ちょっとややこしいタイトルになってしまってますが、一発で気に入ってしまったAI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sというニコンの37年前(1981)発売なのに現在も継続して販売されているレンズをマイクロフォーサーズにつけてみました。
もちろんマウントアダプターが必要なのですが、今回K&F Concept のものを選びました。
以前リュックと可変NDフィルターのPR記事を書かせていただきましたが、今回は完全に自腹です。恩義とか全然考えてなくて(笑)単純にアマゾンでの評価が一番良かったので選びました。
見た目もなかなか良い
選んだ理由のもう一つにルックスがあります。
この絞り環のゴツゴツした作りに、男子心をくすぐられてしまいました。
GX7 markIIとのフィッティングがお気に入り
何かこう、いい感じのネオクラシック感が出ていますよね。
実際に使い勝手もとても良いです。ミラーレス機でも特にMF使い勝手の良いGX7 markIIはストレスフリーで、テンポ良くMF撮影できました。いやーほんとピントの追い込みが楽ですね。
E-M1 markIIにはキツキツだった
なぜかE-M1 markIIにこのマウントアダプターを取り付けるときは、かなりきつかったです。
GX7 markIIではスムーズだったんですが。
E-M1 markIIは防塵防滴のためマウントの密着度が高いのかな?
非常に使いやすい距離に
55mmでハーフマクロであるAi55mmF2.8マイクロが、110mmの等倍マクロ相当になるので、そりゃ良いはずですよね。
やはり100mm前後のマクロは被写体との距離も程よく、とっても使いやすいです。
マイクロフォーサーズで使うためにマイクロって名付けたんじゃないでしょうか。(んなわけあるかい)
まぁ、それくらいマイクロフォーサーズで使うのに合っているということです(笑)
相変わらず色気のある描写
Nikon D800Eで使って撮ったファーストショットでやられたくらい、お色気ムンムンなレンズなのですが、マイクロフォーサーズで使ってももちろん良い感じになります。
やはり開放からキレキレ
ミラーレスでピントが追い込みやすくなったのと、強力な手振れ補正でD800Eで使うときより、さらにキレが増している感じがします。
現行品とはいえ37年前開発のレンズが開放からここまでキレた描写を見せてくれるのはにわか信じがたいのですが、さすがNikkorレンズということなのでしょう。
絞ればカッチリ
絞ってしまえば、シャープでコントラストも高く、普通のよく写る単焦点レンズになります。
開放でもよく写るので当然ですが。
ほんとよく写ります。
Gタイプレンズに使える
ニコンユーザーながら、にわかすぎてよくわかっていないのですが、Gタイプというレンズに装着可能なマウントアダプターになるようです。
Gタイプとは絞りが連動できるレバーがマウント側についていて、絞り環がレンズにないタイプです。マウントアダプターの絞り環でその謎レバーを動かして絞りの操作ができます。
うーんニコンすごい。ややこしいけど。
Gタイプじゃなくても装着可能ですが、より新しい絞り連動レバーがないものは開放で使うしかないということですね。
実際、絞り環のないシグマの24-105F4で操作してみましたが、絞りが動きました。
この55mmF2.8のように絞り環が付いているレンズだとマウントアダプターの絞り環は必要ありませんし、もっとお安い絞り環のないマウントアダプターでも良いということです。
レンズとマウントアダプター合わせて2万ちょい
驚くことなかれこの組み合わせで2万ちょいです。
自分が購入したのは18,000円の中古の玉でしたが、探せばもうちょい安いのがゴロゴロしています。37年の歴史ですから。
マウントアダプターもあと1,000円くらい安いのもありましたし、絞り環のないマウントアダプターだと1,000円くらいでありましたから、セットで17,000円くらいで収まるんじゃないでしょうか!?
まとめ
まあ本当、マイクロフォーサーズのためにあるレンズというのは言い過ぎですが、ぶっちゃけD800Eで使うよりワーキングディスタンス的にも倍率的にも使いやすいですし、手振れ補正と拡大&ピーキング機能でヒット率もはるかに高いです。(三脚使って腕も磨けばいいのですが😅)
こんな趣があるのにちゃんと現代的な写りをするレンズもなかなかないですし、なんせこの値段で入手できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
マクロスナップがさらに楽しくなりますよ!
↓ 絞り環のない安いやつ