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テレコンバーターMC-14でどれほど画質が低下するのか比較してみた

以前、twitterで、ED 40-150mm F2.8 proにテレコンバーターMC-14をつけると、画質が悪くなり使い物にならないというツイートを見つけて、自分でも試してみないといけないなと思っていました。

そのツイートを見たのはかなり前だったのですが、遅ればせながら検証してみましたので、ご報告を。


ED 40-150mm F2.8 PRO

オリンパスマイクロフォーサーズ神レンズの一つ ED 40-150mm F2.8 PRO。

35mm換算 80〜300mm相当の高倍率望遠大三元ズームでございます。

スライド式フードは便利なのですが、そのギミックのおかげで少々嵩張ってしまっています。

しかしながら、とても大三元望遠ズームとは思えないほどコンパクトで、非常に写りもよく、マイクロフォーサーズの恩恵を感じるレンズでございます。


MC-14

そのED 40-150mm F2.8 PROに使用できる1.4倍のテレコンバーターがMC-14になります。

セットになった商品もあるため、ED 40-150mm F2.8 PROユーザーの所有率は高いと思われます。

これをセットすることにより、420mmまでの望遠撮影が可能になり、かなりの焦点距離をカバーすることができます。

このテレコンも非常に軽量コンパクトで、ジーンズのポケットにも入れておけるサイズです。


早速比較してみる

ISO200固定で絞りオート。F2.8〜5.6。

三脚を使用し2秒タイマーにて、電子シャッター。

テレコン有無、ともに同じ画角(150mm)になるよう撮影しました。

RAWファイルをそのままAdobeカラーで無補正でJPEGに書き出しました。

ただ、かなり風が強かったため、木々などはぶれている可能性もあります。



マゼンタの枠で囲んだ部分を並べて比較してみます。


まずは中心というほど中心ではありませんが周辺でもない部分です。

ここが一番わかりやすいかなという質感の部分で、ピント合焦点でもあります。


比較


どうでしょう。

ほとんど差が見られません。

画質の低下はないと言ってよいでしょう。

何枚か位置を変えて撮影しましたが、ほぼ同じ結果です。


周辺の比較

周辺比較


周辺部では、テレコンなし開放時の周辺減光が目立つため若干暗くなっています。

F4比較だと、わずかながらテレコンありの方が電柱の描写が甘いでしょうか。

ただほとんどわかりませんが(^^;


画質低下報告ツイートについて

テレコンによる画質低下を提議されていたツイートは、比較画像もあり、それは確かに解像感が悪くなっていました。 (引用させていただきたいところですが、そのツイートを見つけられませんでした。)

なので、もしかしたら個体差かとも思うのですが、確かその方はオリンパスにまで持ち込んで問題なしと言われていたはずです。

オリンパスとしては許容範囲内と言う判断だったのでしょう。

ただ今回のテストで、最初2秒タイマーもレリーズも使わずに何枚か撮影していまして、その中では同じ焦点距離でもテレコンをつけた時の方がブレが発生しやすかったので、そういうことも関係あるかもしれません。


総評

今回テストしてみた感じだと、解像面における画質低下はほぼないと言ってもよいのではないでしょうか。

もちろん収差や歪みなどを含めると今回の比較ではわかりませんが、今まで使用した中でその点を含めて画質低下は感じていませんでした。

もちろん、テレコンバーターですから多少なりとも画質は低下するはずですが、他の一般的なテレコンに比べ非常に優秀だと思います。

若干、あのツイートの個体差と思わしき件は気になるところですが…。

コンパクトで可搬性も高いですので、40-150mm F2.8 PROユーザーはもちろん 300mm F4 IS PROユーザーも必携ではないでしょうか。

そして、多くの各種マウントアダプターだと MC-14が装着できるらしいですので、新たな沼の入り口にもなるかも知れません…?!