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至高の単焦点レンズ LUMIX S PRO 50mm F1.4レビュー

タイトル

Lマウントを使い始めたらいつかは手に入れたいと思っていた、LUMIX S PRO 50mm F1.4。

いつかは…と思っていたのにとても良さげな中古の玉に出会えてしまったのでついうっかり購入してしまいました。

それから8ヶ月ばかし使用し、作例もいくつか溜まりましたのでレビューしてみたいとと思います。

とにかく史上最強に素晴らしいレンズでございます。


簡単にスペック

正面

  • レンズ構成 11群13枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚)
  • 最小絞り F16
  • 最短撮影距離 0.44m
  • 最大撮影倍率 0.15倍
  • 絞り羽根 11枚
  • フィルター径 Φ77mm
  • 重さ955g
  • 防塵防滴
  • 手ぶれ補正なし
  • フォーカスクラッチ機構
  • ダブルフォーカス機構
  • 480fps AF制御


フォーカスクラッチ

フォーカスリングを手前にスライドさせると指標が表示されMFとなるフォーカスクラッチが搭載されています。 素早い切り替えができてとても便利です。

AFMF


ダブルフォーカス

商品説明を読んでいたらダブルフォーカスという機構が目につきました。

通常は1群で構成するフォーカス群を2つの群に分けて個別に移動させることで高い描写性能と高速化軽量化を実現させているとのことです。 ふむ。


F1.4なのに超高くて超重い

上から


このレンズ、スペックだけ見れば50mmF1.4と平凡で、いわゆる撒き餌レンズのネクストステップぐらいに感じられます。

ところが、なんとメーカー希望小売価格 285,000円(税抜)

ちょっっw

びっくりしますね。

ほんとスペックだけ聞けば、高くても8万円がいいとこじゃないですか。

なんなら中古で3万円くらいでありそう。


そしてなんと重さ約1.0kg。フードつけたらこれくらいになります。


最初この値段と重さを知った時はまさか買うことになるとは思いませんでした。


ただよく考えるとこの価格と大きさ重さは、このレンズがいかに凄いのかを表しているのではないでしょうか。

本来ならF1.0ぐらいまで実現可能な光学設計をあえてF1.4まで落として画質を優先させているのではないかとも。

そんなのはもちろん筆者の妄想にすぎませんが、色々な作例を拝見しているとLマウントユーザーとしてこのレンズは買わなきゃバチが当たるとまで思ってしまいました。アホですかね。


そんな感じで悶々としておりましたところ、良い中古とバッタリ楽天で出会ったという次第で購入に至ります。

否が応でも画質への期待が高まります。


フィッティング

所有のLマウントカメラと組み合わせてみました。


SIGMA fp

SIGMA fp にはいささか大きすぎる気がしますが、意外とよく持ち歩いた組み合わせです。 ボディよりも、レンズを中心にグリップする感じにはなりますが。

もちろんバランスは悪いです。しかもこの組み合わせで何回かフリーズしました。筆者じゃなくてカメラが。バッテリー抜き挿しで直るパターンです。ファームアップしてからなのか最近は大丈夫です。

外付けのグリップは必須です。このSmallRigのグリップはホールド感よくコスパ良いです。

fpfp
SmallRigのグリップをつけた状態


LUMIX S5

LUMIX S5でもギリいける大きさです。SmallRigのL字プレートをつけるとグリップも延長されてかなり良い感じになります。

軽快さと安定性を兼ね備えた、バランスの良いコンビネーションです。

S5S5
SmallRigのL字プレートをつけた状態


LUMIX S1R

やはりこの大きさですので、S1Rがベストマッチとなっております。安定感があり、高精細EVFも相まってとても使い心地が良いです。

S1RS1R


fpは完全にアンバランスながら意外と楽しい組み合わせでした。どれに合わせてもそれぞれ良さがあります。


比類なき描写力

DC-S1R1-60 秒 (f - 11)ISO 5000

このレンズは全ての力を描写性能に振り切っているというくらい素晴らしい写りを見せてくれます。

全方位スキがなく文句のつけようがないレンズです。


類稀なる解像力

P1014938

↑ 開放でもこんなガチガリに解像します。


F16の最小絞りまで十分な解像が得られ、 周辺部まできっちり描写してくれます。 (下の作例はF11〜13)

SDIM0110

SDIM1827

P1014519

色濃く滑らかなグラデーションを描写してくれます


最高のボケ味

P1025495

そんなに解像するのならボケは厳しいんじゃないの?なんて思われるかもしれませんが、そんな心配は皆無です。

F1.4という大口径単焦点レンズとしては平凡なスペックながらボケのトロトロ感はF1.2やF1.0くらいあるんじゃないかと思わせるほどなめらかです。

背景に細かなものがあっても二線ボケは全く見受けられず、ざわつくことはありません。

P1025090


玉ボケ

玉ボケもとても美しく、大口径レンズでありながら開放周辺でもレモン型になる口径食は最小限です。

年輪などの模様も見受けられずとても美しい玉ボケです。

DC-S51-800 秒 (f - 1.8)ISO 100

大口径レンズの開放で見られがちなピント前後の色収差も全く見られません。素晴らしいです。周辺部まで全く問題なし。

ほんと安心して全ショット開放で撮影可能です。シャッタースピードが許す限り。*1

P1014914

SDIM1412


色気のある描写

SDIM1328

マイクロフォーサーズでのパナソニックライカ銘の特に単焦点レンズに見られる色気のある写りはこのレンズでも見事に再現されています。

背景はしっとりと、光を受けた被写体はより艶やかに、そんなコントラストをこのレンズがより一層引き立ててくれます。

SDIM1332

合焦部のシャープさはやはり素晴らしく、たとえ周辺であろうとビシッと解像してくれます。

「開放からシャープ」なんて常套句もこのレンズ以外で使うことは許されないんじゃないかというくらいこれぞまさに開放からシャープです。何言ってるかわかりませんね。とにかくよく写ります。

SDIM1329

P1014887


これ以上の50mm単焦点レンズはあるのか?

ご覧いただきましたように、完璧なまでの描写力ではないでしょうか。

開放からガチシャープなのにボケは滑らか。あらゆる収差は限りなく少なく周辺までよく写る。

これ以上の50mm単焦点レンズには出会ったことがありません。 もしかしたら全てのレンズにおいても過去最高なのかもしれません。

問題としてはお察しの通りその重さと大きさですが、写し出される画を見ればそんなことはどうでもよくなるくらいです。

こんなに大きいのにスナップにも持ち歩いてしまいます。

惜しむらくはレンズの力に見合った写真の腕を筆者が持ち合わせていないことですが、写し出される画を見ればそんなことはどうでもよくなるくらいです。(よくない)


中古の美玉が20万円を切る価格で揃い始めておりますので、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。

一緒にニヤニヤしようではありませんか〜!

最高のレンズですよ!


*1:シャッタースピード、S1R 最高1/16000(電子)、S5 最高1/8000(メカ)、fp 最高1/8000(電子)