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カメラでハッピーライフ!

これからカメラを始める初心者にもオススメ機種 【2020年8月更新】

 【2020年8月更新】

筆者は約3年前よりキヤノンのフルサイズセンサー機からオリンパスに乗り換えて、OM-D E-M1 markIIを使っていました。現在は同じくマイクロフォーサーズセンサー搭載G9 PROをメイン機に、オリンパスE-M5 markIIIをサブ機に使用しています。

ぶっちゃけオリンパスというメーカーとしては特段何の思い入れがあったわけでもなく、単純に機能や画質を総合的に判断してキヤノンのフルサイズから移ってきました。

 

 

 

先日も初心者の方から購入相談を受けて、いろいろ調べて考えた結果、やっぱりオリンパスOM-D E-M10 markIIIに行き着いちゃったのでその理由を並べていきたいと思います。

 

 

 

OM-D E-M10 Mark III

 

 

手振れ補正が強力

オリンパスのセンサーシフト式手ブレ補正は、多分どのメーカーよりも強力と言っても過言ではないです。

特にOM-Dシリーズに搭載されている5軸手ブレ補正は、まあとにかく優秀です。

他のメーカーのスペック上同じ段数補正でも、オリンパスの方が補正されているように感じます。

 

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やはり、綺麗な写真を撮る上でブレていないことは一番重要なことですので、少なくとも手振れ補正が強力なカメラをオススメしたいです。

 

手持ち長秒チャレンジのような世界は行き過ぎているかもしれませんが(笑)

気軽に撮ってもブレていないというのは、写真のクオリティに確実に影響します。

 

 

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ゴミが乗らない

レンズ交換式、一眼カメラの宿命とも言えるセンサーゴミですが、これまたオリンパスのアンチダスト機能はとても優秀な印象です。しかも飛び抜けて優秀。

 

オリンパスのカメラでセンサーゴミが乗った話は聞いたことがないくらい?!とは言い過ぎかもしれませんが、自分もかなり適当にレンズ交換をしていて、未だに撮影画像にゴミを見たことはありません。

 

初心者の方がゴミに気づいてレタッチしたり、センサーの掃除するのも難しいものがあると思いますので、ならば最初からゴミが乗りにくいカメラをオススメしたいです。

 

他のメーカーもたいがい物理的にセンサーを振動させるダスト除去機能はついていますし、キヤノンのEOS 6Dにもついていましたが、まあすぐ盛大にゴミがつきましたね(^^;

 

EOS 6Dのセンサーゴミの画像ですが、ちょっと掃除を怠るとこんなに乗っていました。

 

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ゴミが付いているのを見てしまうと、テンション落ちますしね😅

 

 

 

ボディもレンズも軽い

同じミラーレスカメラでも、ソニーのフルサイズセンサーを搭載したα7や9シリーズはボディこそ小さいもののレンズはやはりフルサイズ相応の大きさ重さになります。

センサーサイズの小さなマイクロフォーサーズや、それよりは少し大きいAPS-Cと言うセンサーサイズのカメラで専用レンズを使えば軽くコンパクトになります。

持ち出しやすいコンパクトなカメラやレンズだと、カメラに触れる機会も多くなり、おのずと操作も覚えて、撮影意欲も湧いて、シャッターチャンスをものにしやすくなりますよ。

 

サンヨン(300mmF4、フルサイズ換算で600mm)レンズがこの大きさ。

 

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600mm相当の画角と考えると、フルサイズ機の半分じゃ済まないくらいに小さいです。片手でふりまわせます。

 

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初心者にサンヨンの話?!と思われるかもしれませんが、どの焦点距離でも比例してフルサイズ機よりコンパクトになりますよ、ということです。 

 

 

意外とレンズが豊富

初心者を脱すると、選べるレンズ、特に中古レンズの多さを気にしがちですが、初心者でしたらとりあえずキットレンズ+αくらいで考えればいいと思います。

とはいえ、自分もキヤノンからオリンパスに移ってみてびっくりしましたが、意外とマイクロフォーサーズのレンズ沼は深かったですw

 

なにせ、パナソニックも同じ規格でめっちゃいいレンズをたくさん出していますし、旧規格のフォーサーズレンズもアダプター経由で使えたりします。

もちろんオリンパスのレンズも性能の良いレンズが豊富です。

 

画角が半分に狭くなってしまうのですが、アダプターを介してほとんどのメーカーのオールドレンズをマウントすることもでき、沼が無いと言う心配はありません(笑)

画角が狭くなり広角の選択肢は少なくなりますが、意外としっかりオールドレンズを楽しめます。

 

E-M1 markIIにカールツァイスをつけてみた : toshiboo's blog

 

 

あと、フルサイズ機を作っていないので、レンズ性能もフルサイズに遠慮する必要がないことも、オリンパスやパナソニックのレンズ性能が良い一因ではないかなとか思ったりします。

本当かどうかわかりませんがw

キヤノンだとAPS-C専用のLレンズ(キヤノンの最上級レンズシリーズ)とか出してないですしねぇ。

 

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被写界深度が適度に深い

センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズは、フルサイズやAPS-Cに比べて、同じ明るさのレンズでも被写界深度(ピントの合う範囲)が深くなります。ということはピンボケになりにくいと言えるかと思います。

もちろんピンボケにはオートフォーカス(AF)性能など他の要因もありますが。

 

それでいて、一眼でしか撮れないボケの効いた写真も撮れますし、フルサイズ並みにボカしたい!となればその時はマクロなり望遠なり単焦点なりのレンズを選べば良いかと思います。

さすがにフルサイズの望遠単焦点クラスのボケを出す手段はないのですが、その心配はさすがに初心者の時点でする必要はないでしょう(^^;

 

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望遠でも寄れるレンズが多いので、被写体との距離を詰めて背景との距離をとれば大きくぼかせます。

 

 

動作が機敏

今どきどのメーカーもそこそこ機敏な操作反応するのですが、オリンパスの多くの機種はボタン類など操作系も小気味よく反応しますし、AFなんかもすごく気持ちよいです。

 

ボタンやダイヤルの質感などは他メーカー同等クラスに比べてもとても良い印象です。

 

 

普通に機能的な漏れが無い

写真に様々なエフェクトがかけられる「アートフィルター」もありますし、Wi-Fiでのスマホ連携なども搭載しています。

アートフィルターなんてちょっと馬鹿にしてましたが、初心者だけじゃなく、意外とベテランでも楽しめますよ。

 

使うか使わないかは別にして、4K動画やHDR(合成して諧調豊かにする機能)ライブコンポジット(明るい部分のみを何枚も合成していく様子を見ながら撮影、星の軌跡写真など)や4Kタイムラプス(間隔をあけて撮影し早送り動画にする)や多重露光、120fpsハイスピード撮影などなどなど…まあ使える機能が豊富です。

連写もAF固定で約8.6コマ/秒、AF追従で約4.8コマ/秒です。

正直、動体に対してのAF性能はクラス的にもそれなりだとは思いますが、固定でも8.6コマ撮れれば、かなり瞬間的なシーンも撮影できると思います。

 

機能的にはハイエンドカメラでできることもほぼ網羅していますので、やりたいことが増えても当面は対応できると思います。

 

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そんな感じで、あとは価格を考慮して、結局一つ型落ちのオリンパスO-MD E-M10 markIIIをオススメしました。

 

 

しっかりカメラしている

で、このカメラ、びっくりするほどちゃんとカメラしているんですよね。めっちゃ小さいのに。

見ての通り電子ビューファインダーも搭載しています。

これは晴天時は液晶が見づらくなるので必須ですし、何しろカメラを使ってるという気分が盛り上がります(笑)

チルト液晶モニターや内蔵フラッシュも搭載しています。

 

OM-D E-M10 Mark III

via: www.olympus-imaging.jp



 

操作性はフラッグシップ機であるE-M1 markIIと比べても遜色なく使えます。

少し本格的にやりたくなったとき、絞りシャッタースピードをいじって撮影する操作が、ボタンを何回も押してメニューを呼び出してとかじゃなくて、簡単に前後のダイヤル操作でできます。

サイズもグリップもミニマムなのに、親指で握る部分(サムレスト)がしっかり出っ張ってて握りやすい。

しっかりカメラしているなぁと感じました。

 

OM-D E-M10 Mark III

via: www.olympus-imaging.jp



 

 

 

デメリット

 

フルサイズやAPS-Cに比べればセンサーサイズが小さいです。実際の画像はAPS-Cはともかく、現行フルサイズ機と等倍表示で比べたり、超高感度を比べれば画質的に一歩譲るでしょうが、センサーサイズが小さい分レンズ設計に余裕をもたせやすいせいか、周辺まで描写が良いレンズが多いと感じられます。

 

設定項目が多すぎる?

OM-Dだとカスタマイズ性が高すぎて、いじれすぎちゃうので初心者だと混乱するかなぁ、と言う気もしなくないですね。

 

 

www.toshiboo.com

 

センサーサイズ的に高感度撮影は少し弱いです。

室内で子供を撮影する場合など、被写体ブレを防ぐために高感度を使う際はノイズが多く乗りやすいです。

ただ室内のこういうシーンでは、センサーサイズにかかわらず、大きい外付けフラッシュを天井に向けて発光させる「天井バウンス」を使ったほうが、特に初心者にとっては簡単に綺麗な写真が撮れます。

今は中華製の安価な大型フラッシュもたくさん出ていますので、部屋用にでも一つあると良いと思います。

(フラッシュ = ストロボ、スピードライト) 

 

 

 

オリンパスはカメラ事業から撤退したけどどうなの?

なかなか心配な点かとは思いますが、オリンパスのカメラ事業は譲渡先にて継続されますし、パナソニックも同じくマイクロフォーサーズマウントのカメラとレンズを発売しています。

マイクロフォーサーズがなくなるわけではありません。

オリンパスからもまだレンズのロードマップ(開発計画)が発表されています。

ここで書いたように素晴らしくとてもバランスが優れたシステムですので、きっとまた注目を浴びるんじゃないかなーなんて筆者は思っております。

 

 

 

というわけで、これから初めての一眼カメラをお考えであれば、まだOM-D E-M10 markIIIのダブルレンズキットが安く入手できるのでオススメですよ〜。

 

ズームレンズ2本ついて4万9,400円(2020年8月16日 価格コム最安値)ですからめっちゃコスパ良いと思います。

さあ、この夏から沼への一歩を踏み出そう!