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カメラでハッピーライフ!

PeakDesign リーシュとカフを買ったのでレビュー

外箱

巷で評判の良すぎるPeekDesignのストラップ2種を購入しました。

きっかけはというと、パナソニック LUMIX GF9の全く引っ掛かりのないグリップに不安があったのと、今まで使っていたストラップが厚くて収納時にかさばることでした。


PeakDesignといえば秀悦なアンカーリンクスシステム

PeakDesignストラップの最大の特徴といえば、ワンタッチで脱着可能なアンカーリンクスシステムです。


アンカー装着アニメ


このアンカーリンクスはPeakDesignのストラップ共通仕様です。

カメラ側のアンカーは付けっ放しにして数種類のストラップを使いまわしたり、逆にカメラ側を付け替える事も可能です。

非常に便利で使い回しの良いストラップシステムです。

カメラに取り付ける紐が細くて一見華奢に見えるこのアンカーですが、非常に頑丈に設計されており、耐荷重90kg以上となっています。


アンカー


しかも、紐は内部が赤く二重構造となっており、磨耗した際に紐のダメージ具合がわかるようになっています。赤いのが出てきたら「交換した方がええで」という事で安心です。

予備のアンカーも付いてきますので、交換用に取っといても良いですし、他のカメラにつけても良いでしょう。

ちなみにPeakDesignのストラップは現在、スライド、スライドライト、リーシュ、カフ(リストストラップ)、クラッチ(ハンドストラップ)が販売されています。

今回筆者が購入したのは、ネック・斜め掛け用としては一番細い「リーシュ」と手首用の「カフ」になります。

あと、市販のストラップに取り付けできるアンカーリンクスのみも販売されています。


実はストラップがあまり好きではない

何を隠そう筆者はストラップあまり好きではないんですよ。買ったのに(笑)

なぜかというと、引っ掛けてテーブルからカメラを落としてしまったことがありまして😅

カメラバッグから引っ張り出す時に他のカメラを引っ掛けて落としたこともあります😭

記憶の限り3回くらいあった気はするのですが、それ以降ストラップをつけることはやめました。

このストラップなしが思いのほか快適なんですよ。取り回しが非常に良いです。


ただ、どうしても撮影と決め込んである程度の時間を歩くときは流石にストラップが必要でしたので、 これまでは速写ストラップ「Carry Speed」を斜めがけで使用していました。

速写ストラップCarry Speedレビュー【たすき掛け】|toshiboo's blog


使用しない時は簡単にストラップを外すことができるタイプがよかったのです。


PeakDesign リーシュ

筆者が購入したカラーは「アッシュ」です。この他ブラックもあります。


Carry SpeedとPeakDesignリーシュを比較して

2つのストラップを並べて比較

そのテーブルから落下事件以降、使っていた速写ストラップ「Carry Speed」がこちらになります。


Carry Speed


ストラップの安定性は抜群だし、カメラの付け外しがワンタッチで、信頼感もあってかなり良いです。

ただ、ストラップががっちりしすぎてて、しまう時にかさばるんですよね💦

あと、カメラ側につけるプレートはアルカスイス互換のクイックシューにもなって非常に便利なんですが、どうしてもレンズ側に接続ポールが飛び出てしまうので、慣れるまではホールドの時に邪魔に感じます。慣れれば意外と全く問題ありません。


ポールジョイント

ポールジョイント


残念ながらこのプレートが単体で売ってないんで他のカメラとストラップを使い回せないんですよw

もちろんプレートを付け替えばなんとかなるんですが、面倒ですよね。

海外では単体売りしているらしいですが、せっかく良いシステムなのに勿体無いですよねー。


リーシュの付け外しはちょっと手間

付け外しの点でいうと、PeakDesign リーシュの方はストラップ両端の2箇所を止める必要があるので手間がかかります。

撮影中でも、手持ちハイアングルや三脚に乗せる時に素早くストラップからカメラを外して再び付け直すのはちょっと大変です。

あとカメラを外してしまうとストラップは肩にかかっているだけの状態となり落ちてしまうので、いちいちしまう必要もあります。

筆者はジャケットなど上着の下に斜め掛けしていることが多いのでそういう難点を感じますが、 普通にジャケット上から掛けて、撮影時にはストラップごとカメラを体から離す想定なんでしょうね。

ただそれだとストラップ引っ掛け事故が怖くて💦


その点、Carry Speedの接続は1点のみで素早く脱着が可能です。

カメラを外してもストラップはループ状のままですので体に掛けっぱなしでも落ちることはありません。


リーシュはコンパクトなのが良い

リーシュ同梱品
リーシュ同梱品


リーシュはクッションもない単なる柔らかナイロンっぽい布地の細身ストラップですので収納時も非常にコンパクトです。

これが一番の利点に感じます。ズボンのポケットにも入れておけるサイズ感です。

これがCarry Speedだとクッションも厚く金具も付いていますので、収納時そこそこスペースを使ってしまいます。


圧倒的おしゃれ

Carry Speedの方はちょっとガチっぽい感じで全くおしゃれ感はありませんが、リーシュは色や革の使い方もなんだかおしゃれです。

特にリーシュは幅が細く主張が少ないのでとても良いです。首にかけてもよし、たすき掛けしてもよし、片方の肩にかけてもなんだかおしゃれ。


パッケージングもおしゃれ
パッケージングもおしゃれ


アンカーがカチャカチャうるさい

このPeakDesignの特徴でもあるアンカーをカメラのスラップホールに取り付けるわけですけど、これが非常に鬱陶(うっとう)しいです。

もともと三角環の金具ですら鬱陶しさを感じてて、カメラを買うたびに速攻で取り外してキヤノンを懐かしんでいたくらいなので、ちょっと耐え難いです。 (キヤノンはストラップホールがボディ一体型なんで三角環がないんですよね。飛び出しもなく非常にスマートなのです。)


その上先日購入したレンズ、10-25mmF1.7 の鏡筒にがっつりヒットしてめっちゃ響きますw



これは色々な不幸が重なり合った結果ではあるのですが、鬱陶しさが絶頂に達しました。


回避策

パーマセルテープでアンカーをカメラに固定するというアイデアもtwitterのフォロワーさんにご提案いただいたりしましたが、ホール付きのクイックシューが手元にあったので、それをカメラに取り付けてグリップ側と底面の縦吊りとする事でアンカーがレンズ鏡筒には当たらなくなりました。


ホール付きのクイックシュー


これは斜めがけの状態も安定し、素早くグリップしやすくなるのでとてもよかったです。

しかもクイックシューを忘れる事もなくなり、Carry Speedのプレートに近い利便性を感じます。

リーシュには三脚穴に取り付けるタイプのストラップホールアクセサリーも付属していましたが、クイックシュータイプではないのでそれを使うと三脚使えなくなるんですよね。


三脚穴に取り付けるストラップホール


ホール付きクイックシューはとても便利でした。

グリップの角度もちょうど良く、素早くホールドできるようになりました。

カメラをぶら下げた状態グリップしたところ


どのくらいの重さまでがちょうど良い?

先日、G9 PROにLEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7(合計重量 1348g)を装着して2時間ばかり歩きましたが、快適でした。

ストラップが細いので、食い込んで痛いかと思いましたが、そんな感じはありませんでした。


LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8を装着してみたら(合計重量 1903g)流石に食い込みが辛いので、1.5kgぐらいが分岐点かもしれません。あとレンズが重いと頭下がりになり体とのフィットが悪く収まりが悪いです。


ストラップの伸縮も簡単

伸縮動作

ストラップ両端にある伸縮用バックルにループが取り付けられていて、それを引っ張ることによってバックルの角度が変わりストラップが緩み長さ調節が簡単に素早くできます。

これ何気ない機構ですがなかなか秀悦です。


PeakDesign カフ

カフの同梱品

こちらは主にGF9のスナップウォーク用に購入しました。

GF9のグリップは引っ掛かりがなさすぎて握りながら歩くのが不安で。

こちらももちろんアンカーリンクスシステムを採用していますので、シーンによってリーシュなどと付け替えるのも簡単です。


装着例


手を離しても落ちないので、非常に安心感があります。

PeakDesignの信頼感も相まって、手首からぶらぶらぶら下げて歩いたりもします。

しかも、やはりおしゃれ。

マグネットが内蔵されており、カメラを外した時リストバンド状にしておくことができます。これがお洒落かどうかわかりませんがいちいち外してしまわなくても良くて利便性が良いです。

カメラを外すとリストバンドに
カメラを外すとリストバンドに(女子いわく可愛いそうですw)


まとめ

評判通りの性能と質感でとても満足度が高いです。

今まで使っていたCarry Speedとは一長一短で、脱着の素早さと安定性を選べばCarry Speedになりますが、コンパクトでおしゃれそして、使い回しの良さを考えるとPeakDesign(リーシュ、スライド、スライドライト)となりそうです。

特に筆者のようにマイクロフォーサーズがメインならPeakDesignの細身のストラップがマッチングは良いかと思います。

ただ、マイクロフォーサーズでも超望遠レンズを使用したり、フルサイズ一眼レフ機で使うならCarry Speedの安定性が頼りになると思います。

しかし、PeakDesignアンカーリンクスの使い回しの良さは新たな沼ですね(笑) スライドも欲しくなりましたしクラッチもw

そうなってくるとバックパックにキャプチャーなんかも😂

恐ろしや…



市販の両吊ストラップもアンカーリンクス対応に



今まで使ってたCarry Speed。これはこれで非常に良い。