発売日(3/23)が迫ってきましたパナソニックの LUMIX S1 / S1R 。
2018年のフォトキナでの開発発表の時から注目していて、ようやく待望のスペックで発売が決まったのですが …
軽くおさらい
LUMIX S1 / S1R はパナソニック初となるフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラです。
S1は2420万画素、高画素モデルのS1Rは4730万画素となります。
バッテリー込みの重量はレンズ別で 1kgを超え、フルサイズ一眼レフと同等のサイズ重量感となっております。
発表時に書いた記事はこちら
買わずにいられないとか買いてますね。そうなんですよ、めっちゃ買いたいんですよ。
LUMIX S1 / S1R のどこに魅力を感じてるのか
現在メインカメラとして使用している LUMIX G9 PROことDC-G9ですが、マイクロフォーサーズセンサーを搭載したパナソニック最上位機種の一つとなっております。
このカメラの使い心地がめっちゃいいんですよ。
ざっくり言えば、EVFが大きく綺麗だったり、ボタン類が使いやすいとか、シャッターフィールが超絶良いとか色々。
不満な点もないことはないのですが、もっともっと良いとこがたくさんあります。
今まで触ったカメラの中ではダントツに使いやすく自分の手に馴染んでいるのです。
そのG9 PROと瓜二つの操作系を備えたフルサイズ機が出るのですから興味津々になるじゃないですか。
G9 PROの使い心地そのままに使えるフルサイズ機!それがLUMIX S1/S1Rなのです!(触ったこともない)
こんなの速攻予約するしかかかっ!!!
ただね…そう、お値段ですよ。
自分がより欲しい高画素モデルの S1R レンズキットは 税込約56万円(キタムラ調べ)となっております…
絶対王者SONY α7R IIIと比較してみる
どう考えても画質性能スペックどれを取っても絶対王者であるのはSONY α7R IIIということでみなさん異論はないのではないでしょうか。自分もそう思います。
しかも、発売から1年以上経過し価格もこなれた上に、またまたキャッシュバックキャンペーンまで始まってしまいました。
一旦冷静になるためにも王者α7R IIIと比較してみることにしました。
LUMIX S1R | α7R III | |
---|---|---|
有効画素数 | 4730万 | 4240万 |
EVF | 576万ドット、0.78 倍 | 368万ドット、0.78倍 |
液晶 | 210万ドット、3軸チルト | 144万ドット、2軸チルト |
手ぶれ補正 | 5.5段分(Dual I.S. 2:6.0段) | 5.5段分 |
AF測距点 | 225点(コントラスト) | 399点(像面位相差)425点(コントラスト) |
連写 | 9コマ/秒 | 10コマ/秒 |
AF追従連写 | 6コマ/秒 | 10コマ/秒 |
ISO感度(常用) | 〜25600 | 〜32000 |
撮影枚数(EVF) | 約360枚 | 約530枚 |
重量(バッテリー、メモリーカード含) | 約1016g | 約657g |
シャッター耐久 | 40万回 | 50万回 |
防塵防滴 | ◎ | 防塵防滴に配慮 |
とりあえず筆者が気になるところだけ抜粋して表にしてみました。
どうしても単純なスペック比較による印象になってしまいますが、
高精細EVF/液晶モニター、防滴防塵の大きなタフネスボディな S1R
AF/連写性能に優れ、バッテリー持久力も優れたコンパクトボディな α7R III
といった感じです。
重さ
タフネスボディとボジティブには書きましたけど、流石に1kg超えはネガティブに捉える人が多いでしょうね。
筆者としては「どうせフルサイズはレンズも大きくなるしな…」ということで全然許容範囲ではあるのですが、同時発売されるLUMIX S PRO 50mm F1.4 がこれまた想像を絶する、重さ 955g、価格はなんと約25万円で登場します。50mm F1.4がですよ…
50mm F1.4単焦点レンズとボディで合計1,971g となると、さすがに躊躇してしまいます😅
純正単焦点レンズ買おうと思ったらまだコレしかないのに、流石にトータル重過ぎませんか!?
Canon EOS-1D X Mark II に EF50mm F1.4 USM つけても1,820gなのに…
連写
個人的にはAF追従時の連写速度差が気になってしまいます。
秒間6コマと10コマですからね。その差は大きいです。
10コマくらいがちょうどいいんですよね。6コマじゃちょっと遅いと感じてしまいます。
S1Rを購入したとしても当面の間、望遠域はG9 PROに任せるつもりではあるのですが…
そうそう、30コマ連写の6Kフォトってのもあるんですが、1800万画素JPEGになっちゃいますしね…
特に必要としてなかったのでG9 PRO でも使ってなかったですが、今度使ってみようかな。
いや、使わねーから!!!!!
RAWで撮れなきゃってのもあるけど、Macだと事実上カメラ内でしかセレクトできないのでピントがよくわかんないんだよ!
いい機能だとは思うんですけどね… アプリケーションをMacに対応させてくれよ…。
とはいえ批判するほど使ってないので、またウメジローででもチャレンジしてみたいと思います。
バッテリー
スペック上は530枚となっているα7R IIIの撮影枚数ですが、ユーザーさんから聞く話だと連写じゃなくても1000枚とか楽勝でもつらしいんですよね。
かたやS1Rはスペックシート上はG9 PROと同じ約360枚なんですけど、G9 PROを使っててちょっと持たないなという実感なんですよね。ちょっと不安でもあります。
省電力設定
省電力ファインダー撮影を設定すると一気に撮影枚数が1100枚に増えるんです!
ただコレもG9にあるんですが、すぐ電源が落ちちゃってちょっと使いづらいんですよね😅 OVFと違って覗くと真っ暗で…
ま、目に当てる前にシャッター半押しすればいいんですが、ついつい忘れて覗いてから真っ暗でその時電源が落ちてることに気付くんでちょっとストレスを感じます。
という感じで比較してみましたが、S1Rがα7R IIIを上回っているような部分は、EVFと液晶モニターと堅牢性ぐらいでしょうか。少なくともスペック上では。画素数は共に4000万オーバーですのでどっちでもいいかなという感じです。
お値段
一番の問題は価格ですよね。S1Rとα7R IIIで共に24-105mm F4ズームを購入した場合を比べてみました。
LUMIX S1Rレンズキット | α7R III | |
---|---|---|
価格コム最安値 | 560,000 | 285,000 |
24-105mm F4 | 134,000 | |
キャッシュバック | -30,000 | |
合計 | 560,000 | 389,000 |
(2019/3/7現在)
その差 17万1,000円 になります。
どうですかね、まだわからない使い心地のためだけに他のスペック落として重くなったカメラに17万円余分に出せますかね?
堅牢性はとてもすごいのでしょうが、あいにく筆者は山にも登れなければ極地に行くことも多分ないんですよね…😅
LUMIX S1Rを我慢したら買えるもの
超広角レンズが買える
α7R IIIとFE 24-105mm F4 G OSSの場合追加で17万円のレンズが買えるわけです。
17万円のレンズといえばなんとちょうどFE 12-24mm F4 Gが買えてしまいます!
12mm ですよ!
あれ?めっちゃ素敵じゃないですか?!?!?
その他、カールツァイスの単焦点なんかも選び放題ですよ。
夢が広がる…
GFX 50Rが買える!!!
LUMIX S1Rレンズキットを我慢すれば、なんと中判センサー搭載の FUJIFILM GFX 50R が買えてしまいます!
ボディのみですが!!!
とりあえずボディを入手することが先決です。レンズなんで後からいくらでも生えてくるんですから。
しかも今こいつもキャッシュバックをやってまして、最大10万円が返ってきます。
GF63mmF2.8 R WRを同時購入するならば、S1Rレンズキット予算+7万円で買えてしまいます。
って書いてたら、幸か不幸か3月4日で終わっていました。
しかしこれ、全然ありではないですか…
憧れのLEICAも!
ライカM10 Typ 3656 や M-Pあたりなら56万円もあれば中古の玉がなくはないです。滅多になさそうですがマップカメラでは何度か見ました
こちらもやはりボディのみですが。
レンズなんてカメラ屋行ったら転がってますよ。
やばい…ライカが買えてまう…
GFXはともかく、ライカは確実にパンドラの箱ですよね。
もし間違って買ってしまえば、きゃーズミクロン!だの、うぎゃーエルマリート!などと言ってさらなる苦悩が始まるのが目に見えています。
まとめ
というわけで、S1R欲を抑えるために書きはじめたこの記事ですが、新たなるよりひどい選択肢を増やしてしまう結果となってしまいました…
オーロラも見に行ける!!!
なんと、調べてましたら30万くらいでオーロラ見に行けるじゃないですか!!
国内移動や諸々合わせても余裕で行けるじゃないですか…
まじか…
死ぬまでに1度は見たかったオーロラが…
ぐぬぬ…