ゴミがつかないオリンパス
EOS 6DからE-M1 markIIにしてからというもの、センサーにゴミがつくなんてことをすっかり忘れていました。
そのくらいオリンパスのセンサーにはゴミがつきません。
で、先日Nikon D800Eを迎えたわけですが、2回目くらいの持ち出しで早速ゴミが付いてしまいました。 もちろん、カメラのセンサーダスト除去機能では微動だにしません。
右上拡大
F9.5*1で縮小と圧縮もかかっているので非常にわかりにくいですが、右上に黒い点が二つ見えました。
たったこれだけなんですが、なんかめっちゃ萎えますよね。
あとで消すのも簡単なんですが、萎えます。
ペンタ棒!
と言うわけで6D以来使うことになったペンタックスのイメージセンサークリーニングキット、通称ペンタ棒を防湿庫の奥から取り出しました。
そこで、昔を思い出しながら、ぺったんぺったんやっていたのですが、なかなか取れません。
しつこく何回もやっていたらゴミが増えてしまいました… オワタ\(^o^)/
しかももう全く取れなくなってしまいました。
右下部分拡大。今までなかったゴミが。しかももう取れない。
10年前のペンタ棒だからいけなかったのでしょうか。我ながらそんな古いものを使っていた自分に呆れます。
と言うわけで、ニコンサービス送りも考えましたが、「あーこれはペンタックスのやつを使いましたね」とブラックリストに入れられても(入れられません)困るので(困りません)、自力で解決する方法を模索しました。
ニコン純正のクリーニングキット
ニコン純正のセンサークリーニングキットなるものがあります。有名なやつですよね。
ただ、結構お高い上に無水エタノールは別売り。
シルボン紙もアホみたいについてくるのですが、そんなに要りませんし、シルボン紙とアルコールだけ買えばなんとかなるような気もします。
良さげなもの見つけた
と再びアマゾンをさまよっていましたら、画期的なセンサークリーナーを見つけました。
画期的と言っても、湿式でセンサーを直接拭くのはニコンと同じっぼいです。
見つけて5秒でポチってみました。
APS-C用となっていますが、フルサイズでも問題ないでしょう!
密封パックされた専用のクリーニング棒12本とクリーニング液がセットになっています。
残りをとっておくためにも箱は破らない方がよかったです😅
クリーニング液のボトルには内栓があります。 気づかず悩みました(^^;
説明書は英語しかありませんが、円運動で擦るとあります。
google翻訳
この専用のクリーニング棒が非常に良くできています。
先端はシルクのような触り心地の生地?で角まで綺麗に覆われています。
柔らかい先端で、さらに軸にもしなりがあるので、押し付ける力が吸収され多少力が入ってしまっても大丈夫なような安心感があります。
おかげで比較的しっかり拭くことができます。
ただ、やはり慎重に気をつけたいところです。
一応、手順
一応手順を書いときます。
ゴミの確認方法
● F値を最大まで絞り、ピントを無限遠などにして合わせないようにして、シーリングライトや白い壁などを撮る
撮影した画像を見て右下にゴミが付いていたら、センサーに向かって右上の部分にゴミがあることになります。
● あらかじめ袋から取り出してクリーニング液を先端に2滴染み込ませておく。
一旦袋に戻してホコリが付かないようにする。
● メニューからミラーアップクリーニングを選択(ニコンの場合)
● シャッターを押してミラーアップしレンズを外す
● ブロワーでセンサーのホコリを飛ばします
(硬いゴミが残っていてセンサーに傷をつけてしまったという話が以前ありましたので、念のためLEDライトなどで照らして確認した方が良いです)
● クリーニング液を染み込ませておいたクリーニング棒でクルクルと拭く
ニコンはフランジバックが長いため、センサーが奥底にあるので棒の角度が付けづらく、若干拭きにくいです。
● 新しいクリーニング棒を袋から出して乾拭きする
● 電源を切ってミラーを戻しレンズをつける。
● ゴミが残っていないか確認する。
ゴミが写っていたら、もう一度チャレンジしましょう。
ただ、どうせすぐゴミは付くので、小さいものなら深追いしなくていいと思います。と言いながらも気になりますよね。
見事に綺麗になりました
なんだかんだ、細かいゴミまで気になって深追いして3回くらいやってしまいましたが、ゴミ一つない状態になりました!
スッキリ気持ちいいいぃです。これで写真の腕も上がるはずです!!(上がらない)
まあ、しかし良くできた製品だと思いました。
これ以上に簡単で確実なセンサークリーニングはなかなかないような気がします。
一回のクリーニングで2本使うとしても、一回あたりのコストは270円弱なので、他のクリーニングキットを買ったり、サービスセンターに送ったりするよりかなり安価です。
自分でやる以上自己責任で、リスクゼロではありませんが、このセットなら思いの外簡単にできると思いますよ。
↓ ほぼ同じと思われる
↓ フルサイズ用のも発売されました(サイズが違うだけ?ならAPS-C用でもいいような気もします。)
*1:絞り値を大きくするとさらにゴミがはっきり見えます。