【2021年6月更新】
先日、Yahoo! ショッピングの期間限定ポイント消化のために(言い訳)27インチのモニターを買ってみました。
- 大画面でゼルダがやりたい!
- 27インチIPS液晶でこの値段
- Switchのモニターとしての結論
- 同梱物はこんな感じ
- 組み立ても簡単
- 接続はこんな感じ
- iMac(late 2012)27インチのサブモニターとして
- サブディスプレイ解像度問題
- キャリブレーション
- Lightroomも使いやすい
- ちょっと残念な点
- メインとしてはどう?
- まとめ
人格的に集中力不足なので、モニターがたくさんあると、余計タスクがこなせないような気もしましたが、ダメなら電源切ればいいだけなんでなんとかなると思います。
大画面でゼルダがやりたい!
壊れてしまったので、TVのない生活が数年続いています。 もともとTVの放送自体はほとんど見なかったのですが、映画とゲームが大画面で楽しめなくて😂
Nintendo Switchを買って楽しんでるのは良いものの、大画面でプレイしたい欲望が、当初からめっちゃあるんです。
ゼルダもそうですが、マリオもスプラトゥーンも若者向け(?)なので近老眼のハイブリッドアイズな私には非常に文字が読みづらいと言う試練が待ち構えていました。 switch本体の画面では文字が小さくて読めないんすわ(^^;
27インチIPS液晶でこの値段
正直なところ価格に飛びつきました。 今回、目立って安かった LGのモニター ディスプレイ 27MP38VQ-Bを購入しました。
なんと、これでIPS液晶(液晶パネル駆動方式)です。
駆動方式の種類としては視野角が狭く安価なTN、コントラストは高く反応速度も良いVA、色再現性よく視野角が広いので写真やグラフィックのプロ用途に向くIPSという区分らしいです。さらに最近はそれぞれ改良され、VAもかなり健闘しているようです。
14年前、23インチのシネマディスプレイを47万円で買った身からすると、タダみたいな価格。いやむしろお釣りがくるくらい。実質無料超え。 それが、一万円台ですからね。
すでに買わない理由がもうなくなりましたよね。
今回のレビュー品は 27MP38VQ ですがすでに販売終了しています。
同等スペックの後継機はこちらになります。
Switch モニターなどで検索してこられる方が非常に多いので先にSwitchのモニターとしての使用感を書いておきます。
Switchのモニターとしての結論
筆者がSwitchでやっているゼルダやマリオやスプラトゥーンやマリオカートくらいでしたら、全く違和感も支障も感じずプレイできます。
【2020年6月追記】上記後継機(27MK430H、27EA430V)のスペックを見ると応答時間(ms)5ms(GTG High)となっていますので、ゲーム用途としても十分な反応速度があります。(7ms以上高速なものがゲーム用として適切と言われています。)
やっばりゼルダみたいな壮大なゲームは大画面(と言うほど大画面でも無いが)でやるべきだと痛感しました。面白さが倍増しました。
いやー本当買ってよかった!!
【追記】大画面ということならこれも買いましたが、超おすすめです。
というわけで、このモニターを買ってみたのですが、値段を考えると非常にメリットが多くて良かったのでレビューしてみたいと思います。
同梱物はこんな感じ
DVIケーブルやアナログのモニターケーブルが付属します。何が入ってるかわかりませんがCDも入ってます。CDって。 あと、アームというか脚と台座と電源系と保証書です。
組み立ても簡単
台座を脚にコインでネジ止めして、モニターにはめ込んでビスを2箇所止める感じです。まあ結局ドライバーが必要なのはあれですが、簡単です。 iMacと比べると、ちょっとどころか、かなりグラグラして頼りないですが、動かすものでも無いですから問題無いでしょう。
接続はこんな感じ
大昔、MacbookProをTV に出力する用途に使っていた、miniディスプレイポートとDVIの変換コネクタがあったのでそれを使います。 断捨離してなくて良かったです。
純正めっちゃ高かったのですが、非純正だとこんなに安いのがあるんですね。
【追記】iMac2019だと接続できないトラブルがありました。
iMac2019 Thunderbolt3 - DVI変換アダプターで認識できないトラブル
HDMIにはswitchを接続します。
【追記】現在HDMI機器が増えたので切り替え機使っています
switchの音声をモニター経由で出力してMacで使っているLEPY(デジタルアンプ)につなげたいと思います。 LEPYはもう一つ入力端子があるので(ステレオミニプラグ)モニターのイヤホン出力とつなげます。
あ、ちなみにこのモニターはスピーカーが内蔵されていませんよ。 この価格帯のモニターにスピーカーがついてても、どうせしょぼすぎて使わないのですが。
LEPYの入力が2系統あるわけでは無いので、どうなるかと思いましたが、ミックスされるものの、半自動切り替えのような音量変化がおきます。
Macとswitchが同時に鳴っている時はMacが優先されメインでミックスされ、Macの音声が出ていないと、時間差でswitchの音量が大きくなるような感じです。 案外使い勝手が良いです。
ちなみにLEPYはめっちゃ安いのにクソ音が良いので買ったほうが良いですよ。
格安自作スピーカー(秋月電子250円スピーカーとLepyデジタルアンプ)がめっちゃ良い音でおすすめ
【追記】その後LEPYが壊れたのでこれを買いました
設置時の見た目と入力切り替えのしにくさ微妙ですが、USB接続時の音質がめちゃくちゃ良いです。
オーディオケーブル(ステレオミニプラグ オス-オス)がなかったのでこんなのを買いました。
Anker 3.5mm プレミアムオーディオケーブル (1.2m) AUXケーブル ヘッドホン、iPod、iPhone、iPad、ホームステレオ、カーステレオ他対応(ブラック)
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全部つないだら背面こんな感じ。 アナログVGA以外、全部塞がりました。
iMac(late 2012)27インチのサブモニターとして
円高絶頂期に購入したために、ほぼフルスペックでも20万ちょいという破格だったiMacですが、5年経過した今でも、大きな不満なく使い続けられています。
とはいうものの、Evernoteで資料を見ながら作業をしたり、複数のブラウザを立ち上げて参照しながらBlogを書いたり、Lightroomで拡大表示も見ながらセレクティングを行うなど、マルチモニターの有効性で、もっともっとiMacが活きてくるのではないかと予測されました。
まさにその予測通りで、マルチモニターを使うことによって Janetterで複数のTwitterタイムラインや検索結果を見ながらブラウザでリプを飛ばしたり(なぜかJanettarでは書かない)、 大画面でYoutube Live見ながらマストドンでトゥートしたりDiscordを眺めるのも やりやすくなりました。(予測と違いますかね)
サブディスプレイ解像度問題
もちろん買う前から分かっていたのですが、iMac(late2012)27インチは2560×1440のWQHD で方や今回購入した27MP38VQ-Bは1920×1080のFull HDでした。
意外とこの差は大きくて、iMacのモニタからウィンドウをドラッグしていくと2倍近く拡大されてしまいます。いや、数値的には1.33倍なのですが感覚的には2倍近くに感じてしまいます(面積的には1.78倍だからか) 結構これには違和感を感じます。
解像度的に同じ大きさのFinderのウインドウですが、これだけ見た目の大きさが変わります。
逆に老眼に優しい
単純に文字が大きくなるので、近眼老眼には優しいです。
iMacのモニターだとググッと近寄ることが多かったのですが、このモニターだと近寄らなくても大丈夫です。 むしろ近寄ると粗が(ドットが)見えていけません。
解像度的にメインでは物足りないものの、もしサブが4Kだと逆にどっちがメインかわからなくなるし(安価な4Kだと発色がメインとしては…)、WQHDのモニターなんてのもあまり見ないので、まあ、サブとしては良い落としどころではあったかなと思います。
キャリブレーション
会社から、10数年前のキャリブレーターを持って帰ってみましたが、うまく認識されませんでしたので、機械での調整は諦めました(笑)
というわけで感覚だけを頼りにiMacに色を合わせてみました。 iMacは数年前に先ほどのキャリブレーターで作成したプロファイルを割り当ててます。のつもりでしたが、今見てみたら標準のプロファイルでした(笑)
なんか難しいですね。
モニターの色を正しくするために、センサーを使って色を判定して調節(キャリブレーション)するのですが、そのセンサーが使えなかったので、自分の感覚でやりました。というわけです。 かなりいい加減なものになりますが、やらないよりは全然良いです。
で、やってみたら意外といい感じに合いました。
ただし、この写真だと結構あっているが…
この写真だとサブ(右)のほうはグリーンがかぶってる
安物とはいえIPSだけあって、突拍子も無い色では無いようです。 ちなみに設定はこんな感じ。
ただ、個体差もあれば環境光にも左右されやすいので、参考程度にもならないかもしれませんが。
どうしても完全には合いません。
さっきの比較画像のように、 白いものを比べると若干サブディスプレイの方が緑がかって見えるけども、 うっすら赤いものを見るとまだサブの方がマゼンタかぶってたりしてます。
あと、部屋が明るいと輝度が足りなかったり、 コントラストをあげようものなら設定による変化も不安定 なので、その辺は価格なりかなというところです。 黒も浮き気味ですが、DVI接続で黒レベルの調節はできないっぽいです。
【追記】結局キャリブレーターを買いました。
どっちにしろ、モニターのスペックが違うので完全に合うことはありません。 手間やD65の基準に近づけることが容易にできるので買ってよかったです。 サポート期間とキャリブレーションの速さを考えると最新モデルがオススメです。
Lightroomも使いやすい
多分、サブディスプレイを使うLightroomユーザーの多くの人と同じく、メインディスプレイに現像画面をおいて、サブディスプレイにライブラリを表示しているのですが、これはなかなか快適です。
できることならサイドのツールやパレット(パラメーター?)なんかもサブ画面に追いやりたかったのですが、それはできないっぽいです。(もし出来るのなら教えてください!)
この設定だと、サブディスプレイの品質が写真に影響しないので、Lightroomを使われている方は、このくらい安いモニターでもいいので導入すると、かなり快適に作業をすることができると思います。 最初はいうほどでも無いかな?と思ったのですが、3日使っただけでサブディスプレイが無いと生きていけない体になりました。
ちょっと残念な点
解像度が低かったというのは自分の判断ミスなので除外しますが、強いて言うなら次の4点でしょうか。
視野角による色の変化はある
サブディスプレイの距離角度で見ると端の角が少々マゼンタ被りしますね。
日が差し込む時間帯での輝度不足
環境光が変わった時の変化に弱い感じです。 自分の使用環境的に、午前中は背後から日が入る部屋なので、その時は設定変えても輝度不足で画面が見づらくなります。コントラストも色も微妙な感じです。 iMacの方はなんてこと無いのですが。
インプットの切り替えボタンを押す回数がよくわからない
ボタンの反応が悪いというか、映像信号の検出に時間がかかっているのか、よくわかりませんが、連打してうまくいくと切り替わる感じです(^^;
安定感が無い?
たまにすごく階調が悪くなる時があり、Finderのリスト表示の罫線が見えなくなることがあったりしました。電源ONOFFで直りましたが、不安定ですね。 まだ一回だけなので様子を見たいと思います。
メインとしてはどう?
性能的には、これしか知らなければこれで十分かもと思えなくも無いです。
変な書き方をしてしまいましたが、室内の明るさや色温度が一定で、最初にある程度基準となる発色をキャリブレートできるなら使えなくはないと思います。
一定の環境での発色は十分綺麗だと思います。
ただiMacのモニターと比べると、環境光の変化によって見える色の変化が大きいですし、暗部の階調は若干見えづらく感じました。(自分のモニターがまだ安定していないだけかもしれません) まだ、使って数日の判断なのでわかってないことも多いですが。
あ、モニター標準の色温度設定で使ってるとウンコみたいな色になるので気をつけてくださいね。
あと解像度的に、今時メインを買うならFullHDは足りないかなぁと思います。 作業スペース的にもそうですが、離れて写真を見ていても完全にドットが目視できちゃいます。
まとめ
まあ、1万円台ですからね〜めちゃくちゃコスパ高いですよ。 発色もそこそこ良いですし、サブに買うならこれで十分では無いでしょうか。 デザイン制作や写真現像、ブログ執筆などの作業効率が格段とUPすることを考えれば、本当にめちゃくちゃ買ってよかったです。
よし、今日はマリオやろう!!
同等スペックの後継機はこちらになります。