toshiboo's camera

カメラでハッピーライフ!

10年に一度の日本三大船神事ホーランエンヤ(2019)を撮影してきた

島根県松江市にて、10年に一度の船祭り ホーランエンヤが2019年5月18日(土)・22日(水)・26日(日)に開催されます。

その初日である18日の渡御祭(とぎょさい)を見に行ってきました。

ホーランエンヤ


日本三大船神事 ホーランエンヤとは

ホーランエンヤ(城山稲荷神社式年神幸祭)は1648年(慶安元年)に凶作が予想されたため、五穀豊穣を祈願する祭礼を行ったのが起源とされています。

松江城近くの城山稲荷神社から東出雲町の阿太加夜神社まで御神霊を船に載せ運ばれます。豪華絢爛な櫂伝馬船(かいでんません)の上で派手な衣装の踊り手が踊りを披露してくれます。

当初は10年に一度だったようですが、その後12年に一度となり、今回から再び10年に一度となりました。

筆者は22年前に見た記憶があります。22年前って😅


ホーランエンヤ


松江市は市の中心部を分断するように大橋川が流れており、市中心部には4本の橋が掛かっています。

その橋の間3箇所を、それぞれ1時間近くかけ、幾つもの船がぐるぐる回り、南北の川岸の観客に「櫂伝馬踊り」を披露してくれます。 (櫂伝馬踊奉納)

地形を生かした、松江市ならではの船祭りだと思います。


ホーランエンヤ


流石に10年に一度の大イベントということで、多くの見物客でごった返します。

臨時駐車場とシャトルバスが設定されたこともあり、市内の交通状況は意外なほどスムーズでした。

みなさん警戒されていたおかげか、18日は駅前の駐車場も余裕で空きがある状況でした。


ホーランエンヤ


つぎ、松江市内で行われるのは、26日(日)の還御祭(かんぎょさい)となりますが、今回のように空いているか、はたまたそれを知って車で来る方が増えて満車になるかはわかりません😅

そのほか詳しくはホーランエンヤ2019 公式ホームページ をご覧ください。


持っていったカメラとレンズ

一応カメラブログなんで、カメラのことも書いておきます。

三脚は要りません。人が多いですしね。場所取りも禁止です。

カメラはLUMIX G9 PROとGX7 markIII

レンズはLEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S. とテレコンDMW-TC14とDMW-TC20

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを持って行きました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROも持って行きましたがほぼ使っていません。

船は川岸まできてくれるので400mm(35mm換算)単焦点は少々使いづらかったです。

川岸で撮るならM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを持っていけばよかったなという感じです。 10年後はこれにします(笑)


松江市とは思えない人の多さ

大橋の上からごうぎん本店を見るBMPCC4Kをジンバルにのせた外人さん
BMPCC4K!

魚町 籠の鼻近辺大橋南詰


水郷祭以外でこんなに人が集まることなんてないです。

というか、宍道湖大橋からくにびき大橋までの約1km、南北の川岸と橋の上が人で埋まってるので水郷祭より多いです。たぶん。

先端カウンターウエイト
でかいクレーン


どこいってもすでに人だらけでしたので、クレーンの隙間から狙います💦


放送用 4Kカメラクレーンの先端についていたカメラ

Canon UHD DIGISUPER 86(4K放送カメラ用フィールドズームレンズ )[税別 1,980万円]とクレーンの先についてたカメラ(このレンズもキヤノン?)。

Canon UHD DIGISUPER 86ってレンズ、調べてみたら2倍テレコン内蔵で9.3~800mmってことは1600mmまで撮れるってこと?2/3型センサーだから、35mm換算だと約6300mmってこと?!?!まじ?!


御神輿陸行列〜櫂伝馬踊奉納

御神輿陸行列

御神霊

城山稲荷神社から運ばれてきた御神霊


剣櫂剣櫂剣櫂剣櫂剣櫂

櫂伝馬船の主役、剣櫂(けんがい)。激しい動きのため中学生から青年が務めるそうです。見た限りどの船も二人交代制でした。


クレーン

いいところで必ずクレーンがかぶります。


采振采振采振

女姿の花形役者、采振(ざいふり)。


水先

船の最先端に座る、水先(みずさき)。


招待

馬潟櫂伝馬にのみある役で小学生が務める、招待(しょうたい)。その名の通り確実に呼ばれてる気がします…。


大橋川

場所を変えて友人宅へ。いい場所だなぁ。住みたい。


マンションからマンションからマンションから

なるほど。橋をくぐるときはこうなるのか。


五大地の櫂伝馬船

主役となる櫂伝馬船は馬潟(まかた)、矢田、大井、福富、大海崎(おおみさき)の5隻。いずれも松江市東部の地名で旧村名です。


馬潟櫂伝馬船

馬潟櫂伝馬船馬潟櫂伝馬船


矢田櫂伝馬船

矢田櫂伝馬船矢田櫂伝馬船矢田櫂伝馬船


大井櫂伝馬船

大井櫂伝馬船大井櫂伝馬船


福富櫂伝馬船

福富櫂伝馬船福富櫂伝馬船


大海崎櫂伝馬船

大海崎櫂伝馬船大海崎櫂伝馬船大海崎櫂伝馬船大海崎櫂伝馬船


神輿船(御神霊)

神輿船


そして、予定より長い約4時間の見事な櫂伝馬踊を終え、阿太加夜神社へ向かって行きました。(出雲郷橋付近でも櫂伝馬踊奉納が行われたようです)


くにびき大橋


5月22日(水)の中日祭は東出雲町の出雲郷橋付近にて櫂伝馬踊奉納がありその後、陸船櫂伝馬踊があるようです。

5月26日(日)には再び松江市中心部にて櫂伝馬踊奉納を見ることができます。


筆者は残念ながら後の日程は行くことができないのでつぎ見ることができるのは10年後となります。

この記事を書きながらそれぞれの地区の船の違いや船員の役割などがわかるようになってきました。より興味が湧いてきたので、覚えているうちにもう一度行きたかったのですが😅


これを逃すと次は10年後となりますよ!

ぜひ松江へお越しください〜!