先日、海外のDPreviewと言うデジタルカメラのレビューサイトで何気なくいろいろなカメラの画質を比較していました。
何気なく画質の比較とかって既にどうにかしてる感がしなくもないですが😅
E-M1 markIIのハイレゾショット
そうしていくうちに、OM-D E-M1 markIIのハイレゾショットの画質がどれぐらい、“欲しくてたまらなかったSONY α7R III” に拮抗しているのかを確かめたくて見てしまっていました。
センサーをずらした8回のショットを合成して8000万画素相当で撮れるハイレゾショットですが、(そのサイトで比較できるのはJPEGの5000万画素相当)残念ながら、 α7R IIIの足元にも及ばないような画質でした。
通常の撮影に比べれば、はるかに高精細ながら、やはり生のフルサイズ高画素にはかなわないなぁと実感しました。
E-M1 markIIのハイレゾショット
LUMIX G9 Proにもハイレゾモードが
ふとパナソニックからスチル撮影向けのハイエンド機としてリリースされたLUMIX DC-G9(G9 Pro)にも、ほぼ同じ仕組みのハイレゾモードが搭載されていることを思い出しそれも比較してみました。
α7R IIIと同等以上?!
ぜひこのDPreviewのリンク先をご覧ください。
Studio shot comparison: Digital Photography Review
なんとα7R IIIにも負けずとも劣らないほどの解像感をたたき出しているではありませんか。
ニコンD850や中判センサー機のFUJIFILM GFX 50Fなどに比べても全く引けを取っていなくないですか?!
JPEGだとシャープネス強めで解像感を増しているのかとも思いましたが、RAWでもしっかり解像していますし、そもそも描写されていなければシャープをかけようもありません。
ハイレゾならα7R III 食ってません? 左α7R III 右G9 pic.twitter.com/lcnIzF87kz
— Toshimitsu Fujii (@toshiboo) 2018年3月15日
リアル高解像度が欲しかった
ほんの少し前まではα7R IIIが非常に欲しくてたまらなかったのですが、その理由の1つとして、4,240万画素の高解像度と言う点がありました。
オリンパスE-M1 markIIのハイレゾショットでもかなり高精細な写真が撮れるものの、等倍鑑賞向きというよりかは、どちらかと言うと標準のショットをより高精細に見せると言うような使い方でした。
なのでトリミングをして等倍表示近くで鑑賞するには少し甘めの描写になっていました。
いや、十分解像感あるのですが、見比べてしまうと…人間の欲求は罪深いですね。
(この比較を見るまでは十分だと思っていました…)
ところが、このサンプルを見る限りですがG9 Proのハイレゾショットは等倍表示でもフルサイズの高画素機と肩を並べるような解像感と画質を見せてくれています。
↓ DPreviewのG9ハイレゾ作例です。等倍で見るとスゴいとこまで写っています。
Real-world test: Long exposures with Panasonic G9's high-res mode
パナソニックの過小評価
自分がサブ機としてGX7 markIIを購入した際にびっくりしたのは、パナソニックのカメラが意外にもすごく良かったと言う点でした。
パナソニックのカメラと言うと古参カメラクラスタには敬遠されがちな印象も受けます。
そもそも家電メーカーのカメラというかこともありますし、何しろ最初に「女流一眼」なるキャッチコピーで売り出したこともあり、本格的なカメラというイメージとは対極に行ってしまいました。
それ以来、パナソニックのカメラはエントリー向けと言うような印象を拭い去るのが難しくなっている気がします。
ところがどっこい、実際に使ってみるとオートフォーカスは爆速だし操作性も良いし、画質も悪くないし、全く普通に一眼カメラとして戦っていくだけの実力を備えていました。
しかもビデオ派生の4Kフォト(G9 Proでは1800万画素相当の6Kフォト。画質とハンドリングのバランス良さそう)やフォーカスセレクト、時空間ノイズリダクション(なにこれスゴい)など、他のメーカーにはない面白い機能も搭載しています。
G9 Proのハイレゾモードも、もっと話題に上ってもおかしくない気がするのですが、少なくとも自分の周りではあまり話題になっていません😐
どう考えても、もっと評価されるべきカメラなんですよね。
スペック的に不足がない
G9 Proのスペックシートを見ていますと、E-M1 markIIに比べても全く遜色のない性能です。
ボディのみで6.5段分の手ぶれ補正や225点のAF測距点、20コマ/秒のAF追従での連写、瞳認識やOLEDファインダーなど遜色ないどころかはるかに上回っているのですが、強いて言えば気になる点は像面位相差AFを搭載していなくコントラストAFのみとなっていることです。
これに関しては、パナソニックは頑なにコントラストAFを貫いており、実際GX7 markIIでもコントラストAFを使用していますが、像面位相差AFなんて必要がないんじゃないか?と思える位の爆速オートフォーカスを実現しています。
自分が実際使用していないので、AFの追従性が気になる点でしょうか。
あと、なぜか電子シャッターの長秒が1秒までしか対応していません💦
パナソニックの値下がり
あと早期ゲットユーザーならやきもきする話ですが、パナソニックのカメラの値下がり率とそのスピードがなかなかすごいです。
そもそも、デジタル機器であるカメラボディは値下がりやむなしなんですが、それにしてもパナのカメラはなかなかの勢いで値下がりしてくれます。
このG9 Proも価格コム最安値によると、発売開始2カ月足らずで4万円近くも値下がりしてしまいました。発売開始値はE-M1 markIIとほぼ同価格帯であったのですが、発売から1年3ヶ月以上経つE-M1 markIIをわずか2ヶ月で下回ってしまいました😅
自分がGX7 markIIを購入したのも、この値下がり率によるコスパの高さのせいだったのですが、これから買おうとしている方にとっては、いつ買ったらいいか判断つけにくいですよね😅
マイクロフォーサーズユーザーならボディを買うだけ
4000万画素オーバーの高画素機を手に入れたくて、α7R IIIを買おうと思えば標準ズームレンズを含めて50万円はくだりません。
E-M1 markIIをシステムごと売って買い換えるにしても、予算的に望遠域に手が出ないでしょうし、強力な手ぶれ補正や連写性能や携帯性を失ってまで乗り換える気がしません。
で、一番欲しいのは風景写真の時に使う高解像度なんですよね。
そう考えると、三脚必須とはいえども、G9 proボディを追加するだけでα7R III欲望を抑えられる気がしなくもないです。もちろんレンズ資産はそのまま使えます。
操作性や機能的に問題なくレンズの相性問題もなければ、E-M1 markIIを下取りに出せば、手出しは最小限ですみますし。
しかしオリンパスは
しかしこのハイレゾモード、ハード的にはオリンパスのそれと大差ない気がするのですが、なぜE-M1 markIIとG9 Proの画質差がこんなにあるんでしょうか。
ちょっとこの差はいかんとも滋賀大 左 E-M1 markII 右G9Pro pic.twitter.com/TodvrEYwuJ
— toshiboo (@toshiboo) 2018年3月15日
逆に考えると、ファームウェアUPで画質UPも期待できるんじゃないかとも思えますが、どうなんでしょうね。
そんな神ファームがきたら一生オリンパスについていくのですが。
というわけで、今晩もマップカメラで試算をするのでした😅
あれ?儲かるぞ🤔 pic.twitter.com/Mu20LTzjiE
— toshiboo (@toshiboo) 2018年3月17日
下取りに出して交換購入した時の買取額UPがとても魅力的なのですが、同時に使い比べたいんですよね…💦
「ダメなら売ればいいじゃん」という金言が脳内を駆け巡る日々です。
結局購入したのでハイレゾ対決しました!