いよいよ発表されました、オリンパス OM-D E-M1X。
発表数日前から完全にリークされてその噂通りの内容となりましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的には非常に気になる性能が多々あり、食指がピクピクしていますがちょっとその内容を振り返ってみたいと思います。
すごすぎるその性能
驚愕!7.5段分の手ブレ補正
その手ブレ補正能力はなんと、本体のみで最大7.0段分にもなります。
しかも私も愛用するM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを使用した場合7.5段分の補正にもなります。
ちょっとなんだか凄すぎます。
OM-D E-M1 markIIでも12-100mm F4.0 IS PROとの併用で6.5段分の手ブレ補正を実現していて、これでも凄すぎたんですが。
普通に広角で3秒程度なら問題なく撮れてしまいますし、どこかにもたれかかれば10秒超えでも可能です。
ただこれも歩留まり100%とはいかないので、保険のために何枚か撮らないといけないですし、2秒を超えたあたりから精神的負担が大きくなります。10秒ぶらさないことをに意識を集中して構えるだけで精神的にやられます。
慣れてくると撮っていることを忘れて構えずに撮るという技法を確立することもできるのですが、いずれにしてもかなり疲れます。
というわけで、もし手持ち10秒で撮っていたものが一段分増えて20秒となった場合、人間の精神力が保てるかという新たな課題が出てくると思います。
流石に自分は10秒超えでの疲労を体験したこともあり20秒にチャレンジしたいとは思わないので、6.5段分でもお腹いっぱいという感じなので、こんな性能いらないかなと思えなくもありません。
とはいえ、2〜3秒の手持ち撮影の歩留まりが100%になるのなら大歓迎ですし、200mmの望遠域でも2秒の手持ち撮影が余裕でできるとなればグッと実用的ではないでしょうか。
そう考えるとかなり惹かれますね… 欲しいなぁ 🤤
50MP手持ちハイレゾショット
センサーをずらしながら8枚撮影し高解像度画像を生成するハイレゾショット。 8000万画素相当での記録も可能ですが、その仕組み上、三脚に設置し絶対にブラさないことが必須でした。
それが手持ちで撮影することができるようになるようです。なんと手持ちでは16枚の合成で仕上がりは5000万画素相当となります。
今までハイレゾショットを撮影してきた身からすると、なんだか意味がわかりませんが、ペンタックスK-1 markIIも同等の機能をすでに持っていてそれは手ブレを利用してセンサーずらし分ほどを残して連写するようです。
しかし、それがどの程度の精度で実現できるのか、若干疑わしい気もします。
そもそも、OM-D E-M1 markIIのハイレゾショットが同じような仕組みながらLUMIX G9 PROのハイレゾモードと比較して今一歩なんですよねー。
ただオリンパスも黙ってこの状況を見過ごすわけではないでしょうから、手持ちハイレゾとともにハイレゾショットの高精度化を図ってくるんじゃないでしょうか。そう信じています…。
不安は隠しきれませんが💦
サンプル画像は、引きで見たときの精細さはものすごいのですが、等倍で見ると結構シャープネスがきついんですよね🤔
基本的にあまり三脚を持ち歩きたくないということもあって、手持ちハイレゾショットには非常に期待してしまいます。
5000万画素が画質的にもデータサイズ的にもちょうど良かったので、今回のサンプルぐらいの画質を手持ちでと考えるとかなり実用的かと思えます。
ハイレゾのためだけに三脚を持っていくことも多くその荷物が減るのも良いですし、横着して三脚持っていかずにハイレゾを撮れなくて悔しいことも何度かあったので、それらから解放されると思うと…
いやあ、欲しいですね… 🤤
マルチセレクター(ジョイスティック)搭載!
いくら液晶をなぞってAFポイントを移動できると言っても、ジョイスティックがあると操作性がすごく向上します。
LUMIX G9 PROで身にしみました。
E-M1 markIIでジョイスティックがなかったことを散々言われたんでしょうかね。
縦横2カ所、8方向入力で対応してきました!
これが一番嬉しいかも(笑)
NDフィルターいらず?!ライブND
なんと、複数の露光画像を組み合わせることでスローシャッター撮影ができる「ライブND」という機能を搭載しています。
その減光効果はND2~ND32相当。
これめっちゃよくないですか?
レンズに合わせてフィルターを買う必要もなくなりますし、何と言ってもM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROのような出目金レンズでも、角型フィルターを使わずに減光できます。
流石にハーフNDのようなことはできませんが、大半のNDフィルタの役割ははたせますね。
ファームアップでND400とかハーフNDとかできるようにならないですかね?!
これができるなら全然難しくない気もなんとなくしますがどうなんでしょう?!
まだ発売されてもいないのにファームウェアアップデートの話とか(笑)
0.83倍の大型EVF
E-M1 markIIで不満だったEVFの倍率がLUMIX G9 PROと同等の0.83倍(35mm換算)になります。
でも解像度は据え置き236万ドットなんですよね。なぜ…
LUMIX G9 PROは約368万ドットなんですよ。
うーん🤔
インテリジェント被写体認識AF
AIディープラーニングを使った被写体認識AF。
モータースポーツ、航空機、鉄道の3つのジャンルの被写体を検出できるようですが、どの程度自動で使いものになるのかは未知数ですね。
今後のファームアップで被写体のジャンルを増やして欲しいところですが、どうなりますでしょうか。
動物、しかも鳥とかこないですかね!?
しかし、これも使ってみないと実用性がなんともいえませんけど、 実際触っている方の動画をみましたらなかなか良さそうではありました。
Log撮影に対応!
動画班にとってはこれが一番大きいでしょうか。
相変わらず29分制限があるものの、超強力な手ぶれ補正とバリアングル液晶でGH5勢に肉薄しそうです。
残念ながら4K60Pは見送られたようですが、LUMIX G9 PROも撮れても10分ですからね😅
フィールドセンサーを内蔵
GPSセンサー、気圧センサー、コンパス、温度計などのフィールドセンサーを内蔵しています。
フリッカーレス
おお、そういえば今までなかったのか?
だんだんコメントが雑になってきましたね😅
買わない理由としては
上記以外は据え置き?
AFも連写もスペックシート上はE-M1 markIIから据え置きなんですよね。
確かにすごいカメラだとは思うんですけど…
まあ、E-M1 markIIがすでに完成の域だったといえなくもないですが。
大きさ重さ
見た目も縦グリップつけたE-M1 markIIとほぼ同じなのですが、重量も約80gしか違いがなく、E-M1 markIIでも縦グリップを常につけていた自分としては全く問題ないです。
まあ、プロフェッショナルモデルとしてこのボディサイズは良いと思います。
ただ、どうせボディ大きくするなら液晶も大きくしてもよかったんじゃないかとか、思わなくもないです。
よくよくみないとE-M1 markIIに縦グリップつけただけにしか見えませんし(笑)
お値段
まあ、一番の買わない理由はこれですよね。
36万5,000円(税込)
いくらマイクロフォーサーズ界の1Dx markIIといえども、強気すぎるんじゃないかなという気もします。
ちなみに価格コムの初値が32万8,530円でした。
意外とオリンパスって値崩れしないんですよね。
25万でも大いに躊躇しますが😅
まとめ
というわけで、すこくソソられて記事を書き始めましたが、本当に買わない理由を書いて終わりました。
注目すべき点をおさらいすると
7.5段分の手ぶれ補正
手持ちハイレゾショット
ジョイスティック搭載
ライブND
大きくなったEVF(解像度据え置き)
インテリジェント被写体認識AF
Log撮影に対応
そんくらいだったでしょうか。
いや、十分すごいんですけどね。
あとは、高感度ノイズ耐性とかダイナミックレンジとかどのていで進化しているかにもよりますが、今のとこE-M1 markIIに縦グリップつけたのと値段の差ほどの性能差があるとも思えないんですよね😅
ただ、防滴防塵、堅牢性はさらなる向上を遂げているようですね。
なんか画像でめっちゃ噴水浴びてましたよね
オフィシャル映像であんなの初めて見ました(笑)
発売日
2019年2月7日 AM11:00 予約開始(オリンパスオンライン)
2019年2月22日発売 となります!!!
さあ!どうする?!