最高のカメラ、パナソニック LUMIX S1R を購入したわけですが、せっかくのレンズ交換式カメラなんで、交換するレンズが欲しいところですw
"ライカ"Lマウントですが、流石にライカ製のものには手が出ない(フルサイズ用は一番安くて約60万円)ので😂、パナソニック&シグマの中から探ってみたいと思います。
少ないようで、意外とあるのですが、とは言え他のマウントに比べると全然少ないので迷いは少なくて済みそうです。
標準ズーム
すでにキットレンズのLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. が手元にあるので、画角のバリエーション的には必要ないんですが、一番よく使うであろう焦点域なだけにより良いものが使いたいじゃないですか。
より良いものって比べてみないとわかんないじゃないですか!
というわけで標準ズームレンズが真先に気になっております😅
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
2019年3月発売。パナソニック小三元*1標準ズームレンズ。S1シリーズのキットレンズでもあります。
現在持っているLマウントレンズはこれだけですが、参考基準としてまずこのレンズのスペックを記しておきます。
- 参考価格 約13万9,980円
- フィルター径 77mm
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.3m
- 最大撮影倍率 0.5倍
- 絞り羽枚数 9枚
- 重さ 680g
- 光学手ブレ補正 あり
- 防塵防滴仕様
すごく良いレンズですよ。各収差も四隅まできっちり補正されていますし、何と言っても最短撮影距離0.3m0.5倍のハーフマクロ域まで切り替えスイッチなしでそのまま使えます。めっちゃ便利です。
強力なレンズ内手ブレ補正も搭載されセンサー手ブレ補正と連動する Dual I.S.2 が非常に優秀です。撮影結果ももちろん良いのですが、EVFに映る像の安定が撮影テンションを高めてくれます。
なんの文句もありません。
でも他はもっといいかも…と思うのが人の子ですねw
このレンズを使った作例はこの記事に数点載せてます↓
【購入レビュー】LUMIX S1R 最高の描写と操作性のフルサイズミラーレス - toshiboo's camera
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. | Sシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic(メーカーオフィシャルサイト)
LUMIX S PRO 24-70 mm F2.8
2019年9月に発売されたパナソニックの大三元標準ズームになります。
- 参考価格 約27万2,250円
- フィルター径 82mm
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.37m
- 最大撮影倍率 0.25倍
- 絞り羽枚数 11枚
- 重さ 935g
- 光学手ブレ補正 なし
- 防塵防滴仕様
やっぱり大三元ズームレンズを使いたいじゃないですか。
せっかくのフルサイズですから標準ズームでも大きなボケを楽しみたいじゃないですか。
F2.8通しですから、ボケ量的にはマイクロフォーサーズ換算で12-35mm F1.4相当と思うとワクワクしますよね🤗
クラッチ機構にてマニュアルフォーカスに切り替えが可能です。
ダブルフォーカスが採用されておりAFの高速化、高精度化、そしてレンズ自体の軽量化も図られています。
ただしお値段もかなりご立派なものとなっております😅
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 | Sシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic(メーカーオフィシャルサイト)
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN
そこで2019年12月発売のSIGMAの大三元標準ズームレンズです。
- 参考価格 約11万7,610円
- フィルター径 82mm
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.18m
- 最大撮影倍率 0.34倍
- 絞り羽枚数 11枚
- 重さ 835g
- 光学手ブレ補正 なし
- 防塵防滴仕様
ソニーEマウントではすでに大絶賛の嵐となっているレンズです。
確かに作例を拝見すると、シャープで文句のない描写です。めちゃくちゃいいですね。
しかも寄れる。最短撮影距離18cmでレンズの全長が約12.3cmですから、センサーまでの距離を除くと前玉から約5cm以上は寄れそうですね。
これだけ寄れて、F2.8なんて最高じゃないですか。
それがこんなお値段で買えてしまうなんて。
いやー。せっかくのフルサイズなんでズームでもボケを味わいたいですし、S1Rの繊細な描写でこのシャープなレンズを楽しみたい。そんな欲求に駆られてしまっています。
手持ちのレンズと焦点域が丸かぶりなのが悩ましいところです。
24-70mm F2.8 DG DN | Art | レンズ | SIGMA | 株式会社シグマ(メーカーオフィシャルサイト)
望遠ズーム
標準域以外となると、まずは広角と望遠どちらを優先するかとても悩ましいところです。
LUMIX S1Rの繊細な高画素を活かすとなると超広角で風景撮影が真っ先に思い浮かびますが、高画素のトリミング耐性を活かせば200mmにテレコンバージョンレンズでも超望遠域まで使えてしまう。そんな可能性も考えると望遠レンズが欲しくなってしまいます。
LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.
2019年3月発売、パナソニックの小三元望遠ズームレンズ。
軽量コンパクトで(と言っても1kg弱。キヤノンEF70-200mm F4L IS II USM(780g)なんかよりもちろん重い😅)手ブレ補正までついて使い勝手の良いレンズです。
- 参考価格 約18万7,110円
- フィルター径 77mm
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.92m
- 最大撮影倍率 0.25倍
- 絞り羽枚数 9枚
- 重さ 985g
- 光学手ブレ補正 あり
- 防塵防滴仕様
- アルカスイス互換三脚座
フィルター径が77mmでLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.と同じなのはとても嬉しいところです。
普通このクラスは72mmですよ。贅沢な光学設計です。
1.4(DMW-STC14) と 2.0倍(DMW-STC20)のテレコンバージョンレンズ(テレコン)にも対応しておりこれで十分じゃないかと思わせる利便性もあります。
ただ、2.0倍ではF8となってしまうため動きもの、特に小さい鳥の飛翔シーンを撮影するのは厳しそうです。
1.4倍テレコンで280mmF5.6になるので、それにEXテレコン(デジタルズームのような機能)1.4倍を使えばF値5.6のまま約400mmの超望遠域まで撮影することができます。画素数はもちろん少なくなるのですが、S1Rなら2350万画素相当の解像度がキープできます。すごい。
なんと2倍EXテレコンもありまして、こちらは1200万画素相当まで落ちるものの560mmF5.6相当の画角と明るさになります。
まあ、EXテレコン使うなら後でトリミングすりゃええやんと思わなくもないですが、撮影時により被写体に集中できる点とRAWはトリミングされずに残るので実用性は悪くないと思います。(ちなみにG9 PROではRAW同時記録できませんでしたので使ってませんでした。)
フォーカスクラッチを搭載しています。
LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S. | Sシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic(メーカーオフィシャルサイト)
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.
2020年1月発売のパナソニック大三元望遠ズームレンズです。
そのテレコンとの組み合わせもF2.8の大三元ならさらに実用性が増します。 2.0倍のテレコン付けてもF5.6ですからねー。
それとやっぱり、この焦点域のF2.8ってマイクロフォーサーズ使ってると少し恋しかったんですよね(笑)
- 参考価格 約31万4,820円
- フィルター径 82mm
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.95m
- 最大撮影倍率 0.21倍
- 絞り羽枚数 11枚
- 重さ 1,570g
- 光学手ブレ補正 あり
- 防塵防滴仕様
- アルカスイス互換三脚座
ズームの利便性があるのに大きなボケを味わいたいならぜひチョイスしたいレンズです。
あと、このSシリーズになってからパナソニックも三脚座にアルカスイス互換溝を入れてくれたのがありがたいです。 これ必須ですよ。
もちろんLUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.の三脚座も対応しています。
同じくフォーカスクラッチを搭載しています。
しかし、やっばりお値段がすごいですよね😅
シグマが早く70-200mm F2.8出してくれないかなぁ(笑)
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. | Sシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic(メーカーオフィシャルサイト)
広角ズーム
LUMIX S PRO 16-35mm F4
2019年12月発売、パナソニックの小三元 広角ズームレンズです。
- 参考価格 約18万8,100円
- フィルター径 77mm
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.23倍
- 絞り羽枚数 9枚
- 重さ 500g
- 光学手ブレ補正 なし
- 防塵防滴仕様
やはりパナソニック小三元はフィルター径77mmで揃えてくれていてありがたいです。
広角端16mmでF4と抑えられていますが、500gととてもコンパクトで円形フィルターも使える素晴らしいレンズです。
フォーカスクラッチも搭載しています。
軽量で望遠端が35mmもあるのでスナップ用途にもかなり良さそうですね。
LUMIX S PRO 16-35mm F4 | Sシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic(メーカーオフィシャルサイト)
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
2019年8月発売、シグマの大三元超広角ズームレンズになります。
- 参考価格 約13万1,210円
- フィルター径 -- mm(リアフィルターホルダー)
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.28m
- 最大撮影倍率 0.17倍
- 絞り羽枚数 11枚
- 重さ 795g
- 光学手ブレ補正 なし
- 防塵防滴仕様
F2.8の明るさと14mmの超広角域を備えています。
出目金レンズで円形フィルターは使えないものの、リアフィルターホルダーが標準で装備されています。
ちゃんとパナソニックのレンズと棲み分けられていて悩ましいところです。
F2.8で14mmなんて星を撮るしかないじゃないですか!と思ったらシグマのサイトでも星景写真用レンズの決定版とうたわれています。
シグマのサンプルは30秒露光のものですので若干わかりにくいですが、コマ収差も十分抑えられている感じです。
フィールド用途なら軽量でプロテクトフィルターも使えるLUMIX S PRO 16-35mm F4かなと思いますが、シグマは14mmF2.8という魅惑のスペックですし、このスペックのレンズとしては軽量です。
リアフィルターホルダーが標準装備なのもいいですね。
いやーほんと悩ましいです。
14-24mm F2.8 DG DN | Art | レンズ | SIGMA | 株式会社シグマ(メーカーオフィシャルサイト)
単焦点レンズ
SIGMA 45mm F2.8 DG DN
Lマウントで唯一10万円を切るレンズです😂 (シグマのレフ機流用レンズは除く)
2019年8月発売です。
- 参考価格 約5万1,000円
- フィルター径 55mm
- 最小絞り F22
- 最短撮影距離 0.24m
- 最大撮影倍率 0.25倍
- 絞り羽枚数 7枚
- 重さ 215g
- 光学手ブレ補正 なし
- 簡易防塵防滴仕様
もちろん SIGMA fpに合わせて作られた、コンパクトでかつ高級感のあるかっちょいいレンズなのですが、S1Rにだって装着できます!
大きくて高いレンズに比べれば、周辺は流れていますし、グリーン系の色収差やハロっぽい滲みも見られますが、値段とサイズを考えればかなり良い写りかと思います。
ってそういうこというレンズじゃないんですよね。
味と思える隙かどうかは実際自分で撮影してみてこそ判断できる部分かと思います。買わなきゃ…。
スナップ用にぜひ手に入れたいレンズです。fpと共に…。
45mm F2.8 DG DN | Contemporary | レンズ | SIGMA | 株式会社シグマ(メーカーオフィシャルサイト)
SIGMA 35mm F1.2 DG DN
2019年7月発売、シグマの大口径F1.2の35mmレンズです。
いや、これ欲しい!
- 参考価格 約13万4,580円
- フィルター径 82mm
- 最小絞り F16
- 最短撮影距離 0.30m
- 最大撮影倍率 0.2倍
- 絞り羽枚数 11枚
- 重さ 1090g
- 光学手ブレ補正 なし
- 防塵防滴仕様
シグマのサイトのサンプルを見るとどれも誇らしげにF1.2開放での作例ばかりなのですが、その数値を疑いたくなるくらい合焦部がシャープです。
夜景の作例を見てもシャープなのはもちろん滲みなく周辺までビシッと写っています。これもF1.2ですよ?
ぜひスナップ用に持ち歩きたい35mmという画角なのですが、如何せん重さが1kgを超えています(笑)
レンズの描写性能は「大きさと重たさが正義」って話が納得できますね😂
35mm F1.2 DG DN | Art | レンズ | SIGMA | 株式会社シグマ(メーカーオフィシャルサイト)
LUMIX S PRO 50mm F1.4
2019年3月発売、パナソニックの大口径標準単焦点レンズです。
- 参考価格 約25万3,930円
- フィルター径 77mm
- 最小絞り F16
- 最短撮影距離 0.44m
- 最大撮影倍率 0.15倍
- 絞り羽枚数 11枚
- 重さ 955g
- 光学手ブレ補正 なし
- 防塵防滴仕様
50mm F1.4といえばお手軽単焦点レンズの2ステップ目という位置付けのはずで価格も5万円くらいかな?と思っていたら大間違い。
25万円もする超高級レンズとして出てきました🙌
その分、描写性能に関してはどこもかしこも超絶賛の嵐です。
MTF曲線を見てみると、10本/mmについてはMTF直線とも言えるラインを描いておりグラフ端まで95%をキープしています。こんなの見たことありません。
周辺まで解像がほとんど落ちないってことですね。
30本/mmまで繊細になると流石に落ちてはいますが端でほぼ70%です。
SUMMILUX-SL[約70万円]に互角…いやよく見たらLeicaのチャートの一番上の線は5本/mmだから全然超えとる!とか、Otus[約37万円]ははるかに超えている!ので、そんなことを考えると破格とも言える安さでしょう。
個人的にはメーカーによって測定環境も違えばチャートの空間周波数の本数が違ったり、ましてやボケの判断はできないので普段MTFチャートをあまり重視しないのですが、極端に良いとか悪いの判断には有用です。
そんなわけでチャートを見比べてしまいましたが、今回ばかりはちょっとびっくりしてしまいました。
そう遠くないうちに手に入れてしまいそうなレンズです。
中古がですね…ちょっと安くなり始めているんですよ!😉
LUMIX S PRO 50mm F1.4 | Sシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic(メーカーオフィシャルサイト)
まとめ
という感じで、2020年2月現在の国内メーカーたぶんフルラインナップを書き出してみました。
個人的に揃える順番としては
- SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
- LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.
- SIGMA fp + 45mm F2.8 DG DN
ですかね、ん?なんかレンズじゃないものが🤔
選択肢が多くないので悩まないかなーなんて思っていましたが、全部がそれぞれ良いレンズ過ぎてこの先はまる沼が見えてしまった気がします。
言っても底が見えているだけマシですが…。あ、この先LEICAのレンズが待っているんだった…😅😅😅
Lマウント、次買うべきレンズは?
— toshiboo🌥️ (@toshiboo) 2020年2月5日
Lマウント、次買うべきレンズは?(SIGMA版)
— toshiboo🌥️ (@toshiboo) 2020年2月5日
*1:カメラ界では広角・標準・望遠の3種のズームレンズについて、F2.8通しを大三元、F4通しを小三元などと麻雀の役にたとえて言ったりします。