肉眼を超える写真は撮れているか
最近、再び写真スランプというか写欲が落ちているというか、「何をどう撮っていいかわからない」「何を撮ってもイマイチ…」というような状態が続いています。
イマイチって言っても、あくまで自分の中での話ですが、考えれば考えるほど何も撮れなくなってしまっています。
そんな時は、心打たれるほど美しい被写体を目にしても、肉眼で見たときよりもはるかにつまらない写真しか撮れなくなってしまっています。
そうそう自分の写真が肉眼よりも美しいと思えるものが撮れていたわけではありませんが、肉眼で見たときの感動が蘇るくらいの写真が撮りたいものです。
なんとか突破口を見出そうと、改めて自分の写真に対するアプローチ的なものを考え直してみることにしました。
イメージはできているか
自分はグラフィックデザイナーを生業としています。
特に広告デザインを作るにあたっては、その対象物のビジョンやターゲットやコンセプトをしっかり把握して、それを最大限エンドユーザーに伝えアクションを起こしてもらえるかということをAdobe Illustratorを起動する前からしっかり組み立てておく必要があります。
写真も誰かに見てもらって何かを感じてもらうと言うコミニケーションデザインの1つだと考えれば、はたして自分の写真はデザインと同じだけの骨組みができているのだろうかと考えました。
できていないんですよね。できていないというかやっていない。
どちらかと言うと自分にとっての写真と言うのは感受性を刺激するライフワークの1つだと考えていて、それを優先するあまり現場での偶発的なものに頼りすぎていたかなと思います。
デザインで言えば、イラレ( Illustrator)を起動してからなんとなく配置して「なんだかこれいいんじゃない?!」みたいな感じですかね。
それはそれで大事な要素の1つだとは思うのですが、しっかりとしたコンセプトがあっての話ですので、写真においてもその骨組みをもっと大事にしないといけないなと思いました。
どういう写真をどういう風に見る人に伝えるのか。そんなことを今以上にしっかりイメージして撮影地にいかなければいけませんね。
被写体と向き合えているか
写真と言うのはデザイン以上にライブ感のあるもので、後からトリミングや調節はできないことはないのですが、現場で大方の写真の要素を完成させておく必要があります。
その時、いかに自分がイメージしていた以上のものを捉えられるかというと、やはり被写体をしっかり見る、向き合うと言うことではないでしょうか。
被写体の特徴や細部や動きや魅力などをしっかり見ていれば、それを自分がイメージしていたもの以上に引き立て、見る者の心により伝えることができる写真が撮れるはずです。
時間をかけてでも、もっとじっくり被写体と向き合うことが必要だなと思いました。
写真を言葉にできるか
またまたデザインの例えになってしまいますが、自分が作ったデザインにおいてなぜここをこういう風にしたかと言う事は一つ一つ全て説明することができます。
できますドヤッってことではなく、半分ぐらい後付けでもいいのでこれが説明できなければデザイナーとしてどうかなと思います。 そもそもこれができなければコンセプトシートも書けないですし、プレゼンも全くできませんしね。
これも、じゃぁ自分が撮った写真について説明できるのかと言うと全部はできないんですよね。
デザインと違って100%自分でコントロールできるものでもない場合が多いので、全てを説明するのは難しい気もしますが、なんとなく写したとか、たまたまそこにあったから写ってしまったとか、意図のないものはなるべくなくして、意図を持って写したもので構成できれば良いなと思いました。
それができればもっとちゃんと自分の写真で表現したいことや伝えたいことを見る側に感じてもらえるんじゃないかなと思いました。
コンセプトシートを書くように自分の写真の意図を言葉にできれば理想的ですね。
またこのブログでも写真を言葉にして説明できるように心がけたいと思います。
まとめ
なんてことを考えたりしながら、貴重な日曜日が一日終わってしまいました😅
まあ、たまにはこうやって自分を見つめ直すのも良いかな。
自分の仕事での経験を当てはめれば、これでより良い写真が撮れること間違い無いでしょう!
あとはもっと撮影に出かけないとね!
目標は「肉眼を超える写真を撮る」ことです!