先日マップカメラで付与されるはずだったポイントを足しにしてLUMIX G9 PRO(DC-G9)のバッテリーグリップDMW-BGG9(縦位置グリップ、縦グリップ、縦グリ)を購入する予定でしたが、思わぬポイント減額が生じてしまったので諦めていました。(まぁたかだか1,700円程度の違いなんですが)
しかし、いつものようにふらっとAmazonをさまよっていましたら、格安互換バッテリーグリップを発見しましたので、買っちゃいました。
E-M1 markIIには互換バッテリーグリップがなかったのでG9 PROにも無いのかと思っていましたら、意外とあるんですね。
DMW-BGG9高すぎる問題
LUMIX G9 PROの純正バッテリーグリップDMW-BGG9ですが、なんとお値段3万円。 パナソニックのオンラインショップだと3万7,584円(税込)です😅
そこで互換バッテリーグリップだとお値段なんと 6,500円!!
2万3,500円も儲かっちゃいます!(よくわからない)
純正も含めたボタン配置の問題点
DMW-BGG9の画像を見る限り、ボタンの配置や形状は同一と思われます。
ただ、純正も含めてこのボタン配置が極めて微妙です。
AFL/AELボタン
とにかくバッテリーグリップの電源スイッチとAFL/AELボタンの位置がとても使いづらいです。 前述の通りこれは純正でも同じ位置なのですが、何を考えてこの位置にしたのかというくらい使いづらいです。
特に、親指AFをする方にとっては、親指をかなり外側まで動かさないといけないので、とてもグリップに力が入りづらいです。
しかも自分の場合、親指の先や腹の位置よりもほぼ第一関節の下にAFL/AELボタンがくるのでとても押しづらいです。
[
バッテリーグリップの電源スイッチ
通常でいうところのロックレバーに相当するスイッチですが、これも普通に構えた状態では片手で簡単には触ることができない位置にあります。
カメラも含めて大きさがあるだけあって、E-M1 markIIの時のように手のひらで意図せず押してしまうことも少ないので、ずっとONでも意外と支障がないのが救いでしょうか。
たぶん互換品ならではの気になる点
質感
基本的に全く悪くなくむしろ良いのですが、叩くとおもっきりプラスチックです。
まあ、価格を考えれば見た目は十分ですが、爪で叩いてみると安っぽさがわかります。
ジョイスティック押下時の感触
ジョイスティックを押下した時の感触が非常に安っぽく、カチカチ音がします。すぐ壊れちゃうんじゃないかと心配になります。
操作性や動きには問題はありません。
シャッターフィール
これが一番気になりますね。
LUMIX G9 PRO本体のあのフェザータッチで最高なシャッターフィールは全くありません(笑)
半押しもちゃんとクリック感があって、全押しするのに感覚がハッキリわかります。わかりやすいといえばわかりやすいのですが。
普通といえば全く普通で、全く悪くないし困らないのですが、横位置と縦位置で感触が違いすぎてちょっと戸惑います。
純正のDMW-BGG9が本体と全く同じシャッターフィールなら買い直したいくらいです。
ちょっと動く
背面から見て右側を強く押すと1mm弱動きます😅
強くしっかり締めても動きます。
取れるような感じでもありませんし、通常使用では問題ないのですが、三脚に固定して望遠域で撮影する場合は問題出そうですね(^^;
ま、超望遠域は三脚座使うから良いっちゃ良いんですが。
純正で動かないかどうかはわかりませんが、こういうところで精度の差が出てくるのでしょうね。
もしかしたら個体差かもしれません。
防滴防塵
もちろん純正と違い防滴防塵性能はうたわれていません。*1
なので過酷な環境で使用される方は純正を選びましょう。
そもそも縦グリいる?
LUMIX G9 PROに関しては、マイクロフォーサーズにしては大きめなので、バッテリーグリップをつけるとかなり大きくなるように思われるかもしれませんが、その通りです(笑)
これは確かに大きいです。E-M1 markII+縦グリ(HLD-9)の比ではなく大きく感じます。
ただそうは言っても、望遠域のレンズを装着した時の安心安定感はアップしますし、「俺めっちゃすげーカメラ使ってるんだぜ」(笑)という自己満足感もかなりアップします。
ほんと、ちゃんと立派なカメラ感があって良いです。
スイッチの配置に不満はあるものの、実用性もかなり向上します。
バッテリーの持ちは
決して良くはない印象の、LUMIX G9 PROのバッテリー性能ですが、先日バッテリー1本で514枚撮影して残量半分でした。うち連写は50枚くらいだったでしょうか。
Bluetoothもつけっ放しで、EVFや液晶が即スリープするような超省エネ設定にもしていませんでしたが、このくらい撮れれば自分としてはさほど不満もないかなということろです。(でも放置してると結構減ってることがありますがBluetoothの設定か何かかな?)
もちろん撮影環境や状況によって大きく変わりますが、単純計算で2個のバッテリーだと2000枚くらい撮れる計算ですので、よっぽどのことがない限り1回の撮影ではバッテリー交換の必要はなくなるんじゃないでしょうか。
買いかどうか?
価格を考えると、全然ありですよ。
もちろんバッテリーの認識も問題ないですし、ボタンもダイヤルも全てちゃんと動作します。
見た目も質感も悪くないですし、実用性は純正とほぼ遜色ないんじゃないかなと思います。
6,500円でこれが買えるならすごくいいと思います。
個人的にはシャッターフィールがボディと違う点と、強く押すと1mm動く点が気になりますが、価格を考えるとしょうがないとは思えます。
という感じで、純正だと3万円もするバッテリーグリップがサードパーティーの互換品だと6,500円程度ですみ、実用性はほぼほぽ問題ないよというお話でした。
20181107 追記
結局、純正品を買い直しました。中古ですが。
この流れだから言える。結局純正買ったw pic.twitter.com/tz8W1a2HUl
— Toshimitsu Fujii (@toshiboo) 2018年11月7日
やはり、シャッターフィールと1mm動くのが気になりまして。実害は全くないんですが。
互換品と純正で価格以上の差があるとも思えないのですが、精神衛生上ちょっとでもいいものを買っとけとなりました。
確かに純正品ではその互換品の不満点は全て解消されました。
逆にいうとその2点が妥協できるなら互換品でも全然ありです。
いつまであるかわかりませんがAmazonのマーケットプレイスでティグマート出品のものが2万2800円(非常に良い)がありました(20181107現在 残り3点)あまりに安いので詐欺かとも勘繰りましたが文句なく非常に程度が良かったです。
↓ 純正品
*1:DMW-BGG9の説明書によると防塵防滴に配慮した設計