000秒
電子先幕 60~1/320秒 - 連写速度 60コマ/秒(電子シャッターAFS時)、18コマ/秒(電子シャッターAFC時)
- AF方式 像面位相差 + コントラスト
- AF測距点 121点
- ボディ内手ブレ補正 5軸 5.5段分(12-100mm F4.0 IS PRO使用時 6.5段)
- 重量 約574g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 外付け付属 FL-LM3(上下左右バウンス可) GN=9.1(ISO100・m)
- フラッシュ同調速度 1/250秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 4K 30P 、C4K 24P
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ×
- 撮影可能枚数 約440枚
- 防塵防滴
- ハイレゾショット機能(RAW 8,000万画素相当)
筆者が最初に購入したマイクロフォーサーズ機であります。
フルサイズで同じような連写性能を揃えようとしたらとんでもなく高価になり、望遠レンズまで視野に入れるととてもじゃないが買える値段ではなかったのですが、マイクロフォーサーズなら、頑張ればなんとかなる価格で揃えられます。
そして画質はむしろ良い。もちろん最高の腕と条件で撮影すればフルサイズの方が良いはずなのですが、同等以上の撮影結果を得るのがマイクロフォーサーズでは比較的容易でした。
ほんと、撮影の楽しさを再認識させてくれたカメラです。
使用レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO /150mm F2.8 1/16000 ISO400
ある意味人生を変えてくれたカメラと言っても過言ではありません。このブログが始まったのもこのカメラのおかげですしね(笑)
スペックはもちろんマイクロフォーサーズ最高クラス。まさにハイエンドです。
AF追従18コマ/秒の連写速度。それに加えシャッターを押し切る最大35コマ前から撮影できるプロキャプチャーモードが備わりこれがまたほとんどチートな機能です。
初代アタマおかしい5.5段分の手ブレ補正も、今もなお最高レベルの性能です。
あと、グリップ形状も細いけど深さのある形で非常に持ちやすかった印象で、 カメラとしての質感も最高の仕上がりです。
中古なら11万円程度から。タフなカメラですので中古の選択肢は大いにありです。
Panasonic LUMIX G9 PRO
- 発売年月 2018年1月
- 参考価格 12万5,000円
- EVF OLED 約368万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 2033万画素
- シャッター メカニカル 60~1/8,000秒 (バルブ最大30分)
電子シャッター 1〜1/32,000秒
電子先幕 60~1/2000秒 - 連写速度 60コマ/秒(電子シャッターAFS時)、20コマ/秒(電子シャッターAFC時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 225エリア
- ボディ内手ブレ補正 5軸 6.5段分
- 重量 約658g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 非内蔵
- フラッシュ同調速度 1/250秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 4K 60p(連続最大10分)
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ○
- 撮影可能枚数 約380枚
- 防塵防滴
- ハイレゾモード機能(RAW 8,000万画素相当)
筆者がE-M1 markIIから移行して、現在のメインカメラとしているのがこの LUMIX G9 PROです。
パナソニックのスチル(静止画)向けハイエンドカメラとなります。
ハイレゾモード/使用レンズOLYMPUS M.12-100mm F4.0/47mm F8.0 1/500 ISO100
スペック的にはE-M1 markIIとほぼ同等かちょっと上。
使いやすさは一、二枚上手(この辺は感じ方の個人差が大きいとは思いますが)
このカメラを手に入れてみて、性能の良さ使いやすさに感動しました。
と同時に世間のスチル界隈からのパナソニックカメラの過小評価っぶりを実感しました。
ほんともっと評価されるべきカメラです。
E-M1 markIIと比べる話にはなりますが、操作性の良さ、ファインダーの美しさ、ハイレゾショットの高精細さが乗り換えるきっかけだったでしょうか。
不当とも言えるくらいに市場価格が下がっていますので、とんでもないコストパフォーマンスの高さです。ぜひ手に取っていただきたいカメラです。
AF追従20コマ/秒、シャッターを押し切る前から撮影できるプリ連写(AFS24枚、AFC8枚)、8,000万画素のハイレゾモードなど E-M1 markIIでの機能はほぼ網羅しています。
ハイレゾモード/使用レンズ LEICA DG 12-60/F2.8-4.0 /28mm F8.0 1/25 ISO200
目立つ機能でE-M1 markIIにあってG9 PROにないといえば、ライブコンポジットやライブバルブ*1くらいでしょうか。 ライブコンポジットはなかなか便利で面白い機能ではありましたが、一コマでも変なコマが入るとそれも問答無用で合成されてしまうので個人的には使いませんでした。
右肩のサブ液晶は一見必要ない気がしますが、あればなかなか便利なものです。
まあとにかく、性能も使い勝手も大変素晴らしく、 当然ながらこのハイエンドクラスでは文句なくダントツのオススメです。
あと「コントラストAFで遅いんでしょ?」なんていう人がいまだにいますが、ほんと一度使ってみて欲しいです、パナソニックの空間認識技術を用いたコントラストAFを。めっちゃ早くてビビりますよ。一般的な像面位相差AFなんかより全然早いです。
中古なら10万5,000円程度から。
LUMIX G9 PRO徹底レビュー 超高性能で超使いやすい高コスパ機! 【2020年8月更新】 - toshiboo's camera
LUMIX G9 PRO たくさんやった比較検証レビューのまとめ【2020年8月更新】 - toshiboo's camera
OLYMPUS OM-D E-M1X
- 発売年月 2019年2月
- 参考価格 28万2,000円
- EVF 約236万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 2037万画素
- シャッター メカニカル 60~1/8,000秒
電子シャッター 60〜1/32,000秒
電子先幕 60~1/320秒 - 連写速度 60コマ/秒(電子シャッターAFS時)、18コマ/秒(電子シャッターAFC時)
- AF方式 像面位相差 + コントラスト
- AF測距点 121点
- ボディ内手ブレ補正 5軸 7段分(12-100mm F4.0 IS PRO使用時 7.5段)
- 重量 約997g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 非内蔵
- フラッシュ同調速度 1/250秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 4K 30P 、C4K 24P
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ○
- 撮影可能枚数 約870枚(BLH-1 2個使用)
- 防塵防滴
- ハイレゾショット機能(RAW 8,000万画素相当、手持ちハイレゾ5,000万画素)
ただでさえすごい性能を持ったE-M1 markIIを正常進化させハイエンドとしての風格を増したカメラがこの E-M1Xになります。
縦グリップ一体型となり、さらなる堅牢性を得たボディとなりました。
驚異の手ブレ補正はなんと7段分。12-100mm F4.0 IS PRO使用時には7.5段にもなり、もはや向かう所敵なしの性能です。
そしてあのハイレゾショットが手持ちで撮影できるようになりました。RAWで5,000万画素相当と三脚使用時より若干解像度は下がりますが、手持ちで使用できるのは撮影の幅が大きく広がります。
お値段もマイクロフォーサーズらしからぬ価格帯へと突入しましたが、もともとE-M1 markIIでさえこんなハイスペックなカメラならこのくらいの値段がしてもおかしくないと思っていましたので、さらなる最高のボディと性能を手にできると思えばお手頃ではないでしょうか。
動画向きハイエンド
動画カメラとしてパナソニックのカメラは高く評価されていますが、その中でもGH5シリーズは特に動画撮影に特化しています。
Panasonic LUMIX GH5
- 発売年月 2017年3月
- 参考価格 17万1,000円
- EVF OLED 約368万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 2033万画素
- シャッター メカニカル 60~1/8,000秒 (バルブ最大30分)
電子シャッター 1〜1/16,000秒
電子先幕 60~1/2000秒 - 連写速度 12コマ/秒(AFS時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 225点
- ボディ内手ブレ補正 5軸 5段分
- 重量 約725g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 非内蔵
- フラッシュ同調速度 1/250秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 4K 60p C4K 30p
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ○
- 撮影可能枚数 約410枚
- 防塵防滴
静止画カメラとしても十分な性能を備えていますが、G9 PROがある現在静止画用途メインであえてこちらを選ぶことはないでしょう。
動画としては文句なく、プロフェッショナル動画性能を備えています。 ほぼクロップなし(1.09倍)で4K動画の撮影が可能です。
別売アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU1」を購入すると V-logでの撮影が可能となります。
動画についてはあまり詳しくないのでこのくらいの説明にとどめておきます💦
Panasonic LUMIX GH5S
- 発売年月 2018年1月
- 参考価格 22万8,000円
- EVF OLED 約368万ドット
- 背面液晶 バリアングル
- 有効画素数 1028万画素
- シャッター メカニカル 60~1/8,000秒 (バルブ最大30分) 電子シャッター 1〜1/16,000秒
- 連写速度 11コマ/秒(14bit AFS時)
- AF方式 コントラスト
- AF測距点 225点
- ボディ内手ブレ補正 なし
- 重量 約660g(ボディ、バッテリー、メモリー)
- フラッシュ 非内蔵
- フラッシュ同調速度 1/250秒以下
- ホットシュー あり
- 動画 C4K 60p
- Wi-Fi ○
- Bluetooth ○
- 撮影可能枚数 約440枚
- 防塵防滴
LUMIX GH5Sからさらに画素数を落とし、ダイナミックレンジを広げ、高感度耐性も上げ動画においてさらなる高画質化を果たしたカメラです。まさに動画機としてのハイエンドです。
4K動画撮影はクロップなしで撮影可能です。
GH5ではオプションだったLog撮影機能も標準で備わっています。
静止画的にも注目すべき点として、14bit RAW撮影が可能となっており、そこそこ無茶なRAW現像にも耐えられるようになっています。
マイクロフォーサーズでは初めての14bit RAW対応となります。
まとめ
という感じで、マイクロフォーサーズのミドル、ハイエンドクラスのカメラを集めてみました。
ミドルクラスはE-M5 markIIがモデルチェンジ直前ということもあってちょっと穴の開き気味なラインナップですかね。
mark IIIがどのくらいのスペックで登場するかが非常に楽しみなところです。
E-M1 markIIとLUMIX G9 PROのポテンシャルが非常に高く、フルサイズやAPS-C機をお使いの方にも是非ともオススメしたいくらいです。
その中でもLUMIX G9 PROのコスパは飛び抜けています。超オススメです。
すでにカメラをお持ちで、さらに色々な撮影にチャレンジしてみたい方なら、一気にLUMIX G9 PROを買っちゃってもいいんじゃないでしょうか?!
個人的にはやはりE-M1Xの7段分手ブレ補正と手持ちハイレゾショットが気になってしょうがありません。
E-M1 markIIも非常に良いカメラだったんでオリンパスの感覚も忘れ難いんですよねー。
い、いや買いませんよ(笑)
だって…S1Rが… 😅
*1:液晶モニターでリアルタイムに撮影(合成)結果が確認できる機能