E-M1 markIIのサブ機として散々悩んだ挙句購入したパナソニックの LUMIX GX7mk2が手元に届きましたので、ファーストインプレッションレビューをしたいと思います。
レンズ付けっぱなし梱包?!
まず箱を開けると、すでにレンズが装着されています。え?!
そう、今回買ったのはキットズームレンズ付きのモデル。
手持ちレンズもあるのでいらないかなと思ったのですが、ついてくるレンズを売ると価格コム最安よりもだいぶ安くなるので(^^;
そう、そのキットレンズ付きのモデルなのですが、レンズがボディに装着されたまま梱包されているのです。なのでレンズの後ろキャップとボディキャップが付属していません。
確かに、レンズは付け替えるにしても、他のレンズにエンドキャップがついていればそれを外したレンズに使い回しますし、ボディキャップなど売るまで使わないのでだいたい紛失します。
合理的といえばそうなんですが、どちらか片方だけ売るとき困りますね(^^;
なかなかの質感
持ってみるとプラスチックボディながらも意外とずっしり。
プラスチックも金属風な梨地加工されており、グリップレベルは加工が変えてあるので(なんて言うかわからないけど金属っぽい模様(^^;)、プラスチッキーな感じがしません。
グリップレベルにぐるっと貼られているシボ加工のラバーとフラットな軍艦部が懐古過ぎずモダン過ぎずいいバランスだと思います。
画像で見て想像していたより全然高級感ありました。
ボタンとダイヤルの感触はイマイチ
ボタンとダイヤルの感触に関しては、妙に安っぽく感じました。
割と固めで動きに柔らかいグリス感(?)のような感じがないです。
プラスチックのおもちゃみたいな感触です。
もう少しあたりがつくと感触が変わるかもしれません。
レンズ繰り出しが手動
このキットレンズのLUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(長い)ですが、パンケーキタイプでコンパクトなのは非常によろしいです。
ただ、使用するにはズームリングをぐいっと回して手動でレンズを繰り出さないといけません。
撮影開始までのアクションが1ステップ多くなるんですよね。
レンズの繰り出しはしょうがないとして、せめて電動にするとか、それがコスト高なら逆に手動で繰り出したら連動し電源が入るとかしてくれたらよかったのにとも思います。
せっかくスナップ向きなレンズなのにトータルの起動が遅くなると不便を感じると思います。
鞄にしまうとき以外はレンズを出しとけということでしょうか。
チルト液晶
チルト液晶は上向き90度、下向き45度まで動きます。
自撮りはできませんが、通常使用には問題ないてしょう。
チルト液晶はレンズと軸が同じなのでとっさに動かした時に(自分が)迷うことがないのですが、縦位置で使えないのでバリアングルの方が好みです。
バッテリーチャージ
充電はマイクロUSB端子からの本体充電です。
カメラを使っている時に、予備バッテリーを充電するような使い方をするには別売りのバッテリーチャージャーDMW-BTC9が必要です。
本体充電だと荷物も減りますしモバイルバッテリーからの充電も可能なので、便利な点も多いです。
多機能でカスタマイズ自由度高し
E-M1 markIIもでしたが、多機能でカスタマイズの自由度が高いです。
他人のGX7mark2は使えなくなるパターンですね。
これがいいのか悪いのか微妙ですが、マイクロフォーサーズがメインストリームでない以上、他社メーカーの操作体系を少しでも真似できることは重要かもしれませんし、コンデジからのステップアップも多いでしょうから、これでもかと多機能なのもいいかもしれません。
自分もEOS 6Dから移行してきたときはびっくりしましたが、今ではそれができないとなると物足りなく感じるかもしれません。
ただ、機能が増えればメニューは煩雑になりますし、カスタマイズの多様性にユーザーの記憶の切り替えが付いて行けない可能性もあります。
現に、E-M1 markIIでは設定したはずのものが勝手に外れてたり、違う設定になってたり…ということも多々ありますが、それ自体自分の記憶や操作間違いなのかカメラソフトウェアのバグなのかわからないです。
使いこなすにも時間がかかってしまうでしょうから、手放しで喜べない部分もあります。
自分は好きですが(^^;
メニューの文字が大きい
文字が大きくてちょっとダサいのですが、一画面に表示される項目が少ないのは逆にすっきりしてていいです。
文字が大きいとスクロールは大変ですが見つけたいキーワードが目に入りやすいです。
E-M1 markIIと同じく多機能なのですが、適当にメニューめくって行って見つけられる確率が高いのはGX7mark2の方です。
E-M1 markIIはもっと項目が多くてメニューの整理が煩雑な気がします。
ストラップ環が邪魔
E-M1 markIIもそうなのですがストラップ取り付けが三角環なんですよね。普段ストラップをつけない時、邪魔だしカチャカチャうるさくてしょうがないです。
なので、E-M1 markIIは速攻で取り外しましたが、飛び出た金具はそのままです。
このGX7mark2に関しては小型のためグリップ高が足りなく、中指の付け根側面がここにゴリゴリ当たってしまうんですよね。
自分の手が大きいだけでしょうか(^^;
ほんとこのカッコ悪いストラップ金具のためだけにキヤノンが恋しくなったりします(笑)
っていうか、三角環ないのってキヤノンだけなんかな?
シャッター音が微妙
なんとキレの悪いシャッター音でしょう(笑)
オノマトペとして書くと「テケコン」って感じでしょうか(^^;
E-M1 markIIでは無音で使っているのですが、それは電子シャッター性能が良く、画像が歪むローリングシャッター現象がおこりにくいからこそです。
GX7mark2では標準的な電子シャッターであり、少々不安なのでメカシャッターを使いたいのですが、テケコンとかペコポンみたいな音なので、やっぱり電子シャッターを無音で使おうと思います(^^;
でも、自分もシャッター音にはこだわりはないし詳しくもないので、もし「ライカMなんちゃらの音を忠実に再現した音だよ」とかだったら、「やっぱり伝統の重みを感じるシャッター音だわ、惚れる。」とか言って使うと思います(笑)
あ、ちなみに電子シャッターにも音を3種類から選んで付けられます(笑)
12-100mm F4 is PROをつけてみるとさすがにアンバランス。どう取り回していいか迷う。
手振れ補正良く効いています
E-M1 markIIのように手持ちで10秒とか15秒とか変態の世界に行くのは難しいかもしれませんが、普通に使う分にはよく効いて止まっているように感じます。
特にキットのズームレンズはセンサー5軸とレンズ2軸両方の手ぶれ補正を効かせることのできるDual I.S.に対応しているので、オリンパスOM-Dに肉薄するくらいに手ぶれ補正が効いている(気がする)ので、また冴えない田舎の夜景を手持ち長秒チャレンジしてみたいと思います。
EVFは小さいながら見やすい
もちろんE-M1 markIIと比べれば、カクカクすると感じることも多いですし多少の遅延も感じます。
サイズ的にも小さいのですが、見やすく十分撮影に没入できそうです。
AFが爆速
なんかやたらとAFが早い気がしたので、とりあえず一点のワンショットAF(AFS)で試してみました。
GX7mark2 AFスピードテスト #GX7mk2 pic.twitter.com/Tt1hzWJQDL
— toshiboo⛅ペンタックス大好き (@toshiboo) 2017年7月26日
合焦精度はどうかわかりませんが鬼のように早いです。しかもほとんど迷いません。
結構暗いとこでも合焦する感じです(^^;
室内で試しているだけですが、感覚的にレフ機の位相差よりすごいんじゃね?
まあ、レンズにもよるでしょうがこの距離差でこのテンポは凄いでしょう。
え、最近のミラーレスってこんなもんなのかなぁ?
さらにメニューを見てたらクイックAFなる項目がありOFFになってました。ONにしたらもっと速くなるの?!
ちょっとE-M1 markIIが帰ってきたら比べてみたいと思います(^^;
連写はどうなんだろ
ただ、連写性能はAF追従だと秒間6コマ撮れる(メカシャッター、電子シャッターとも)のですが、なんせライブビューは大きくブラックアウトして表示の追従もそれなりに遅れを感じるので、予測できないような動き物はまず難しいかなという感じです。
AFの追従性能自体は、自分がカーテンに近づきながら撮ったくらいではちゃんと合っていたので、予測できる動きのものを真ん中に捉えるなら問題ないじゃないかと予測します。
まあ、自分の場合はE-M1 markIIでもそこまで動くものも撮っていませんが(^^;
取り急ぎ、触っただけレビューをお送りしました。
正直なところ、基本性能、質感考えると、現在のボディ単体価格(20170726現在 価格コム 45,000円以下)はありえないくらい安く感じます。(だから買ったのですがw)
初めての一眼には贅沢なくらいの中身ですが、これ以下クラスも価格的には上を行く感じなので、スタイルさえマッチしていれば入門、中級、サブ機として満足度の高いカメラではないでしょうか。
また、フィールドに持ち出して、オリンパスのレンズなどもつけて作例とともにレビューしたいと思います。
レビュー書きました
このレンズが一番欲しい
買いました😅